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歴史裁判(リア充爆発した事件)

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 ここ江戸高等裁判所では、恐喝事件(通称 リア充爆発した事件)が審議されている。
まず、裁判長の遠山金四郎が被告に人定質問する。

遠山:名前は?
信長:織田信長です。
遠山:年齢は?
信長:44歳です。
遠山:職業は?
信長:戦国大名です。
遠山:住所は?
信長:滋賀県 近江八幡市 安土町 下豊浦 安土城です。
遠山:本籍は?
信長:愛知県 名古屋市 中区 二の丸1 那古野城です。

 続いて検事の明智光秀が起訴状を読み上げ、裁判長は被告が自分に不利なことは黙秘しても判決が不利にならないことを告知する。

明智:被告は平蜘蛛を差し出さなければ攻め込むと松永さんを脅し、応じてもらえなかったた め殺害しようと追い詰め、自殺させた疑いがあります。

 それに対し織田信長被告と弁護人羽柴秀吉は罪状認否する。起訴状の通りだと罪を認めるか全部または一部を訂正し無罪を主張する。

羽柴:裁判長!
信長:殺害しようとしたわけじゃないです。ちょっとだけ平蜘蛛を借りようとしたら、松永く んがビビって、かってに自爆しただけです。
遠山:松永さんはなぜ爆死という方法をとったのですか?
松永:平蜘蛛は名器なので、信長に渡すくらいならと平蜘蛛に爆薬を仕込み、もろともに自爆 しました。
遠山:平蜘蛛とはどういったものですか?
羽柴:裁判長!
明智:裁判長!!

 被害者松永久秀は黙秘している。

信長:ちゃんとオナホールですって言えよ。
松永:言ーうーなーよー。
遠山:信長さんはなぜこのようなものを欲しがったのですか。

 信長は黙秘している。

松永:正直に、すべてのオナホをコンプリートしてTENGA統一したかったって言えよ。
信長:言ーうーなーよー。
遠山:ちょっと学級会みたいになっちゃってるから。
松永:先生!
信長:先生!!
羽柴:先生!!!
遠山:先生じゃないから。裁判長だから。
明智:審議を再開してください。
羽柴:まじめか!そこは「先生、早く授業を始めてください。」だろ委員長。
明智:検事です。
羽柴:まじめか!!
明智:被告と松永さんは仲がよかったそうですが、なぜ自殺をするまで追い詰めたのですか。
信長:それはこいつがリア充だからだ。
遠山:ではなぜ仲が良かったのですか。
松永:最初信長が外国のエロ情報に詳しいから、リア充だと思ったんですよ。でもなんかいっ つも官能小説みたいな話ばっかりで、おかしいなと思っていたら非リアだったていう。
遠山:耳年増だったんですね。
信長:てめぇ、リア充がリア充って言葉つかうんじゃねーよ。
遠山:怒るとこ、そこ?
羽柴:しかし、実際リア充が有害であるならば、信長さんの罪は減刑されるべきです。リア充 が有害であると証言している人物を、証人として入廷させます。

 被告側の証人として三好政康が入廷。

三好:永禄9年(1566年)12月24日、松永は我ら三好三人衆と反目し、畿内の覇権を巡りいくさ を繰り広げていた。あと一歩で松永を討てるというときに奴からメールが来たんです。 「クリスマスなので休戦します。てへペロ☆(・ω<)」ありえねーだろ、いくさをメー ルでドタキャンって。
松永:はー?クリスマスにいくさとか、マジねーから。あんたの部下のキリシタン武将も喜ん でたし、うちのアンリケ(結城忠正)とダリオ(高山友照)もgjつってたし。
三好:お前はキリシタンじゃねーのに何休んでんだよ。
信長:そうだ。日本人はみんな仏教徒だ。
松永:比叡山を焼き討ちにしたくせに。
信長:自分だって東大寺大仏殿を焼き払ってんじゃん。
松永:あれは三好方のキリシタンの放火のせいだし。リア充を悪者扱いしてんじゃねーよ。言 っとくけどお前を弁護してる羽柴も、ねねと淀君に二股かけてるリア充だから。
信長:サルゥウウウウウウー!!!お前だけは信じてたのに。
羽柴:落ちていてください。これは罠だ。お互いを疑心暗鬼にさせる反間の計。孔明の罠だ。
信長:何がギシアンだ。もう誰も信用できない。みんながリア充か非リアか旗幟鮮明にしない かぎり安心できない。
明智:しかたありませんね。リア充です。
遠山:ちょっと、何言い出してんの。
羽柴:裁判長こらえてください。審議を再開するためです。私もリア充です。
三好:信長さんすみません。私もリア充です。
信長:アウェエエエエエエー!!!四面楚歌だったよ。
羽柴:さぁ、裁判長の番ですよ。
遠山:もう、いいじゃないか。審議を続けましょう。
松永:あれ、裁判長。まさか……
遠山:違うかんね。そういうのじゃないかんね。
明智:裁判長!
羽柴:裁判長!!
三好:裁判長!!!
松永:裁判長!!!!
遠山:これ何の裁判?リア充か非リアかの魔女裁判みたいになってきたから、これにて閉廷!!
羽柴:あれっ、やんないんですか?いつもの。
遠山:いつもの?
羽柴:桜吹雪的な。
遠山:やんないよ。裁判所で半裸って、わけわかんないから。それに、史実では女の生首のイ   レズミだからね。

遠山:最後に何か申し開きしたいことはありますか?
信長:俺、あんたのお裁きなら納得できそうだ。やってくれ。

 ついに判決が下される。

遠山:主文、被告人は無罪。ただし、この後いっしょに居酒屋に付き合うこと。
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