第二章ラスト。ケーキを食べながら反省会(?)
そこから話がわき道にそれまくって以下省略。
~~女の子のスタンダード、男の子のあたりまえ~~
『ロビンはよくやってたと思うわよ。あれだけ手間かかったら普通に切れるわ』
『おまえのはいささかやりすぎだったけどニャ』
『……だって~……』
ぷ、と頬を膨らませるアリス。
その肩を抱いて、ミューを撫でながら、リアナが言う。
「女の子は身の危険を感じる範囲が男性に比べて広いのよ、ミュー。
わかってあげて?」
『む、そういうことなら言い過ぎたかもニャ。その分だけは謝ってやるニャ。』
『リアナ~! もう、もう大好き!! あたしのぶんのケーキ半分あげる!』
アリスはリアナにぱふっと抱きつく。
すると、またあのあったかさとやわらかさ。
ぼくは必死で叫んだ。
「あ、ああああの、アリス、あのっ!!」
『……もうなによクレフは。
っていうか、この機会だからいっとくけど、いいかげんちょっとは慣れなさいよっ。こっちが恥ずかしくなるじゃない!
親友とハグするたびに同居人が死にかけるなんて、ぶっちゃけありえないわ!』
「だだだだって……」
『んー、もうこうなったら最後の手段ね!
ロビン、あんた親友なんだからクレフに毎日ハグしてあげてよ。おはようとおやすみとあとプラス一回くらいからはじめて。』
「え………………………………………………………」
するとロビンはなぜか、フォークを取り落として絶句した。