二月の句

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緑葉と
華に見とれて
日は去りぬ

咲く花や
白き岩場で
遊ぶ虫

2, 1

音の中
黄色の蝋が
広がれリ

水の先
溜まりし糸は
黒色か

4, 3

蟄虫が
はじめてふるう
家の中

雨水や
涙を流す
春浅し

6, 5

空を見て
骨まで食べる
公魚や

寒明けに
息が震える
猫の恋

8, 7

山笑い
笑った挙句に
山焼かれ

筆動く
様子はまるで
シャボン玉

10, 9