Neetel Inside ニートノベル
表紙

sneg、始めました。
かとー先生から頂いたよ!

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 私は朝から乾いた笑いを浮かべていた。
 野となれ山となれ。そんな心境である。
 しかし、同じに胃の痛みはどんどんと激しさを増し、結局は胃薬を服用した。
 しばらくすると胃の痛みは癒えたが、心苦しさは留まることを知らず、仮眠の後に家を飛び出て気分転換を図った。
 本屋を屯し、CDを物色して、喫茶店で一息つく。
 それでもふとした瞬間に頭を過ぎってしまうのである。
 誰が描かれるのだろうか。
 どんな構図なのだろうか。
 もしやカラーじゃあるまいな。
 そんなことを思っている内に私は気づいた。
 この心苦しさは、恐縮しているだけではなく心待ちにしているからこその心持ちなのだと。
 そう思うと居てもたってもいられなくなり、私はカップに入る褐色の飲み物を半分ほど残して帰路に着いた。
 帰り着いた私は階段を駆け上がり、パソコンを起動させる。
 普段なら気にならないその起動するまでの時間が異様に長く感じられ、煙草に火をつけた。
 煙草の火がフィルターを焦がし始めた頃、漸く起動を報せる音を耳に入り、私はパソコンの前に座りなおした。
 ブラウザを立ち上げブックマークから新都社を開く。
 手が振るえ、心音が大きく速くなる。
 ――カチ。

     


     

 読者ページを開くと一番上にこの絵が。
 私は絵に見惚れながらも、文を読む。
 文を読んでこみ上げてきたのは嬉しさ、気恥ずかしさ、そして驚き。
 そうか、この絵は着崩れていない。
 この時、私は既に自分の出したお題を忘れていたのである。
 明確に指定しておけばクロパトキナの浴衣姿を拝めたのに、という後悔もあったが、今はそれどころではない。
 ろだを開くと拙作の題を冠したファイルが三つもあった。
 どれから開くか迷いもしたが、結局ナンバリングに沿って開いていく。

     


     

 1を開いて、あのシーンが漫画化されたことに興奮を覚えた。

     


     

 2を開いて、期待以上の着崩れに性的な興奮を覚えた。

     


     

 3を開いて、タイトルの一部を使った綺麗なオチに興奮を覚えた。
 気がつけば、私はまた笑みを浮かべていた。
 しかし、乾いてはいない。
 その笑みは他者に見られれば気持ち悪いと謗られるほどのものだとは十分に自覚している。
 それでも私はその笑みを崩すことはない。
 何故なら、心底嬉しいからである。


『皇国坂クライマーズ』のかとー先生から紆余曲折を経て頂いたものです!
 まさかの四枚! しかも、着崩れ浴衣! ……まあ、私がリクエストしたのですが。
 クオリティもさるものながら、オチまでついちゃってもう。おいたん、お腹一杯です。
 申し訳ない気持ちが吹っ飛ぶ程の嬉しさを感じさせて頂きました!

       

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