Neetel Inside 文芸新都
表紙

はてしない冒険
第1話

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 ある日、少年は旅に出たいと思っていた。
だが、その少年が住んでいる家は、屋根は瓦がはがれてぼろぼろ、ドアは今にも壊れそうだ。
もちろん、そんな家に住んでいるのだから役立つ物も、旅の費用もなかった。
少年は母に自分の試みを伝えようと母のいる2階へ続く階段を上った。 
 少年は母のいる2階に上がる途中父を思い出していた。
父は、5年前に事故でなくなった。
母は今、風邪で咳き込んでいる。
少年は母がいる部屋のドアを開けて、母にこういった
「母さん、俺、旅に出たい!」
「そうかい・・・なら、母さん止めないよ!じゃあ、この剣と、10000円を持っていってくれ」
「母さん・・このお金と剣は・・・・?」
「お前がいつか自立すると思って買ったものだよ・・・」
「・・・・ありがとう、母さん!」
少年は後ろを振り返らずに部屋のドアを閉めて1階へ戻った。
少年は今にも壊れそうだドアを力を入れて押した。
少年は元気よく走り出し、あっという間に村を出た。
「母さん・・・ありがとう・・・俺・・・がんばるよ!」
 そして長い道のりを疲れながらも歩いていると熊の形をしたモンスターが少年の前へと立ちふさがった。
「お、さっそく敵か。いいじゃねえか!ちょっくら倒してみよーっと」
少年はそういうと剣を抜き、高く飛び、剣を振りかざした
すると、熊の形をしたモンスターの頭を剣が貫いた。
しかし、びくともしていない。少年は次の手段をと、呪文を唱えた。
「ファイアー・ボム!!」
すごい音を鳴らし、あっという間に熊の形をしたモンスターを焼き尽くした。
「やったぜ!」
少年は初勝利に喜びを感じた。
 しばらく歩いているとやがて町が見えてきた。
「お、やった!やっと町だー」
少し頭のてっぺんがはげているおじさんが元気よくこういった
「やあ!きみ、旅の人だよね!ここはネールの町だよ!君、名前は?」
「えっとマルスです。」
「マルス?君、変わった名前だねぇ。まあいっか。」
「あ、じゃあそろそろ行きます!いろいろ見て回りたいですから!」
「ああ、そうかい?じゃあいってらっしゃーい」
マルスは、まず、走りながら生活用品屋へ行った。
いろいろ入れるために、リュックを買うからだ。
そして、マルスは案内板を見た。
「えーっと。リュックとかが売っているのは3階か~」
マルスはエレベーターで行くかエスカレーターで行くか迷った。

     

「えーっと、やっぱりエスカレーターにしよーっと」
そしてマルスは自動ドアをくぐって店内に入った。
エスカレーターを見つけるとエスカレーターに向かって走った。
よそ見していたらマルスは人にぶつかってしまった。
「だ、だいじょうぶかい?」
「いつつ・・・はい!す、すいません!よそ見してしてました!」
「君、旅の人だよね。よかったら、一緒に旅をしないか?」
「・・・・・い、いいんですか?」
「ああ!えっと、僕の名前はシズク。君は?」
「えっと、おれはマルスだ!」
シズクが仲間になった。
「あ、そうだ!3階のリュック売り場に行かなきゃ行けないんだった!い、いこう!」
「あ、ああ!」
マルスはシズクノ手を引っ張り走ってエスカレーターまで行った。
そしてエスカレーターに乗り2階についた。
また走ってエスカレーターに乗り、ついに3階まで来た。
「3階の・・・ってうぇぇー!?リュックだらけじゃん!」
 マルスはリュックを見て、5時間くらい迷っていた。
「よし!これにした!」
「ん?どれだ?」
茶色い毛がふさふさしている熊みたいなリュックだ。
そして歩き出してリュック売り場を越えて、レジにいった。
「お買い上げありがとうございます。900円になりまーす。」
「お母さんからもらった1万円・・・・・」
マルスの貯金=10000-900=9100
そして今度はまたエスカレーターで1階まで行った。
外に出て、少し歩いていると防具・武器屋があった。
マルスたちはそこに入っていった。
「へぇーここって剣を強くすることもできんだー。ちと、たのんでみよー」
マルスはレジに行き、レジにいるおじさんに話しかけた。
「この剣強くしてくださーい」
「あいよ」
「この杖強くしてくださーい」
「あいよ」
「じゃあ2人合わせて4000円ね」
「じゃあ2000円づつだな」
マルスの貯金=9100-2000=7100
~6時間後~
「もう1日おわったやん」
「そーだねー」
「あいよ。できたぞ」
「あいよ以外にしゃべるんだよね」
「って、おおー!強そうになってるー!」
「僕のもだ!」

     

「なんかあんまりうれしくないっすね」
「そーっすね」
マルスたちはいったん宿屋に戻る事にした。
マルスたちは防具・武器屋のドアを開けて、宿屋のほうへ歩いていった。
宿屋の前に行き、宿屋のドアを開けると、中には人がずっしりいた。
「な、なんだこりゃああ?」
上を見てみると1人の若い人が立っていた。
「お客様、どうなさいましたか?」
「何でこんなに人がずっしりいるんだよ」
「えーっとお・・・そのぉ・・ただいまホテルの料金が半額になるというサービスをやっておりまして、それで人がずっしりなんです」
「へー、じゃあ俺たち部屋に戻るわ」
マルスたちは階段を上がり、自分たちの部屋の方に歩いていった。
部屋の前まで歩き、ドアを開けて部屋に戻った。
「うーmだめだなぁ」
「なにが?」
「おれって1LVじゃん?だから5LVにはなりたいなーって」
「へぇー」
マルスは5LVになった!
「やったー5LVだーなんかうれしくないのは何でだろうかなーうふふふ」
マルスはそのまま布団に入って寝てしまった。
「まったく、君は寝るのが早いんだね・・・」
「しかたがない・・僕も寝るとしようか・・・・」
シズクは布団に入り、眠りについた。
その夜・・・
「ん?ああ・・ちとトイレいこっと」
マルスは布団のすぐとなりらへんの部屋に入った。
そしてトイレを済ませてまた布団に入った。
次の日・・・
「今日1日何やろうか・・・・」
「明日旅に出ようよ・・・」
「ん?ああ、わかったあああああしいいいいいたああああだからな」
「ああしいたあってなんだよ・・・・」
マルスは1時間くらい考え込んでいた・・・
「うーんうーんシズクはどっかいっちゃうし、やることねーなー」
しずくは30分前に買い物に行ったのだ。
「そうだ!今日1日は!!」
「なにしよっかな~」
「よし!きめた!」

     

「今日1日は修行に行くか」
マルスは宿屋を出て、あるいていると、商店街があった。
「鮭売ってるやん。」
「おじさん!鮭くれ!」
「1000円・・・うそうそ500円」
マルスの貯金=7100-500=6600
マルスは商店街を出て、森に行った。
「ここに鮭を置くか!」
鮭を森に置き、草むらに隠れた
しばらくすると、熊の形をしたモンスターが現れた。
「ファイアーボム。」
目にも見えない速度で熊の形をしたモンスターを焼き尽くした。
もうしばらく待っていると、ドラゴンがやってきた。
「ファイアーボム。」
ドラゴンの腹に命中した。
しかし、まったく効いていない。
剣を抜き、ドラゴンの腹を突き刺した。
しかし、ぜんぜん効いていない。
「急所教えてー」
「ったく、しかたねぇな、しっぽ。しっぽを切るんだよしっぽ!」
マルスは飛び上がり、ドラゴンの頭を飛び越えてしっぽを刺した。
「いってえええええええええええええ」
ドラゴンは飛び上がり、炎の息を吐き、消滅した
マルスは、5LVから6LVにあがった!特技 急所刺し を覚えた!
「修行にもならんやつだ・・・・」
マルスは再び鮭を置き、しばらくまった。
「あ、あいつは・・・・」
こんどはシズクが現れた
「し、死ねえええええ!」
シズクを剣で刺そうとしたが、結界で剣ははじかれた。
「な、なにぃぃぃ?」
シズクは、立ち上がり、魔法を唱えた。
「ファイナル・アイス」
一瞬にして森が凍りつく!
「な、なにいぃぃぃ?」
「さ、かえって寝ようか。」
「まだ昼の11時だぞー」
シズクは無視し、宿屋のほうへ行ってしまった。
「おれもかえるか・・・・」

       

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