Neetel Inside 文芸新都
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くじで出たお題で小説書こうぜ企画
masochist/仮面ライダーマゾ沼/あう

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masochist/仮面ライダーマゾ沼/あう


 リサイアはまた震えていた。
 第一回のくじで小説を書くお題企画でもすこぶる震えたものだが、今回のお題は『マゾ』なのである。マゾヒスト。痛いのが快感になっちゃう人とか。そういうの。他にもっと素敵なお題はあったのに、どうしてこのお題になってしまったのか。それもこれもひどいくじ運のせいだ。
 ともかく、直ちにマゾをテーマに書かねばならない。小説をだ。
 ただ、締め切り時間まであと1時間半だった。この1カ月書くのをサボっていた。
何故かここ最近は漫画を描いていたせいか、小説をまるでかける気がしなかった。
 だが――、一応思いついたアイディアでつくったプロットらしきものはあった。
 それも…こんな。

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仮面ライダー・マゾ沼

主人公→間沼(マゾ沼)
28歳金持ちニート。顔がよくて家が金持ち。
しかし社会に必要とされてない無能で、根性も腐っている。
それを自分でもわかっているのだが、いかんせん馬鹿でとろく、根性もなかった。
きちんと社会に必要とされたい。そんな思いはあったが、馬鹿なので、
「誰かの助けになるヒーローになりたい!」などという始末だった。
そうしてヒーローもののアニメや特撮ものを見て、さらに妄想する。
しかし散々妄想した後、「でも痛いのは嫌だなあ」と占めるのが常となっていた。
そんなクズの間沼雪彦に、ある日
黒いてるてるボーズのような「神」と名乗るヘンテコなものが下りてきた。
「ヒーローになりたいか?」「なりたい!」「どんな」「仮面ライダーみたいな!」「その願いかなえてやれるぞ」
「でも痛いのは嫌だなあ・・・」「では」にやり。
「痛みを感じない体にしてやろう」

そして変身。途中までは格好いいライダースーツに変身したが、
最後にはなぜか縄が自分の体に巻き付き、亀甲縛り。
「ええええ?!」
そしてバイクはなぜか三角木馬。

「仮面ライダーマゾ沼の完成だ」

「ぎゃあああああああ」

木馬が勝手に街の人のピンチに向かってしまう。(ケツがサケる)
それでも暴行を受けたときに痛みがなければ毅然としていられると思い、いじめにたちむかうが、
なんと痛みは極度な快感にかわるようになっていた。
「痛い!でも感じちゃう!!」
びくんびkkkkkkkkkkkk

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「こんなものを投稿するわけにはいかない…投稿されつつある皆の小説はすごく文学的でかっこよくて素敵だし…僕もあんなのがかきたいのに」

 リサイアは溜め息をついた。

「まあマゾっていうお題のせいじゃね?他の人たちだったらマゾだって文学的にできる?あ、そう」

 リサイアは独り言を言った。

「もうええわー。かけないわー。人格崩壊だわー。このプロットうpるわー」

 リサイアは思った。

「こんなんうpするとか僕がマゾなんじゃねーのか…」

 涙を流しながら、アップロードボタンを押した。
 TOPページには、美しい小説タイトルが並んでいたが、そこには明らかに浮いたタイトルが仲間入りしているのであった。




おわれ
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すみませんでした…。書けませんでした…( ^)o(^ )

       

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