Neetel Inside ニートノベル
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しょーもないおまけ2。

『サクラダクリニックのゆかいな職員さん』

※ フィクションです。絶対にフィクションですってば。
※ 本編と作風が違いすぎるのでご注意ください。


カルテ01:職員Bの隠された欲望と姐さん。

職員A:こんにちわー。職員A(仮名)でーす!
職員B:ちわーす! 職員B(匿名希望)でっす!
A、B:よろしくー!!
A:っていわれても俺たちナニモノ? ですよね?
B:ほらほら、第一話に出てきた……
A:……(小声)カノンのこと『さえない顔』とか思っちゃってた俺……
B:カノンがおとなしそうでラッキーって思ってたオレっすよ!!
A:お前なんでそんなポジティブなんだよ! 俺たちの黒歴史だろあれさ!!
B:だーって手間がかからないのはホントだしいろいろと!
A:やめろー!! マジメな俺たちが誤解されるだろいろいろと!!
B:だって考えてみてくれよ……『お手伝いしましょうか?』て手を差し出したときにパチンやられたらへこむぜ……うっうっ。アメ姐さん、もっとオレに優しくして……
A:そっちかい!! つか手間かかんのお前じゃん!!
B:うん。
A:帰ってよし。
B:アメ姐さ――ん!



カルテ02:職員Aの萌えポイントと世間。

B:うっうっ……今日もアメ姐さんにぶたれた……しっぽでぶたれた……ハアハア
A:ハアハアかよ!! ていうかそういうプレイ(爆)は公開しないでいいから世間に!!
B:こんなオレですが、カノン先生のことは尊敬しています、ハイ。
A:なにそのとってつけたような話題転換。
B:いやいやそもそもこの「おまけ」ってカノンとオレたちについての話題でしょ。
A:そういわれりゃそうだけど。
B:そしてお前はさえない顔萌え
A:そういわれりゃ……って馬鹿野郎!! そんな見え透いた手に乗るか!!
B:ちっ。
A:はーあぶなかった。もしばれたら院長に殺されるとこだったぜ。
B:……いや今のでばれたから世間に。



カルテ03:職員A、Bの危険な抗争とホシカワさん。

A:まあそんな話題はともかくとして。
B:そうそう。オレたち、あれから出番なかったよな~。頑張ってたのに。
A:俺らあのあとちょうどシフトでいなかったから挽回遅れたし。くそ~、ユキムラ先輩うまくやりやがって~(ハンカチをかむAさん)
B:無理してでも来ればよかったな~さえない顔萌え♪
A:それを言うな!! お前なんかどえむ(猫限定)じゃないか!!
B:こんなオレですが、カノン先生のことは大好きです、ハイ。
A:だからなにそのとってつけたような話題転換。
B:あれからオレ、がんばりました。
 カノン先生が、ていうかあの当時は入所者だったんだけど、廊下で転んじゃった時はまっさきに駆けつけて、お姫様抱っこで医務室に連れて行ってあげました。消毒を痛がるカノンさんがとっても可愛かったです。
A:なに~? お、俺だって、カノンさんが寝冷えして風邪引いて熱出したとき、一晩一緒にいてあげて看病したもん! 朝方に熱が引いて寝付くときに「…ありがとう」って言ってもらったもんちっちゃな声で!!
B:なんだと~!! おいお前、そのときの体温計どうした!!
A:お前こそ、そのときに使った消毒用の脱脂綿とかどうしたんだよ!!
B:……この話題はもうやめよう。互いにとって危険すぎる。
A:……そうしよう。ていうか、物陰からこっちを見てるホシカワ先輩のテンションが怖い。
(※ ふたりはホシカワさん、ユキムラさんの一期後輩。プリ○ュアではない(何))



カルテ04:職員A、Bのひみつのネットライフ。

B:やっとホシカワ先輩行ったか。
 さて、こんなオレですが、カノン先生のことは大好きです、ハイ。
A:で、なんなのそのムチャな話題転換。
B:あれからオレ、がんばりました。
 カノン先生、ていうかあの当時は入所者だったんだけど、当初親御さんが仕事の都合でなかなか面会に来れてなかったみたいだから、なるべく話しかけるようにしてました。描かれてなかったけど。
A:おお、お前もか~
B:最初はおびえていたカノンさんが、じょじょに心を開いてくれる様子が可愛くも、嬉しかったです。
A:うんうん!
B:あんまりに可愛いのでかくしどり観察日記を
A:それはお前だけだ!!
B:Aさんのコテハン使ってアップしてました♪
A:こらああああああ!!!!
 どの板だ!! 教えろB(匿名希望)!! 今すぐ教えろ!!
 なんで早く教えてくれないんだそういう神コンテンツの所在を!!
B:そっちかよ!! つか冗談だからそれさすがに!!
A:そんな!! B(匿名希望)のうそつき!! 馬鹿ああああ!!(泣いて走り去る)
B:……カノンさん日記はつけてるけどさ非公開のブログで
A:俺のカノンさんブログからリンク張らせてほしかったのにぃぃぃ
B:おい!! ちょっと待てコラ――!!



カルテ05:職員A、Bの14日。(前編)

B:こんなオレですが、カノン先生のことは大好きです、ハイ。
A:はいはい今度は何?(なげやり)
B:カノンさんには、ミヤちゃんという可愛い婚約者がいます。アメ姐さんという妖艶な愛人もいます。うらやましいです。
A:いやちょっと待て二文目の後半部分のみ。
B:でも、男たるものやっぱしチョコはもらえればもらえたほうがうれしいと思いました。
A:ああそれはわかる。
B:バレンタインにチョコもらうのって難しいですよね。オレなんか今年も職場の女性陣に義理チョコを、母親に親チョコを恵んで頂けたけどそれっきりです。
A:お前もか!
B:しかもどっちもチロルチョコでした!!
A:お前もか!!
B:だからもちろんバレンタインには、オレもカノンさんの下駄箱に手作りのチョコを
A:お前も…… かーって馬鹿野郎!! そんな見え透いた手に乗るか!!
B:ちっ。
A:俺があげたのは“田作り”だっ!!
(↑ 乾燥小魚を砂糖、しょうゆなどで甘辛く炒めたもの。おせちやおつまみとして食べる。ごまがまぶしてあったりもする。)
B:………………………………………………………… は?
A:俺は漢だからな。ちょこれいとなんて婦女子のもんは扱わないぜ。
 ちなみに俺の“田作り”はおかん直伝だ!! 文句あっか!!
B:(赤面)手作りの田作り……うっわはずかしそのギャグセンス…… て、え??



カルテ06:職員A、Bの14日。(後編)

B:おいおいA(仮名)、お前ほんとにチョコ代わりに“田作り”あげたのかよ?
A:そうよ!! 悪い?!(ツンデレ風。)
B:うそー! あれお前のだったのかよ!
 ミヤちゃんのやつを食べるのは忍びないと思ってアレだけは食べなかったのにっ!
 くそ、逆効果だったか!!
A:えっ、お前も食べてたのかカノンの下駄箱のチョコ!!
 いったいどれだけもらってんだよカノン!!
B:…………いやお前、マジで食べてたの? オレいまの冗談なんだけど……
A:っ……見るな!! 俺をそんな目で見るなあ!!
 俺が食べたのは、お前がこっそり女装して入れてた“デメルの猫舌シリーズ”風チョコだけだから!! それも一枚だけだし!! だから次のホワイトデーにはお前の下駄箱にお返し入れといたし!!
B:ウェルタースオリジナル?
A:いや手作り生キャラメル
B:え
 ……うそあれカノンさんのじゃなかったの? なにお前なの? やだもう(ぽっ☆)
A:(ぽっ☆)


突然ですが『サクラダクリニックのゆかいな職員さん』は今回でおしまいです。ご愛読ありがとうございました。

A、B:いや始まったの今回だし!
イサキ:いやあなたたちより私の方がずっと出番ないですから。ええずっと(笑)。

       

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