突然のことに驚くピエロだったか、すばやい動きでかわされてしまった。
「君・・・一体何者かな」
「どこにでもいるただの女子高生よ!美札さん、もう少しさがって!」
「彼は何者なんだ。君は?」
と美札さんは聞いてくるが答える間もなくピエロが突然笑い出した。
「キャハハハハハ、ただの女子高生にしてはずいぶんと面白い事が出来るみたいだね。
あぁ、今夜のショーはいつも以上に楽しめそうだなぁぁぁぁ!」
そういうと、また何枚ものトランプがこちらに目掛けて飛んでくる。
木刀でトランプを薙ぎ落とすが、何枚かが腕をかすめた。
「痛ッ、しまった」
その隙を狙うかのように飛んでくるトランプ
どうにか回避しようとしたが、これは……間に合わない!
「ドロー、フロップよりウォール発動」