Neetel Inside ニートノベル
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 〒25
 メタ的な話になりますが、なるたけ分かりやすく、4キャラそれぞれの状況を書いておきます。長いので、結論だけさくっと聞きたいなら勇者の下まで飛ばしてください。

王様
 次ターン含めてあと3ターン耐え切れば勝ちの状況で、残り2800G。これが尽きるには、鍛冶屋が3回連続で6を掘り当てたとしても600×3=1800で1000届かない。勇者が5以上のモンスターを倒せばやばいですが、デーモンは既に南の街に到着している。よって、鍛冶屋の勝ちは薄く、金の心配はいらない。
 ただし、3ターン後には魔王が北の街に到着して、魔王勝利で決着。これでは微妙に間に合わない。
 勇者が南の街にデーモン退治しにいけば、魔王の勝ちは無くなるけれど、今度は1000G吹っ飛ぶので、鍛冶屋勝利の可能性が出てくる。でもまあそれは、勇者の動きからいってありえないでしょう。ここまで詰んできた戦略が問われている場面です。しかしまだこの人は新しい策を打つ気のようです。

鍛冶屋
 3ターンで残り2800Gのハードルは非常に高い。というか、このターン(第12ターン)は、妖剣の不良在庫を売りさばく為にも、最低4以上のモンスターを引かなければならなかった。なのに引いたのは3。結論から言えば絶望的です。
 赤の3を引いてしまったのには理由があります。まず、鍛冶屋ターンの段階で引けた色は赤、黄、緑、灰の4種類。しかし、このターンで魔王の道を開けないと、魔王が召喚をしてくれません。鍛冶屋としては、魔王に強いモンスターを召喚してもらって、勇者に活躍してもらわないと勝ちは無いので、今回の約束は何としても果たします。よって、取れる選択肢は、魔王の→マスの赤か、魔王の↑マスの灰。確率でいえば、既に灰色は2を引いている一方で、赤は全くの不明。よって、灰色の方が平均レベルが高い。また、灰色の設置は11ターン目、赤色の設置は6ターン目。定石通りいけば(高レベルタイルは、後半設置した方が晒されている時間が短いので王様的に有利)、灰色の方がいい訳ですが……ここで1度第6ターン目の王様配置に目を通してみてください。
 分かってもらえたでしょうか。6ターン目で鍛冶屋は青の5を引いてるんです。それと同時に設置されていた赤も、高レベルかもしれないと考えるのも自然な事です。
 が、裏目。王様が6ターン目にうった罠に、今になってすっぽりと嵌ってしまった形ですね。リアルグレンさんは読みが甘い。

魔王
 あとは魔王自ら一直線に北の街に向かうのみです。唯一怖いのは、オークを倒し、2000Gに到達した勇者による魔王討伐ですが、次のターンで手を打ちます。大丈夫です。鍛冶屋がほぼ死亡確定したので、もうそっちに気を使わなくて済むのでひと安心といった所ですかね。

勇者
 今回よりは前回に勝負の葛藤がありました。2000Gに到達する為には、妖剣を購入してデーモンとワームを討伐するしか無かったのですが、到底そんな時間的余裕は無い。ここで本来のゲームならば、例えば魔王と取引をうって、モンスターを召喚してもらったりするんですが、このプレイヤーはそれをせずに様子見したようです。その結果、オークを倒して2000の可能性が出てきたので、結果オーライといった所でしょうか。現段階では、まだ魔王討伐にぎりぎり間に合う状況です。



【質問の答え】王様≧魔王=勇者>>>>越えられない壁>>>>鍛冶屋
       作中とはまるで正反対の状況です。
 

 あと、これは今更の話になりますが、このゲーム1回ぽっきりだとその人の実力を計る事は出来ません。マージャンみたいに点数を用意して、ゲーム内での取引に点数を持ち込み、それぞれの立場を入れ替えて1回ずつやると、ドロドロして良いんじゃないかなと思います。今回はストーリーとの絡みを重視した展開ですのであしからず。


 〒26
 ありがとうございます! 終わりまで頑張ります。

 〒27
 褒めても何も出ませんよ?(懐からすっとダイヤの指輪を取り出してプロポーズ)

 〒29
 やりたいですねー。でもそれでコメント伸ばすのは流石に卑怯な気がして躊躇う。メールとかでやりとりしてもいいですが、一人脱落者が出ると終わるのも怖いですね。あと純粋に次作を書きたいというのもあります。でも、もし集まるならやってみたいですね。

       

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