【鍛冶屋】勝利まであと：６１００Ｇ　作成した武器：なし

　その日、グレンは早くから南の街に向かい、例のごとく突然近くに現れたという鉄鉱山を訪ねた。グレンがついた時には、既に人が溢れかえっており、鉱山夫達が仕事に取り掛かる準備をしていた。
「これはこれはグレン様！　よくぞいらっしゃいました」
　知り合いで、土地主の男が声をかけてきた。その手には結晶石が握られている。
「その石……」
　グレンは言いかける。土地主はふくよかな笑いを浮かべて、自慢げに話す。
「美しい石でしょう？　昨日、鉱山から出てきたのですよ。ネックレスか指輪にでもして妻にプレゼントしようかと思いましてねぇ」
　グレンは慌てて言う。
「すまないが、それを売ってくれないか。その……とても大切な物なんだ。好きな金額を言ってくれ」


・灰のレベル２タイルを採取、－２００Ｇ