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新都社作家の小説の書き方アンソロ自慰
猫瀬編

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 誰も望んでないのにあげてやったぜwww



 ということで参考にならないかも知れませんが、それでもおkって方は読んでください。いまの自分なりの小説のつくりかたです。
 
・文章
 文章力を語彙力とか表現の豊かさなどとするならば、僕に文章力はありません。ただそれでも時間をかけて推敲、見直し、読み直しをすれば確実に文章は最初に書き上げたものよりも読みやすくなります。文章が上手い、執筆が早いという人はこの作業が早く、かつ精密に仕上げられる人だと僕は思っています。
 ネットで小説を書く場合、厳しい文章作法を守る必要はありません。ケータイ小説みたいに行間を空けまくってもいいし、SSみたいにキャラのセリフだけやってもいいのです。僕もケータイ小説やSSを書いてた時期もありましたし、そんな文章でも読み手には伝わるには伝わります。(人気が出るかはともかく!)
 しかし、少しでも多くの人に読んでもらいたいと思うのであれば、行頭1字下げや…、―を偶数回使うというのは絶対やった方がいいです。それができてないだけで中身をみずに立ち去ってしまう読者も事実として多いからです。
 
・ストーリー
 これはもう思いついたもん勝ちです。
 発想力というのは急激には伸びないものですし、やはり時間を掛けないと読者を驚かせるようなトリックは生まれません。文章力は作品を書いてるうちにつくというのはよく聞きますが、発想力の方が僕は書けば書くほど伸びると思っています。小説という形で仕上げなくても設定やアウトラインを毎日メモ張やエディタに書いてるだけで豊富になりますし、いくつか考えた設定を合体させてひとつの作品をつくりだすというのもなかなか楽しいです。
 あと個人的な考え。リア充に面白い小説は書けません。リア充というのは現実が面白いと思ってるからそのままストーリーに反映させますが、現実が一番面白くないです。読者が求めてるのは理想であり、ジャンルによっては絶望など、現実離れしたものであることが多いです。学園モノなんてジャンルがありますけど、可愛い女の子たちが主人公に寄ってくるのは男子校の僕にとって非日常的すぎます。だからこそ羨ましいと思いながらも僕はその状況を望んでいるのでついつい読んでしまうのです。
 あと、人物を考えてから話をつくるという人も多いですが(特にさいきんのラノベ系作品)、僕はこの方法をやったことがないので、むしろ教えてもらいたいくらいです。人によってはこっちのほうが書きやすいって人も多いかと思いますので参考までに。
 
・読書
 要は読書が一番大事。
 新都社作品でも商業でも同人でも、とにかくたくさん読んで好きな作家を何人かみつけるというのが大事です。別にそれが売れっ子作家じゃなくてもいいんです。自分が読んで「読みやすいな」「こんな文章、小説書きたいな」って作家をみつけて、僕の場合はとりあえずその作家の作品すべてを手元に揃えます。そして何度も読み返して蛍光ペンや栞でチェックしまくります。
 晒してしまうと僕の好きな作家は橋本紡、瀬尾まいこ。少しジャンルを変えて支倉凍砂、杉井光。ミステリだと赤川次郎や東野圭吾も一部揃ってます。これらを読んだことのある人だと分かるかと思うんですが、作風が全員バラバラな感じでもあります。自分の場合、一ジャンルごとに2人程度決めて、色んな作風を書いてみたいという思いがあるからです。
 簡単にしてみると
 
 橋本紡、瀬尾まいこ……日常(青春、恋愛、家族)
 支倉凍砂、杉井光 ……人気ラノベ(日常、ミステリ両方を含む)
 赤川次郎、東野圭吾……王道人気ミステリ(殺人、探偵、刑事)
 
 僕が好きな作家の作品を読んでないって方にはワケわからんと思いますが、別に宣伝ではないのでいまから読む必要はありません。ただこんな風に実際読んだ作家の本を参考にして、作風をつくっているということを提示したかっただけです。
 さいきんの小説作法サイトではよく書かれていますが、本が何億冊と溢れる現代でオリジナルなんてありえないです。じゃあパクって、何人かのプロの技を組み合わせて、一瞬でパクリと判断されないようにすればいいのです。
 
・んでもって
 最後に宣伝したいのが『冲方式ストーリー創作塾』(冲方丁、宝島社)という創作ハウツー本。この本読んで僕はこのアンソロ書きてーと思いました。ラノベ出身の作家ですけど、さいきんは本屋大賞とか何かとすごい作家の人が書いた本なので読んで損はないと思います。
 自作品を例にどんな風に書いたとかプロット段階から細かく書かれます。まぁ、下手な素人よりちゃんとしたプロのを読んだほうがタメにはなるよ、という感じでオススメします。別に宝島社の手先とかじゃないですよ。
 
・んでもって その2
 最後まで読んでくださってありがとうございます。終始偉そうな文章でごめんなさい。語ってすいません、あくまで自慰なんです。
 なんか理屈っぽく言った部分もありましたが、小説は気軽に書いて欲しいです。読者の反応ばかり考えて、小説を書くことが嫌いになってしまっては最悪です。だからって気軽に投げるのもやめてください。米が少なくても、いくら叩かれても読者がいるということを忘れては新都社作家としておしまいです。
 ではでは。

       

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