Neetel Inside ニートノベル
表紙

何某の日常
ワタナベ・コード

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 晴れた昼下がりの美術室には、石膏の胸像がまるで日向ぼっこをしているように、窓際に置かれている。
 昼休みの後の五時限目、選択科目の美術の授業中だ。
「どうー、出来たー?」笠島さんが俺の絵を覗き込む。
 次の瞬間、笠島さんは僕の絵を見てクスッと小さく笑った。
「すごい面白い絵を書くねー」
 自分のキャンバスに目を移す。
 心象風景画、と言うものはどう描いたらいいのかさっぱり分からないから、キャンバスの上に有名画家(らしい)の絵画から適当に選んだモチーフを煩雑に踊らせているだけ。
 そんな適当な絵を、誉められるとは……もしかしたら、ただけなされてるだけかもしれないけど。
「……そうそう、そうやって自分の心の中を絵で表現するの」
 オカマ疑惑浮上中の美術の石谷先生(男)の声が、何処からか聞こえた。声のする方に目を向けると、そこには渡辺がいた。いつも通りに猫背になってキャンバスに向かっている。
「何描いてんだ?」
 渡辺の絵を覗き込むと、何とも言えない風景がそこにはあった。
 言葉にし難いその絵にコメントを失っていると、渡辺が恥ずかしそうに口を開いた。
「沢辺君、僕の絵、すごいの?」
「いや……」俺は答えに詰まった。
 渡辺の絵は、決して下手じゃない。むしろ上手い方だ。
 にしても、だ。
 なんつー絵だ。
 草原に太陽の塔がある。
 モアイが浮いている。
 ついでに人も、人かどうかも良く分からないが。
 これだけでもう十分なのに、それがピカソみたいな画風で描かれているのだ。
 果たしてこれが渡辺を表現できていると言えるのか、微妙なんだけども。
 それに、なんだか見れば見るほど、変な気分になっていくような気がして、まだ未完成だと言うのに謎の迫力がある。なんだか完成したのを見るのが怖くなってくる程だ。たぶん俺がこれを理解するには、あまりにも早すぎる。
「……上手いんじゃないか?」
 決まりの悪い台詞を残して、俺は自分の絵に向かった瞬間、
 ――下手だな。
 自分の絵を前にして、素直にそう思った。
 一瞬笠島さんの言った言葉が蘇ってきたが、もうけなしてるとしか思えなかった。

 その日の放課後も、俺達は美術室に籠っていた。
 今日中に作品を完成させる事になっているから、俺たちは、締め切り前の漫画家さながらに各々の絵に向かっていた。何人かは授業中に仕上がるけど、残りの何人かは居残りしてでも仕上げなければならない。かく言う俺も、美術部の面々から白い目の集中砲火を浴びながら、黙々と筆を動かしていた。
「やった! 出来た」
 そんな中、渡辺が喜びの声を上げた。
「ほぅ、いー絵じゃなーい」
 石谷先生にはそう見えるらしい。
「あ、神崎さん、見てコレ、凄いんじゃない?」
 神崎と呼ばれた女子――同じ2-3の生徒なのだけれど――は無表情、かつ無言で歩いてきて、その絵に一瞥をくれた後、僅かに頷いてさっさと戻っていった。……と思いきや、特につまずくところもないのにいきなり前のめりにつまずいたので、俺含めそこにいた人は皆、神崎さんを凝視していた。
「……」
 神崎さんは何も言わずに立ち上がり、すたすたと自分の場所に戻っていったのだけど、耳の辺りが赤くなっているのを見ると、相当恥ずかしかったのだろう。
「あ……神埼ちゃん!」
 他の美術部員が声を漏らす。
「あぁ! 大丈夫?」
 石谷先生の声もする。
 振り返ってみてすぐ、何があったのか分かった。どうやら当たり所が悪かったようで、神崎さんが鼻血を流している。それも両方の鼻の穴から。気付いた瞬間彼女は鼻に手をあてたが、恥ずかしいの二重奏は、多分彼女にはかなり堪えたように思える。
「…………」
「神埼ちゃん、これね」
 石谷先生がポケットティッシュを取りだした。それを手渡そうとしたが、今度は石谷先生が躓いた。石谷先生は立て直そうと前のめりによろけていたが、それが運の尽きだった。その勢いで窓際の棚に顔面を打ちつけ、その棚の上から落ちてきた胸像が、何とも上手い具合に倒れた石谷先生に直撃。
「……」
 石谷先生は担架で運ばれ、神埼は自分の足で保健室まで歩いていった。
 神崎さんが出た後、俺や他の美術部員は渡辺の絵を覗き込んだ。相も変わらす変な迫力が、俺を包み込んだ。コメントのしようもなかったので、さっさと戻ろうとした瞬間、何故かつまずいた。つまずくだけなら恥ずかしいだけで済むのだけれど、その勢いで側にあった机の角に頭を打ち付けた。
 なんだか懐かしい、そんな痛みがあった。
「だ、大丈夫!?」
 美術部員が駆け寄ろうとしたのが見えたが、次の瞬間、どういう訳か俺の足に足を引っかけ、その体重の掛かった肘が、吸い込まれるようにして俺のみぞおちに――
 ――気付いたら保健室にいた。

 翌日の放課後。
「へぇ~ぇ、これが渡辺君の」
 中嶋が絵を凝視している。穴が開きそうだ。
「……コメントに困るな」
 浅田が遠巻きに、何とも言えない顔で見ている。
「……まぁ、上手なんじゃない?」西野が言う。それに合わせるようにして、浅田も頷く。
「まぁな。でも、変な感じがするんだよ」
 渡辺が浅田を見つめた。
「んー……そうだな、何かアヤシイ雰囲気みたいなのが」
 モアイや太陽の塔がある時点で、怪しいのは当然だ。もう一度、絵を直視した。モアイと目があった。何とも言えない雰囲気になり、耐えられなくなって視線を外した。
「ま、西野の言う通り結構上手いから、別段どーってこたねぇよ。もしかしたら、画家にでもなれるかもな」
 さ、帰るかー、と大きな伸びをした浅田は、そのまま教室を出て行った。
「あたし達も行こうか」
 西野と中嶋も立ちあがった。
 だが、その後すぐに、浅田の「ふんぎゃあぁぁ」という悲鳴を聞き、みんな教室の外に飛び出して行った。
「な、なんじゃこりゃ」
 見ると、階段の踊り場で、浅田が伸びている。その近くにはどういう訳かバナナの皮が。
「なんでこんな所にバナナの皮が落ちてんだよ! 公然とポイ捨て出来るモンなのコレ!?」
 浅田が叫んだ。確かに気になる。何でこんな所にバナナの皮があるんだろうか。
「や、それ踏んづけるのも、どうかと思うんだけど」中嶋が笑いながら呟く。
「うるせーよ。あるなんて思わなかったんだからしょうがねーだろ」浅田がむすっとして、バナナに目をくれる。
「まあまあ、誰か助けてやれよ」
 俺はそう言って浅田のいる方へ歩くが、俺は、何故かそこにもう一個あったバナナの皮を踏んづけ、その場で尻餅をついてしまった。そして、踏まれたバナナの皮は宙を舞い、浅田の頭にパサッと被さる。
「だから、何でバナナの皮があるんだよォォ!!」
 浅田が頭の上の皮を床に思い切り叩きつけた。
「そんなバナナ……なんちて」
「全然上手くねーんだよ!」
 浅田はバナナの皮を中嶋に投げつけた……つもりだったが、その軌道は大きく逸れて西野の顔面へ。そして、意表を突かれた西野の顔に、バナナの皮がベッタリと張り付いた。
 浅田の顔が引き釣る。
「そ、そんなバナナ……」
「……お上手ね」
 震える声で浅田に迫る西野。派手に転んだ浅田には、逃げ出す体力も残っていなかった。

 その日の帰り道、満身創痍の浅田がおもむろに口を開いた。
「俺が思うにだな……あの絵は呪われている。間違いない」
「はい?」
「間違いない。見た者を不幸にする絵だ」
 いくらなんでも、人の渾身の作品をここまで言う人間も珍しい。
「だって、考えても見ろよ。見た奴が片っ端から痛い目見てんだ。呪われていてもおかしくねぇだろ?」
 それは浅田だけなんじゃ?
 と思ったが、確かに、思い当たる節はある。絵を見た人が本当に不幸な目に遭っているのは確かだし、呪われていると言われても不思議ではない。
「でもさ、片っ端って言っても、まだ見た人が皆不幸な目に遭っている訳じゃないし、まだ決めつけるのも早いんじゃ」
「ははん、さては怖いのか?」
 浅田の予期せぬ一言に、ドキッとした。
「違うって。そんなん認めたらこここ怖くて寝れねぇよ」
「思いっきり矛盾してんじゃねーか」
 俺は浅田に突っ込まれ、小さく咳払いした。なんとか形勢を立て直さないと……。
「……とにかく、俺が言いたいのは、呪いなんてのは所詮、ただの偶然だって事だよ」
「は? お前本気で言ってんの?」
 浅田は突然、喧嘩腰になる。
「……上等じゃねーか、何なら賭けたっていいぜ?」
「……分かった、認めるよ」
 浅田が「賭けてもいい」と言った事は大体当たるので、その時は素直に負けを認めることにしていた。
「ふふん、勝った」
 ただ、その度に浅田のどや顔を拝む事になるのだ。その時の浅田は、本当に憎たらしい顔をするのだ。殴りたくなる衝動を押さえていると、浅田は続けた。
「……けど、呪われてるとすると渡辺が心配だな」
「どういう事?」
「アイツ、あれをいつも持ってる訳だろ?」
 浅田の言いたいことは大体分かる。描いた本人が呪われるのもどうかと思うが、渡辺が心配だ。明日、変な事にならなければいいけど、と思ったが、見事に予感は的中してしまう訳で。
 翌日、寝ぼけ眼で学校に来た俺だが、目の前に、明らかに元気のない中嶋がいたのを目撃し、ただ事ではない、と直感した。
「あ……おはよー」
「どうしたんだよ、中嶋」
「うん、今日双子座アンラッキーでさ」
 そんなことで落ち込むのかよ。と思ったが、話には続きがあった。
「それで、まぁ占いだし、なんて思ってたら、学校行く途中で、自転車のタイヤが2つともパンクしたんだよ……そのせいで生ゴミに突っ込んだんだもん……」
 そんなバカな……。口があんぐり開いたまま戻らない。
「それはまだいい方なんだから。西野なんか、寝坊してお弁当忘れて、電車が止まってまだ閉じ込められて、ケータイの充電切れてて、もう泣きたいって」
 ……同情できない事もないが、それはほとんど彼女に責任があるような気がしないでもない。
「直人、俺の言った通りだろ」
 浅田が身を乗り出してきた。
「どういう事?」
 事情を知らない中嶋は「?」という顔をしている。その顔を見て、浅田は得意気に語り出した。
「あの絵だ。100%呪われてる。絵を見たら不幸になるんだよ」
「うーん、確かに」
 中嶋は必死に記憶を引き寄せているような顔になった。
「でもさ、コイツは違うって言ってるんだ」浅田は俺を指差した。
「ふーん」
 じろーっと俺の方を睨むと、ははーん、と分かったように頷いた。
「怖いんでしょー」
「ばっ……」
 俺はうろたえた。
「やっぱり、怖いんだー」
 にやーっと笑みを顔満々に広げ、中嶋はうんうんと頷いた。
「そら、誰が見ても怖がってるようにしか見えねぇだろ」
「……って言っても、やっぱり怖いんだよ」
 俺は開き直った。心の中では涙目なわけだが、顔ではどうにか平静を装って見せた。
「じゃあさ、ホントにコレが呪われてるのか、確認してみようぜ」
 浅田がそう言って、中嶋と顔を見合わせた。二人はもう既に、いたずらっぽい笑みを浮かべていた。
「おい……ちょっとま……」
 待てよ、とまで言わせずに、浅田と中嶋は行動を開始した。まず、渡辺の机の横から絵を見つけ出した。というか、普通に立てかけてあったんだけど。
「おい、絵を見るんじゃないぞ」
「ラジャ!!」
 そう言って、浅田と中嶋は、キャンバスを外へ運び出した。
 ――絶対に誰かに見せびらかす気だ!!
「やべっ……おい、待てよ!!」
 追いかける俺だが、教室を出た時には既に、第一の獲物がその絵を眺めていた。
「…………」
 神埼だった。一度痛い目を見ている神埼だが、まさか呪われているとは思ってもいないようで、その絵を相変わらず一瞥だけして立ち去ろうとしたその時。
「え、ななななな何で!?」
「うるさいうるさい!! 渡辺!! アンタの仕業でしょーが!!」
「だから、どう言う事なの――っ!?」
 遅れていた西野が到着し、渡辺を追い掛け回していた。
「……あれ、西野、呪いの事知ってたっけ?」
 中嶋が浅田に向き直った。
「あぁ、そういえば、昨日メールしたっけか」
 その、まさに鬼ごっこの最中に、神埼が通りかかろうとすると、すぐさま呪いが炸裂した。
「こんのぉぉぉ!!」
 我慢の限界なのか西野が手を上げた。ああ、この後の展開が読めてしまっているのが、この上なく辛かった。
「……ぶごふっ」
 まず、拳は渡辺に命中するかと思いきや、やっぱり、というか当然の摂理として神埼にメガヒット。そして、吹っ飛んだ神埼は男子トイレに一直線に投げ出され、そこにいた用務員のおじさんに神埼が衝突し、その手に持っていたゴミ箱が宙を舞い、すっぽりと神埼の頭に被さる。さらに中からガムの包み紙やら鼻かんだティッシュやらが飛び出してくるに至っては、ものすごく同情したくなる。
「いや、あの、あの人……」
「え?」
 西野が神埼……もといゴミ箱を被った女子高生に気が付く。
 その次の感想が「え……」である。
 そして、あまりにも凄惨な場面に、浅田と中嶋は声を失っていた。
「……なぁ……これ……」
「……うん」
「さてはアンタ達……!!」
 西野が鬼の形相で睨むと、二人がギクリとした。
「ちゃんと責任取れよ、お前ら」
 今度は俺の方を向いたが、直後に二人揃ってきょろきょろ周りをせわしなく見回した。
「え、何のこと?」
「だ、だよねー」
 二人は既に逃げる準備を始めていたが、いつの間にか後ずさる二人の背後に西野が立っていて、背中をむんずと掴む。
「逃がさないわよ」
 ……早業過ぎる。
「……ハイ、スンマセンデシタ」
「……ゴメンナサイ」
「あたしに言ってどうすんのよ。神埼に言え、神埼に」
 悪ふざけコンビは、完全に小っちゃくなった。

     

 翌日。
「渡辺、来ねーな」
 渡辺はどういう訳か、風邪をこじらせていた。
 そこに、その日のホームルームのあと、鳴海先生がこんな事を言ったのだ。
「お前ら、渡辺と仲良いよな」
「だったら?」
 てっきりいじめか何かだと思って身構えていたら、その予想を見事に裏切る言葉が返ってきた。
「この絵、結構邪魔なんだよね、いきなり倒れて来たりしてさ。だから……誰か、これ渡辺ん所まで持ってってくんない?」
「……!?」
 瞬間、ホームルーム後の解放感が一気に殺伐としたムードに飲み込まれた。
「……」
 4人は暫く静かだった。
 やがて、浅田がもごもご言い出した。
「おい……渡辺って、誰だっけ」
「あぁ……誰の事かな」
「し、知らない人だよねー」
「えぇ、まったく、人違いも良いとこよね」
「……」
「……」
「いや、誰かやるって言おうぜ」
「あの絵をか……」
「そんな事言われても、ね」
「やっぱり、無理よね」
「……」
「そうだ、そう言えば、直人、お前、呪いとか信じねぇって言ってなかったっけ?」
「え? そんなの、いつの話だよ……浅田こそ、今日は星座占い1位だってはしゃいでたろ。運が良かったらいくらかマシなんじゃないか?」
「んな訳ねーだろ。運勢持ってかれるっての……」
 そして、浅田は周りを見回す。
 そして、西野と目があった。
「な、何よ」
「……西野、お前確か渡辺と同じマンションに住んでたよな」
 びくっと西野の体が震えた。
「え、そーなの!?」
「い、いや」
 西野が狼狽える。
 次の瞬間、中嶋と浅田がニヤニヤし出した。
「うん、そう言うことなら!」
「こいつ以外に適任者はいないな!」
「……え?」
「じゃ、よろしくねー!」
「頼んだぞ、西野嬢!!」
「え、待っ……ちょっと!!」
 西野が止めるより早く、中嶋と浅田は教室から出ていった。
 教室が静かになった。
「……じゃ、俺も」
「待ちなさい」
 西野が俺の肩を掴んだ。
「……え?」

「……ほら、駅に着いたんだから、さっさと出なさい!」
 ここは備布(びっぷ)。
 行ったことのない場所に連れていかれ、勝手がわからずキョロキョロしている俺の手を、西野がぎゅっと掴んだ。そのまま引っ張られ、改札を抜け、いつの間にか出口に立っていた。
「ったく、恥ずかしいんだから……」
「……あの、言っちゃっていい、ですか?」
 しどろもどろに話すと、西野が俺を睨んだ。その睨みに堪えかねて、自然と敬語が口を突いて出てきた。
「何よ?」
 怯んで一瞬躊躇ったが、思いきって俺は言った。
「なんで俺を連れてきたんだ?」
「…………」
 嫌な沈黙だ。
「なんでって……そんな事どうだっていいでしょ?」
「……じゃあ、なんで俺がこの絵を持ってるんだ?」
 なぜか渡辺の絵は紙袋に入れられた状態で俺が持っていた。というか、持たされていた。それを指摘すると、西野の顔が一気に「うっ」という言葉を体現した様な、ばつの悪そうな顔になった。
「う……うるさいわね。そんなの、どうだって……」
「いや、俺の生死に関わるから。もしかしたら俺がヤバイから」
 俺は自分に訪れるかもしれない災厄を防ごうと必死だった。一方の西野は降り掛かる火の粉を避けるのに必死だった。
「旅は道連れって、言うじゃない?」
「いや、道連れの意味が違うと思う」
 う、と短く唸った西野は観念したように言った。
「……じゃあ、ジャンケンで決めましょ。これなら文句ないでしょ?」


「…………」
 状況は微塵も変わらなかった。俺は、ジャンケンにストレートで負けたのだった。
「文句は言わないでよね……ジャンケンで決めたことなんだから」
 あまりにあっさりと負けてしまい、腑に落ちない。文句を言いたいのをどうにか堪えてキャンバスを抱えた。
「大丈夫よ。見なければどうってことないんじゃない?」
 西野はそう言っているが、俺はその抱えている絵に、物凄い不吉な予兆を感じていた。そして、その予兆を裏切らない事が起こった。
 

       

表紙

仮宇土 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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Neetsha