Neetel Inside ニートノベル
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Z軸を投げ捨てて
エピローグ

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信濃「四谷君、今度は映画見に行こっか!」
四谷「はい、信濃さんと一緒ならどこへでも!」

目白「お、四谷だ。あいつが彼女連れてる光景を目撃する日が来るとはな……なんか感慨深ぇ」
大塚「仲良さそうで何よりだな。よし、ちょっくらからかってやるか。手の怪我の恨みもあるし」
目白「……それ悪いのお前じゃね?」

大塚「ちょっと彼女~。そんなミレニアム童貞となんかじゃなくてさ、俺達とどっか遊び行かない?」
信濃「わ、悪そうな人達!? 四谷君どうするの?」
目白「俺そんな悪そうに見えるかな……」
四谷「安心して下さい信濃さん、悪漢の一人や二人、僕がスペースデブリに変えてやりますから! 死ねぇ!!」
大塚「待てーーーーーーーーー!!! 待てーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
目白「おい、俺は関係無ぇぞ! 殺すなら大塚だけにしろ!!」
四谷「……なんだ大塚に目白か」
大塚「……た、大気圏外に飛ばされる所だった……」
目白「四谷、てめぇわかってただろ絶対……」
四谷「いや、てっきり悪役になって俺の株を上げる計画を練ってくれたと思ったから感謝の気持ちを込めて本気で叩きのめしてやろうかと」
目白「デート邪魔されたからって怒りすぎだろ……俺じゃねーからな考えたの。大塚だからな」
信濃「……お、お友達ですか?」
四谷「はい、ちょっとアホだけど二人とも女の人を襲ったりはしませんよ」
大塚「ども、大塚です」
目白「アホはよけーだ。あー、目白。そいつ馬鹿だけどよろしくな」
信濃「あ、信濃です。よろしくお願いします」
大塚「いやー四谷の彼女にしとくにはもったいない娘だな」
目白「全くだ」
池袋「お似合いだと思いますけどねぇ」
目白「そーかぁ? 言っちゃなんだが釣り合ってねぇと思うがな」







目白「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?????」
大塚「!? な、え!?」
四谷「うお、びっくりした」
信濃「? あれ、この人……」
四谷「ああ、目白の彼女。教育実習生の池袋先生です」
大塚「びっくりした……占い師でもあるんだよな。あと目白の彼女」
池袋「どうもこんにちは、目白君の彼女です」
目白「彼女じゃねぇ! お前その心臓に悪い入り方止めろってマジで……」
池袋「四谷君、この前はすいませんでしたね。随分傷つけてしまったようで」
信濃「傷?」
四谷「いえいえ、いいんですよ。知りたいって言ったのは僕の方ですし」
目白「ま、結局どっかの胡散臭い占い師が言った事も全て嘘になっちまったしな。おい今どんな気持ちよ?」
池袋「四谷君、それに信濃さん。あなた方二人は私の想像を遙かに超え、運命すらも変えてしまいました。中々……良い物を見させてもらいましたよ」
四谷「いやー、それほどでもないですって」
信濃「……」
池袋「いいえ、自らの神性をも打ち破る四谷君……その未知の可能性はとても興味深いものです。あなたの事をもっと知りたいですね」
四谷「え、そんな、照れるn」





信濃「四谷君のバカっ!」


ゴッ





池袋「……」
目白「……」
大塚「……」

信濃「わ、私とデートしてる時なのに他の女の人とデレデレするなんて……って、あれ?」
四谷「………………………………………」

信濃「きゃーっ! よ、四谷君大丈夫!? ごめんなさい!」
四谷「……………………だ……………大丈夫です………とも…………」

大塚「よ、四谷を一撃で……」
目白「……前言撤回だ。これ以上ピッタリな組み合わせは……ねーだろーな……」
池袋「……末永くお幸せに、ですね。私はここで失礼しますよ」
目白「おい逃げんなコラ」


四谷「ああ……なんか……幸せ………」
信濃「四谷くーん! 生きて! 死なないでー!!」

       

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