Neetel Inside ニートノベル
表紙

わが地獄(仮)
壊れない機械

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 俺は絶対に壊れない機械だ。だから俺を壊そうとすることは無駄なんだ。
 なのにそいつはひたすらに俺を殴り続けた。来る日も来る日も俺を殴り続けた。別に痛みはない。恐怖もない。ただ親切心で教えてやった。俺を壊すなんて無理なんだと。そいつはにやっと笑ってこう言った。

「てめえがぶっ壊れたら信じてやるよ」

 こいつあたまおかしいんじゃないか、と俺は思った。
 それでもそいつは、俺を殴り続けた。
 俺が壊れるまで。

       

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