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いつも通りに書く/佐藤水牛

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 どかん

 とか、

 ドグシャーン

 とか、そんな感じの音が背後でした。ついでに熱風と疾風とサイバスター……は飛んでこなかったが、前者2つが俺の背中を押す。

「ぐへぇーッ!?」

 事前に何の予想もしていないところにそんなもんをマトモに食えば、ズッコケるのは当たり前だ。三人組もかくやといった勢いで、俺は前方の路上に3回転ばかし転がる。
 幸い実際の爆発地点からは充分に距離が離れていたようで、身体にすぐ分かるダメージはない。脳内では思考回路がショート寸前どころかハテナのブーメランが飛びまくっていたが、それはひとまず置いといて、俺は身体を起こしざま、爆発した方に振り向いた。
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