あとがき
短編にあとがきがいるのかちょっと迷ったんですが、せっかくwebで発表しているんだし、双方向いいよねってことで書くことにしました。
これを書いたのは2010年の5月のこと（だったはず）。その何ヶ月か前に、初めて海外旅行したんですが、その時の体験がこの短編のベースになっています。……別に現地の少女に連れまわされたりしていないですよ。連れまわしてもない！
内容自体の説明はあまりしたくないのでしません。長編書いた後だったので、短編書いてみたいなあと思って作ったのがこれです。ぼんやりとイメージが浮かんで、なんとなーく書き始めて書き終わりました。南の島っていいよね。
私の場合、ほぼすべての作品に何かしらテーマめいたものがあります。いつも、書き終えることでそれが何だったのか、より明確になるんですが、そのへんが何らかの形で伝わっていればいいなあ、と思います。
さて「サザン･ダンス」というタイトルですが、みなさんは踊ったことってありますか？ 日本という国は（特に最近は）踊る文化から遠ざかりがちなのかなと思います。ただ楽しむために踊るというのももちろんあるでしょうけど、踊ると言う行為にはそれ以上の意味があるような気がするんですよね。たぶん海外に行った時にそういうことに気づかされたんだと思います。あの時からものの感じ方や見方が変わっていった気がするし。
というわけで、まったくまとめになっていませんが、楽しんでいただけたらさいわいです。次はこのひとつ前に書いた長編のアップになるかなーと思っていますが、またへたっぴな扉絵とかかかないといけないし、より未熟だし、期待しないでお待ちください。ちなみにその長編ですが、ずいぶん前にこっそりアップしていた「ガーデン・キングダム」（http://neetsha.jp/inside/main.php?id=7579）というお話の長編版みたいな感じです。SF風味という点でも。
今回はじめて私の書いたものを読んだかたへ。気に入ってくださったらぜひ「パースペクティヴ」（http://neetsha.jp/inside/main.php?id=10986）も読んでみてください。個人的にいちばん読んでほしいのがこれなので。
それじゃまたお会いしましょう！
宵野夏