Neetel Inside ニートノベル
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スター☆の短編小説
「クリームソーダーの夏」

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私は、小さい頃からクリームソーダーが好きだった。

お母さんと連れられて、レストランに行くと

必ず私はクリームソーダーを注文した。

母は言った。

「クリームソーダーってまるで夏みたいね」

それが、母のいつもの口癖だった。


そして、今は私も高校生になった。

母とよく行っていたレストランに私はまだ通っていた。


いらっしゃいませー

ご注文はお決まりでしょうか?

「クリームソーダー下さい」
「かしこまりました」

「お待たせしました、こちらクリームソーダーになります」
「ありがとう」

そして、今は一人でクリームソーダーを食べている。

ぱくぱくゴクゴクぷっはーやっぱおいしいなぁ

そして、教室でボーっとしてる時声をかけられた。

「佐藤ってさ、クリームソーダー好きなの?」
「・・・・・」
「おーいw」

パンっと手を叩く音

「ふぇっ?!」
「やっと反応したw」
「あれー?木村くんあたしに何か用?」
「佐藤ってクリームソーダー好きなの?」
「うん・・だって夏みたいじゃん」
「へーw俺そんなこと考えたこともないよ」
「そうだ、実はね俺あそこのレストランでバイトしてるんだよね」
「そうなんだw全然知らなかった」
「今度、俺がおごるからさ一回だけでいいからデートしてくれない?」
「デデート?!」
「うん。だめかな?」
「いいけど・・・」
「んじゃー決まりってことで!」

そして、私は木村くんとデートすることになってしまった・・。

「佐藤がさークリームソーダー好きになったきっかけって何?」
「なんか・・緑色のあの色とクリームの白いのが綺麗で夏みたいって思ったから」

「そうなんだw」
「うん」

ぱくぱくゴクゴク

ガタン

え?!

私は、木村くんにキスをされた・・・。

「あ・・・ごめん」
「いや・・・」
私は、混乱した・・・。
キスの味は、クリームソーダーの味がした。

「あたし、ファーストキスなんだけど・・・」
「まじで?!すまん!俺実は・・ずっと佐藤のこと好きだったんだよね」
「そうなんだ・・だからデートしようって言ったんだ・・。」
「うん・・。だって告白するの恥ずかしい・・デートの時に言おうって決めてたからさ」
「まぁクリームソーダーの味がしたキスなんて貴重かもね(笑)」

「まぁそれはそうかもね」
「あははw」
「まぁ、これからよろしくな彩音」
「こちらこそ、和樹」

クリームーソーダーの夏end

       

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