Neetel Inside ニートノベル
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 人を傷つけるのは楽しい、と親父が言った。その気持ちはよくわかる。あれは一種の盗癖であり、自分の存在を承認させる手っ取り早い攻撃なのだ。もし赦されれば、それほど愉快なことはない。どんな悪逆も赦されることの前には制限されるべきではない。なぜならそうすることでしか自分を承認できないし、自分を承認できない世界などなんの値打ちもないからだ。その時点で思考は終了、もはや出口はどこにもなくなる。俺もそれを味わった。そして今、吐き気を覚えている。









       

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