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ビッグベン外伝〜ドイツが輝く日〜
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ブンデスレプブリーク・ドイチュラント(以下ドイツ)、ドイツとは人が一度は憧れを持つ国であるだろう。

そんなドイツに存在するヴュルツブルクからフュッセンまでの366kmの街道ルートを持つ観光街道。

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――そう、ここはロマンティック街道。

ノイシュヴァンシュタイン城「最高の青空だな、ビールが旨いぜ」

ディズニーランドのような風格を持つ男、彼の名前はノイシュヴァンシュタイン城。

今から三年前、ヴェルニッツ川の畔で倒れている所をヴィース巡礼教会に拾われ、育てられた。

畔に流れ着いていた時、彼は既に記憶を失っていたのだ、そう記憶喪失である。

記憶を失った彼にとってこのロマンティック街道は故郷そのものなのだ。

だが彼は自らが失った記憶を元から無かったかのようにし、今を楽しんでいる。

ハールベルク城「その通りだね、この景観で飲むビールは世界一美味いといっても過言ではない」

友人であるハールベルク城も共にビールを飲み交わし、ソーセージも食べていた。

ハールベルク城「しかし……僕達がこうやってビールを飲んで余暇を潰せるのも……二十四時間を切っているのだよ、ノイシュヴァンシュタイン城」

ハールベルク城は時計をみた。

ノイシュヴァンシュタイン城「ああ、明日にはこのロマンティック街道に伯爵の休息地<<カールスルーエ>>の奴らが攻めて来る」

カールスルーエ――バーデン=ヴュルテンベルク州を拠点として活動する戦闘民族である。

この民族はツェット・カー・エーム(ZKM)がリーダーであり、彼はいくつもの街を潰していると言われている。

ノイシュヴァンシュタイン城「……この街は俺の親みたいなものだ(握りこぶしを作る)……この街を荒らされたら、俺を拾ってくれたヴィース巡礼教会さんにも顔を向けられねえ」

二人は、迫るべき衝突を控えていた。


――――所変わって カールスルーエ

ZKM「フフフ……震えますね……ガラス窓が……安息なる土地を潰す時、なぜこんなにも興奮するのでしょうか」

ZKMはIQがとても高く、頭がいい、だがそれ以上に人一倍狂っていた、そんな彼に側近するのはカールスルーエ造形大学

カールスルーエ造形大学「へっ 俺も好きだぜそういうの、さあ、宣戦布告した通り、明日の戦いに備えようぜ」



自らの欲望の為に破壊を望むカールスルーエ、そして自らの安息の為に守備態勢に入るロマンティック街道の二人。

欲のぶつかり合いが加速した時、その狭間に誕生するのは神か悪魔か。

二つの欲を隔てるベルリンの壁を崩壊する音が、聞こえた。

     


       

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残酷な俺グラオザムバルバリアン 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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