Neetel Inside 文芸新都
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私とお酒の日々
2010/05/29/1:01(土)「イライラっ」

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 こんばんは。
 千世子です。
 
 
 昨日、今日と、どうもこうもないぐらいイライラしていました。
 アレです、26日の、山崎くんの……です。詳しくは1つ前の記事を読んでください。
 
 まず木曜日からお話ししましょうか。
 とりあえず寝不足から始まって、ちょっと寝坊しました。大急ぎで駅まで走ったものの、定期とサイフを忘れて結局遅刻してしまいました……
 会社に着けば隣には山崎くんがいるわけで……すでに仕事をしていたので朝の挨拶を交わして、私も仕事に入ったわけですが……
 
 もう、ドキドキでした。
 
 べ、べつに恋をしたわけでもなく、いずれ断るときのことを考えての罪悪感でもなく、周囲の人の視線を怯えているわけでもなく。なぜかドキドキでした。
 そんな状態だったので、仕事なんてまともに取り組めるわけもなく……
 
 電話の転送しようと思ったら、間違って切ってしまったり。
 部屋を間違えて、とてもホットな会議をしている部屋に入ってしまったり。
 資料室の本を取ろうとしたら、バサバサと一列まるごと落としたり。
 ランチのとき、コーヒーを食前に持ってきてもらうよう注文してしまったり。
 出社、退社のときにタイムカードを押すのを忘れたり。
 
 もーそれはそれは、新人のときでもしなかったようなミスの連発です。人の名前以上に「すみません」と言ったのはひさしぶりでしたよ……
 
 こんなミスばかりする自分にイライラですが、それよりもイライラしたことが……ごく普通に仕事をする山崎くんの姿です!
 公私混同しないその姿勢はすばらしいのですが、なぜそうも平然とできるのでしょうかっ。どうして普段通り接して来れるのでしょうかっ?
 
 ……私が気づいていないだけで、山崎くんもドキドキしているのでしょうか。年上の人も返事待ちのときはドキドキしているようですし、私も返事待ちのときはドキドキでしたし。
 
 ……ちょっと話がズレましたね。以上が木曜日です。
 
 そして金曜日ですが、まあ木曜日と似たようなことばっかりだったわけですが……
 あれやこれやミスが多かったので、当然作業も遅れ気味になってしまい、ちょっとした修羅場になっていました。定時になるころ、私は火の車で、山崎くんはあっさりと仕事が終わっていました。
 
「何か手伝いましょうか?」(←ごく自然)
「だ、だいじょうぶだよょ」(←このぐらい噛み噛みでした)
 
 山崎くん、自然でしたねー……今日は一緒にランチ(返事待ちの人と一緒に行くな、言われるかもしれませんが……)しましたが、そのときもフツーでしたねー。
 
 その後、火の車がさらに炎上しつつも、どうにか消火できたころには22時過ぎ。終電帰りは免れましたが、それでも遅い時間です。
 桐子さんも残業していましたが……あれは、私の比ではないぐらいの修羅場でした。なので手早く挨拶して退散しちゃいました。
 
 そして、この2日で最もイライラした瞬間が、このあとでした。
 
 
 
 会社を出て、歩き始めるときでした。
 
 ふと、周りを見渡して。
 
 誰もいないことに寂しさを感じました。
 
 
 
 こんな自分にイライラしていますっ!
 
 
 
「ひょっとしたら、山崎くんが待っててくれているかも」と、少しでも思っていた自分にっ……ちょっとでも期待していた自分にっ、すごく、すごく、イライラしているんですっ!
 晩ご飯食べても、お酒を呑んでも、シャワーを浴びてもイライラが継続中です……!
 
 おかしいです……たった1つ前では断り方の候補まで選んでいたのに……今やマンガのようなドキドキっぷり。あまつ期待して、イライラして……落ち込んじゃったりして。
 
 ですが、ええ。ええ、大丈夫です。これは恋ではないのです、ちょっと動揺しているだけです。大丈夫ですよっ。
 
 
 今日こそはお酒の話をしようと思ったのですが、すみません、もう眠気が限界です……おやすみなさい。
 

       

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