Neetel Inside 文芸新都
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檸檬の人のあとがき

これは年上に惚れたはいいけど、相手はトラウマ持ちだったでござるの巻。
短編と言えば含みを持たせた終わり方だろう、と勝手に思っていた(今でもだけど)の作品でした。

梶井基次郎の檸檬を学校でやっていたのも影響の一つですが、僕は檸檬という作品が好きなので、なんとなく影響された一品。先生はピアノをやっているということで、もっと指先の描写を丁寧にすればよかったかな、と思うこの頃。現在コミックニートで連載中の箱庭がこれのリボーン要素を受け継いでいます。向こうは恋愛というよりも人情劇なのか。自分で書いてるのに、向こうはジャンルがよくわからないんです。

終わって、読者に彼らがこれからどうなるのかを想像させたかったけど、それが上手くいってない様な気がする。
どうしても、結ばれないまま終わる小説が書きたかったというのも、これを書いた一つの理由。テーマの、恋の一歩手前はそれを示しています。これからどうなるのか、がエンディングには大事だと思ったんです。はい。

       

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