Neetel Inside 文芸新都
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「一枚絵文章化企画」会場
「桃太郎」作:大木藤

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   桃太郎

 むかーしむかーし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
 おじいさんは山へ芝刈りに――
 行くなんてことはなく、研究所に篭ってはこの世界の野生動物を研究をしていました。
 おばあさんは川へ洗濯に――
 ストーリーの関係上必要ないので製作者側に抹殺されてしまいました。
 おお、ババアよ。死んでしまうとはなんとなさけない。

 そんなこんなでこのストーリーの主人公、桃太郎(CV:松本梨香)が旅立つ朝が来ました。
 本当の名前はレッドとかサトシとかつくはずでしたけど、神の見えざる手によって『ももたろう』とおじいさんに名乗るハメになってしまったのでとにかく桃太郎なのです。
 旅立つ桃太郎に、おじいさんはきびだんご――ではなく研究のための動物図鑑を託し、目つきの悪い種っぽい動物(林原めぐみ声)を半ば押し付けました。
 鬼退治は使命とかなんとか称して桃太郎という名の近所の子供に野生動物の発見を手伝って貰う魂胆でした。
 実際は、自分でこの世界に多く存在している未発見の野生動物を発見するのが面倒くさくなって押し付けたのがおじいさんの本音の所でした。
 まぁ、とにもかくにも、桃太郎の旅は始まったのです。

 まず桃太郎はお店で買ったきびだんごをキジに上げ、お供にしました。
 実際はきびだんごと勝手に名付けた機械のボールをそこらへんにいた野生の鳩に投げつけて、無理矢理捕獲
 (中略)
 道の途中で出会ったカスミとかいう女の鬼を、股間にぶら下がったご自慢のコクーンを使って飯塚雅弓声でアンアン言わせ、イヌという名の肉奴隷にし
 (中略)
 最初に倒した鬼はタケシという名の男でした。桃太郎はタケシを薬漬けにしてサルのように薬を求める身体に
 (中略)
 そんなこんなで桃太郎は、イヌ、キジ、サル、その他大勢の動物を引き連れて諸国を周り、野生動物を捕獲しては無理矢理使役させている鬼のような奴らをボコボコにしていき、彼らが持っていた8つの宝を奪って、ついでにお小遣いを巻き上げながら鬼ヶ島にたどり着きました。
「ここが世鬼畜地方か、まさに鬼たちの住む場所にふさわしい」
 などと、桃太郎は松本梨香の声でほざきました。
 本当に鬼、というのか鬼畜なのは桃太郎なのですが、そんな事は気にしてはいけません。
 何せ、この物語はものすごく適当に書かれているのですから。
 鬼ヶ島にたどり着いた桃太郎は、まず手始めにカンナという名の眼鏡美人の鬼の氷の心を、熱くたぎる炎のような、大の字を描く軌道の腰つきで溶かし、見事なまでに陵辱しました。
 次に出てきた鬼は「ウー!ハーッ!」と低音のスピーカーがどうしたのかと思う掛け声をする、シバという上半身裸の鬼でした。
 シバは柔道着のズボンから、硬く大きく、そして見事なまでに反り上がったイワークを繰り出してきましたが、桃太郎も負けてはいませんでした。
 桃太郎は林原めぐみ声で「ダネフシャ!」とかほざくことがなくなり、伊藤みやこ声になっていた種型の生物、もとい今は花型の生物を繰り出すと命じました。
「フシギバナ、はっぱカッターだ!」
 花型の生物の放った鋭く尖った葉っぱはシバという鬼の上半身を真っ二つに切り裂きましt








 この話を書こうとした人は途中で飽きて寝てしまいました。
 あとは適当に頑張ってください。(Portal:スタブ)

       

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