Neetel Inside 文芸新都
表紙

日々は群像

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 何もしないまま夏が近づいてきた。
 あの日、木下が僕の家に来るなどとほざいてから既に三ヶ月近くが経った。恐らくあの時の彼女の言葉は単なる社交辞令だったのだろう。僕はそう思うことにした。
 さすがに三ヶ月も経ってからのこのこやってくる馬鹿はいない。そう思う。
 街では木々がその色彩を増し、虫達が生命を繋ぐために活動を始めていた。まだ梅雨は抜けてはいないが夏の訪れが近いことを感じさせる。額に汗が浮かんでくるようにもなった。
 最近は教室に冷房のある学校が多いらしい。さぞかし涼しいのだろう。我が校には教室に冷房はおろか扇風機さえない。
 だからこう言う時に職員室に呼ばれるということは非常に幸運なのかもしれなかった。何せここときたら冷房は効いているわ、座り心地の良い椅子はあるわで正に天国に近しい場所なのである。
 ちなみに今、本来ならホームルームの時間なのだが何故か僕だけが担任に呼び出されたのでクラスの皆は自習をしていることになる。
「で、先生」僕は組んでいた足を入れ替えた。「僕に用って何ですか」
 僕は職員室の端に置かれている黒光りする皮が張られた柔らかな感触のソファーに、腕を背もたれに乗せ、全力で相手を見下す体制で座っていた。こんな座り方をするのは単純に、この方が会話の優先権を得られる気がしたからだ。
 先生は僕の向かい側で手を組んで、そこに額を乗せていた。彼は不機嫌そうに眉にしわを寄せながらじっと僕を見つめる。
「あのなぁ東。お前進路調査書って知ってるか」
「進路調査書?」その単語を聞いてドキリとしたが、僕は相手にその事を悟らせないよう鼻で笑った。ここでなめられると会話の優先権を相手に奪われてしまう。威厳を守る事が大事だと感じた。
「そんなもの、知りませんよ。忘却の彼方です」
「そうか。まぁお前は馬鹿だから今更そんなこと言っても驚いたりはしないがな」
「お分かりいただけて光栄です。用件はそれだけでしたら僕は教室に帰らせていただきます」
 僕はそう言うと立ち上がろうとした。だが予想以上にソファーが柔らかかったらしく、なかなか立ち上がることが出来なかった。まさか本当に柔らかい物に座ると立ち上がれないなんて。
 僕が立ち上がろうと四苦八苦していると先生は傍にある棚から一枚の紙を取り出した。見なくともそれが何かは分かっている。だいぶ前に渡された、進路調査書だろう。
 僕は以前この紙を渡された時、自分の進路について母に相談しようと考えていた。だが木下の事があったのでそのことをすっかり忘れてしまい、いつの間にか調査書をどこにやったのかすら分からなくなってしまったのだ。
「水曜までには出せよ、それ」先生は机の上に調査書を置いて言う。
「確かにいつでもいいとは言ったけどまさかここまで出さないとはおもわなんだ」
「はぁ、分かりました」
 僕は紙を手に取り、やっとの事で座り心地が恐ろしいほど良いソファーから立ち上がると職員室から出た。涼しい空気が一変し、ムッとした熱気が僕を包み込む。
 帰ったら今度こそ進路の相談でもしようか。そう考えて紙を折りたたんでポケットに入れると、教室に向かった。

     

 教室に入るとなにやら二人の生徒が教卓に立ち、アンケートのような物を集計している最中だった。あの二人は確か文化祭実行委員である。
 文化祭実行委員は毎年この時期になると教室から代表として二名が選出される。恐らく彼らは今年の文化祭に何をやるのかを決めているのだろう。
 文化祭の最後には学年ごとに優秀なクラスが選出され、選ばれたクラスには賞状が与えられる。最後だから皆良い結果を残したいのだろう、アンケートの票は一つには定まっていないようだった。
 木下は僕の後ろの席で澄ませた様子で本を読んでいた。
 学校では上品ぶっている彼女は、僕の様な男には決して話しかけては来ない。
 ちなみに僕は三ヶ月前のあの日以来、彼女とは会話をしていない。話す機会がないのだ。それも当然で、あの日以来僕は公園で彼女を見かけてもわざと遠回りして帰っていた。また家に来させろと言われてはかなわないからだ。
 公園で会わない限り、僕らは決して会話したりしない。その事は分かっていた。
「なんだったんだ、お前が呼び出された理由は」
 席に座ると西村が話しかけてきた。僕は体を椅子に乗せながら西村に言った。
「進路調査書を提出しろだってさ」
「まだ出してなかったのか」西村が呆れたように言う。
「決まってなかったからね、進路。それに紙をなくしてしまっていたし」
「進学はしないのか」
「家庭の状況から言って難しいね」
「そうか」
 風が吹いた。木々が揺れる。草木が擦れる音が響く。涼しい音。室内にこもった熱が追い出されていくのを感じた。
 教室では生徒達が騒いでいる。その中で僕と西村と木下のいるこの端っこのスペースだけが、妙に孤立している気がした。
「そういえば夏休みに海に行くことになった」
 急に何の話だと僕は怪訝な顔をした。
「一人で行くのかい」
「馬鹿言え」
「ユリカちゃんと二人でか」僕は目を見開いた。年頃の兄妹で海とは想像を絶する。
「まさか」
 西村がいつもの得意げな表情で首を振ったので、嫌な予感がした。三ヶ月前のあの日の告白を思い出す。
 いや、まさか、このタイミングでさすがにあの話題はないだろう。何せあれから一度もあの話はしていないのだ。僕は西村を信じたい。
 西村はニヤリと笑って言った。
「妹と俺と奴の三人でだ」
 逃げたかった。
「妹の友人と遊びに行く兄って言うのも気持ち悪いよね」
 僕は叫び声を上げるのを抑え、何とか平静を装って言った。
「なんとでも言うがいい。夏休み後にはお前にノロケ話を聞かせてやる」
 戦慄した。
「それって……」
「あぁ」西村のめがねが光った。窓の外に広がる青い空を見つめて彼は言う。
「海に行ったらな、告白するんだ」
 気絶しそうになるのを、何とかこらえた。
 一体何が彼をこんなに壊した?
 以前までは自分が普通ではないということをしっかり自覚していたじゃないか。西村は後輩、同級生から区別なくモテていた。女性の恋人を作ろうと思ったら朝飯前だったはずだ。
 それなのに。
 今となってはただの同性愛者、更に男性との恋愛を僕に惚気ようとしている始末。
 恐ろしい。人は変わる物だ。僕は全身の肌が粟立つのを感じた。

     

「西村くん、告白するの? 好きな子がいるんだ?」
 その声が木下のものだと気付くのにしばらく掛かった。どうやら僕らの話を聞いていたらしく、どういう気の迷いかは知らないが興味を抱いたらしい。
 ただその気の迷いのおかげで助かった。
「あぁ。これが結構可愛いやつでさ、俺によく懐いているんだ」西村は嬉しそうに言う。
「へぇ。妹さんの友達なの?」
「そう。まさに運命的な出会いだった……」
 二人の会話は尚も続く。
 でも、もしここが学校から離れた場所なら、彼らがこんなに爽やかに笑顔を見せあい仲良く会話をしたりする事はないのではないかと思う。
 だがこの場にいる二人は理想的な交友関係を描いている。それはまさに理想の男女の絵の様だった。
 僕は会話に加わりたくなかったので、机に突っ伏して眠ることにした。数分後、木下は西村がホモだと言うことに気付くかもしれない。どんな結果が待っているにしても、あまり関わりたくはなかった。
 暗い闇に吸い込まれるような感覚から覚めると教室には誰の姿も見えなかった。どうやら眠っている間に全てが終わってしまったらしい。西村も帰ってしまったようだ。
 夕日が静寂に包まれている教室を真っ赤に彩り、白いカーテンをあざやかな朱色に染めていた。机の影が長く伸び、廊下は薄暗くなっている。
 恐らく期末試験一週間前だからだろう、部活動をする生徒の声もしない。試験一週間前は、部活動は停止しなければならないのだ。
 僕は机の中に教科書を置いたまま、弁当箱と筆記用具しか入っていない鞄を持って教室を出た。
 人気のない校舎を通って、昇降口へ向かう。靴を履き替えて、校門をくぐった。
 一人で通る夕闇の帰り道は妙に寂しく、それでいてどこか懐かしい気持ちにさせる。
 公園には人影があった。誰かは分かる。遠回りをしよう。
「ちょっと」
 叫ぶような声が聞こえる。
「なんで無視するのよ」
 木下が、これまでと同じ様に、ブランコにすわり僕を睨んでいた。
「お腹が痛かったからさっさと家に帰ろうとおもったのさ」
 僕は適当にはぐらかした。
「じゃあ公園を通った方が早いでしょ。見えすいた嘘をつかないで」
 彼女は立ち上がると僕に近づいて来た。
「酷い目にあったわ」西村の事だろう。聞かなくても想像がつく。
「ご愁傷様」
「よくあんなのと平気で話してられるわね」
「あれは会話してるんじゃない。僕がたたずんでいて相手が一方的に話しかけて来ているだけだよ」
「酷い言い草ね」
「聞いたから答えたまでだよ」
 僕はそこまで言うと公園を抜けてその場を去ろうとした。
「ねぇ、この前の約束、覚えてるわよね」
 公園に響く彼女の声に僕は立ち止まった。溜息をつき、恐る恐る振り返る。
「……まさかいまさら僕の家に連れて行けとか言うつもりなのかい」
「その通りよ」
 僕は信じられない気持ちで彼女を見つめた。いくらなんでも三ヶ月前のことを持ち出すやつがいるとは考えられなかった。
「なんでいまさら三ヶ月前の話なんかを」
「別に。なんとなく、急に行きたくなったから」
 彼女はしれっとした表情で言う。
「僕の家は汚いよ。だから人を上げられる状態じゃない」
「構わないわ。行きましょう」
 彼女はそう言うと先行して僕の家に向かって歩いていく。
 なんて自分勝手な女なんだ。僕は内心嘆息した。
 出来ることならこんな女を自分の家に上げることはしたくなかった。上げてしまったら最後、彼女は事あるごとに我が家にやってくる気がしたからだ。都合の良い場所のように扱われるのではないか。そんな気持ちが僕の中にあった。
 わがままなお嬢様など僕は嫌いである。
 それでも僕が彼女を追い返せないのは、やはり彼女が美人からだろうか。数少ない会話できる女性だからだろうか。だが友達ではない。僕は彼女を友達とは思っていない。
 公園から僕の家までは近い。彼女は家の前に立って僕に手招きしていた。
「早くしてよ」
 僕はいつの間にか彼女にペースを握られていることを悔やみながら扉を開け、家に入った。

     

「ただいま」
 僕が言うと母がキッチンから顔を出した。最初は無表情だった母の表情が、どんどん奇妙な形に歪む。
「あんた、後ろの子は」
 母は蝿でも見るような表情で僕を見た。
「友達だよ。同じクラスの」
「はじめまして。桜といいます」
 木下は行儀良く挨拶をした。どうやら彼女が猫をかぶるのは、クラスメートの前だけではないらしい。
 母は複雑な表情で桜を見た後、困ったように笑った。一体何が起こっているのか判断しかねている、そんな様子だ。僕が木下を脅して連れてきたとでも思ったのだろうか。
 恐らく僕の考えが当たっていたのだろう。母は「ゆっくりしていってね」と言うと血の気が引いたような顔でキッチンに戻っていった。
「まぁ、僕の部屋は二階だから、上がれば」
「汚いとか言ってたけど、結構綺麗な家じゃない。まぁ嘘なのは分かってたけど。以前は僕の家は綺麗だ、とか言い張ってたし」靴を脱ぎながら木下が言った。
 全てお見通しと言うわけか。僕は自分の嘘の下手さに溜息をついた。
 階段を上り、廊下奥の部屋に入った。そこが僕の部屋だ。
 窓際にはベッド、部屋の隅に勉強机、本棚やテレビにゲームソフトなどが置かれている。
 窓がガタガタと揺れた。風だろう。僕は電気をつけた。
 しばし沈黙が部屋に満ちた。時計の針のカチカチと言う音が寂しく響く。
「そういえば」
「何よ」木下は僕のベッドに腰掛けながらこちらに視線を向けた。
「部屋にこうして誰かを呼ぶのは初めてかもしれない」
「西村くんは?」
「あいつも来たことないよ。……今気付いたけど」
「そう」木下はさほど興味もなさそうに言うと、ふと思いついたように表情を変えた。
「さっきの人、お母さん?」
「まぁ、母親だね」
「いい人そうね。ウチとは大違い」木下は窓の外を見て言う。どこか寂しげな表情だった。
「大違いって」どういう事、と尋ねる前に、木下の言葉がかぶさる。
「ウチの母は全然。週に一回か二回話せれば良い方だわ。共働きだから滅多に帰ってこなくて。……もちろん私が帰ってきても出迎えなんかしてくれない」
「おばさんは何を?」
「料理教室の先生よ」
「共働きか。さぞかし収入があるんだろうね」つくづく嫉ましい。
「お金なんかあったって、ちっともいいことないわよ」
「ないよりマシさ」
「……私は、無い時の生活のほうが好き」
「無い時のって、君、貧乏なんて経験したことないんじゃないのか」
「そんなことないわよ。北海道に住んでた時は、こんなに裕福じゃなかった」
「へぇ、そうなのか」初耳だ。
「ここに引っ越してきたのも、お父さんの仕事の都合だったのよ。最初は滞っていた会社の経営が軌道に乗り始めて、会社を移動する事にしたの」
「良い事じゃないか。うれしくないのかい」
「そりゃ、当時は嬉しかったわよ。私もお母さんも喜んだし、なにより、お父さんが仕事で苦労してたのは知ってたから。でも、こっちに来て、段々お父さんの仕事が忙しくなって、三人で過ごす時間は減ったわ」
「その年齢ならいまさら家族で一緒に時間を過ごすことのほうが少ないと思うけど」
「そりゃ、そうだけど。でも違うのよ、何か。北海道に住んでた時は家に帰ったら毎日お母さんが晩御飯を作ってて、お父さんが新聞を読んでいて、テレビの音が静かに流れてた。そんな当たり前に思えてた光景が、ここでは酷く貴重に思えるの。もう絶対あのころの様な風景は見れないんだなって思ったら、なんか家に居たくなくなって。気がついたらいつもあの公園にいたわ」
 彼女はそこで悲しげに目を伏せた。部屋の空気が暗くなるのが分かった。僕は彼女がこの様な弱音を吐くと思っていなかったので内心焦った。
 どうしたんだ、今日は。
「そういえば、お母さんはいつから料理教室をしてたんだい」僕は話題を変えるために言った。
「北海道から引っ越す少し前よ。お母さん、昔から料理が得意だったの。どこかの料理店で勤めてたこともあったんだって」
「すごいじゃないか」
「それで、こっちにきて、生活に余裕が出来てきたから駅前にあるキチンとした場所を借りて教室を開いたのよ。そしたらそれが評判になって」
 彼女は駅前にある料理教室の名前を言った。そこは最近出来たばかりで、おいしい料理を教えてくれる事で評判の教室だった。
「あそこの教室は君のおばさんが経営してたのか」
 木下は頷いた。
「教室が評判になってからお母さんは新しい料理を考えるのに必死になったわ。それで家にいてもまともに家事をしなくなって……。お父さんともよく喧嘩するようになったわ。もう二人には私の事は見えていないのかもしれないわね」
 彼女はそこまで言うと一度口を塞いだ。徐々に雲が立ちこめる空を見て、軽く溜息をつく。
 溜息をつくときに彼女はボソリと何かを呟いた。聞き取る事はできなかったが、大体何を言ったのかくらい想像がつく。
「生きてても仕方ない」

     

 典型的な出会い方をした少女は、典型的な家族の悩みを抱えていた。
 僕は今、その下らない悩みに巻き込まれている。
 それは僕にとって青春の一ページを彩る事件と言えるかもしれなかった。しかし言える事は徹底的に地味だと言うことだ。彩れていない。
 木下はは何の躍動も現実離れもない、典型的な相談をしてくる。
 西村は気持ちの悪い話を僕に仕掛けてくる。
 しかしどんな話をされても僕はたいした事は言えない。人の人生に何の影響も与えられない。
 気がつけば僕はいつも傍観者としてそこにいる。たたずみ、目の前で起こっている事を眺めるだけになっている。無力なのだ。あまりにも情けなくて悲しかったし、泣きたかった。
 二人が僕に相談なんかしなければ気付かなかった感情だった。
 別に誰かの人生相談に乗りたくはなかった。僕だって人の悩みを聞けるほど余裕があるわけじゃない。自分の悩みは人には決して話さないぶん、人から悩みの相談もされたくはない。
 なのにいつも愚痴や相談をされる。人の事も考えずに、自分勝手に。
 僕の周囲に来るやつは、自分勝手なやつばかりだ。
 ぽつっ、と窓に一粒水滴が掛かった。茜色だった空は深い闇に染まり、雲に覆われていた。
 水滴は最初の一滴でタガが外れた様にその数を増し、雨になった。
「雨だ」呟いた。
「言わなくても分かるわよ」トゲトゲしい声が室内に響く。
 雨はその勢いを増し、窓をガタガタと揺らす。
 帰ってくれ。声に出さずして言った。この雨の中それを言うのは残酷かもしれないが、今の気分ではとても人と一緒にいたいとは思えなかった。
「帰るわ」想いが通じたように木下が立ち上がった。一応見送ろうと、僕も立ち上がる。
 玄関まで来て、靴をはいた彼女が言った。
「お邪魔したわね」
「うん」
「ねぇ」
「何」
 彼女はしばし逡巡した様子を見せた後、口を開いた。
「あの、また来……」そこで声が小さくなる。
「え、何?」
「なんでもない」木下は視線を逸らした。
「草太」
 不意に背後から声がした。振り向くと母がリビングから顔を出していた。
「何さ」
「傘、貸して上げなさい」
 仕方が無いので僕は傘立てに立ててあるビニール傘を手渡した。
「またいつでも来てね」母は顔を引っ込める前にそう言った。
「はい」
 木下はうなずく。心なしか、少し嬉しそうな気がした。
 木下は扉を開けた。酷い雨だ。
 木下の後姿を眺めていると、彼女は振り向いて言った。
「過去のこと思い出したり、話したくもない過程の事情話したり、あんたといると辛いことばかりだわ」
 それはお前が勝手に話したんだろうと突っ込む前に木下は雨の中に小走りで消えて行った。
 ふと見るとドアノブにビニール傘が引っかかっている。彼女は傘を持たなかった。
 不条理な世の中だと思う。

       

表紙

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Neetsha