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ドミニウム~極色少女賭博伝~(エロ)

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 腹パン乙女こと『ドミニウム~極色少女賭博伝~』の立石ひふみちゃんが可哀想な目に遭っちゃうエロパロディ。
 私はギャンブルに詳しくないので、「これ明らかに変だろ」という部分があっても大目に見てもらえると嬉しいな……。

カップリング
・ヤクザのおにいさん数人×立石ひふみ

参考資料
・ブラックジャック カウンティング(必勝法・攻略法)
・ブラックジャック - Wikipedia
・よくわかる!腹パン「腹パンの箇所による嗜好の違いと苦痛の差異について」

 ※腹パン鬱レイプ注意

 ひふみん大好きです><

*――――――――――――――――――――――――――――――――――――――*

「うげ……ぇっ!」
 テーブルを囲んでいた男の一人に蹴り飛ばされて、立石ひふみは吸い殻とヤニで汚れた床の上を転がった。
 痛さと息苦しさに耐えていると、床に伏せたひふみのツインテールを掴んで別の男が彼女の顔を上げさせた。
「分かったか? イカサマをしたと認めろ。そしたら許してやってもいいぜ?」
 ひふみを見下すような目で男が言った。
「私は……イカサマなんてしてない……っ!」
 瞳に涙を溜めながら、それでもひふみは男の言葉を否定した。
「あァ!?」
 その言葉を聞き、男のこめかみに青筋が浮く。
「いやっ! やめて!」
 男はひふみのツインテールを掴んだまま、強引に彼女を立ち上がらせた。
「どう考えてもイカサマだろーが! 俺らを相手にしてブラックジャックで勝ち続けることなんざできるわけねぇだろ!」
「だから言ったでしょ! 私には瞬間記憶能力があって……」
「んな漫画やゲームの話みてぇなもんを信じるわけねぇだろ? 吐くならもっとマシな嘘を吐けや」
 ヤクザの男たちはひふみの話に全く聞く耳を持たなかった。
「違うっ! 私は本当に……」
「……まだわかんねーようだな」
 男は別のヤクザに顎をやり、後ろからひふみのツインテと腕を抑えた。
「え? 何なの……」
 ひふみの顔が恐怖に染まる。
「やれ」
 ひふみを抑えた男が言った。
 次の瞬間、
 ――ドスッ!
「あが……っ」
 命じられた男の放ったパンチが、ひふみのへそのあたりに突き刺さる。
 どぼん、と嫌な音がし、鍛えられた男の拳がひふみの腹の肉を激しく打った。
「あ゛あ……っ」
 吐き気がする。顔からサァッと血が引いて行くのが分かる。
 痛い、気持ち悪い、吐き気がしてくる。
 ひふみの瞳から、ぽろりと涙が零れた。
「どうだ、これで認めるか?」
 あざ笑うかのような男たちの声。
 既に男たちの興味は、ひふみを謝らせることではなく、彼女を暴力で屈服させることに向いていた。
(どうして……こんなことになっちゃったんだろう……)
 薄れていく意識の中、ひふみは己の行動の迂闊さを後悔し、悔しさで涙を流した。

 *

 話は数時間ほど前に遡る。
「お前だな? 克己学園の立石ひふみってのは」
「はぁ?」
 下校中、街中を歩いていたひふみは、突然見知らぬ若い男に声をかけられた。
「あんた誰?」
「お前に用がある。付いて来てもらおうか」
 そう言って男はひふみの肩に手を伸ばした。
「やめてよっ! なんなのあんた!? 私は別に要はないんだけど?」
「てめぇに用が無くてもこっちにはあんだよ。……おい、お前ら」
「っ!?」
 気付けばひふみは、男たちに囲まれていた。
 ざっと数えただけでも、十人以上はいる。
「分かったか? お前には付いてくるしか選択肢はねーんだよ」
「……ち」
 見るからに堅気ではなさそうな連中だった。
 下手に動けばただでは済まないだろう。
「用件くらい聞かせてよ。あんたらみたいな連中に意味も分からずほいほい付いて行けるわけないだろ?」
「……お前、学校の影で荒稼ぎしてるみてぇじゃねぇか? それについてだ」
「……ふーん」
 恐らく、以前ひふみにカモられた克己学園の生徒がヤクザに泣き付いたのだろう。
 ひふみはそう推測した。
 考えてみれば、別にそこまで驚くことじゃない。
 お高くとまったお嬢様達が通う、俗にいうお嬢様学校である克己学園に通う生徒の中に極道の娘がいることは、あり得ない話では無かった。
 その極道の娘がひふみにカモられ、復讐のために家を頼ったというのなら説明はつく。
「分かったわ。……案内しなさいよ」
「フン、生意気なガキめ。……こっちだ」
 ひふみを囲った軍団は、ぞろぞろとどこかへと向かって移動した。

 ひふみが連れてこられた場所は、少し郊外から離れた廃工場だった。
「ふん、いかにも賭けが行われていそうな場所だこと」
 工場の中では、案の定ヤバそうな男たちが賭け事に熱中していた。
 ひふみに話しかけた男が、空いたテーブルの席に着いた。
「ここで俺らと賭けをやってもらおう」
「どこの誰だか分からないけど、自分じゃ勝てないからってヤクザを頼ったってところでしょ? その本人様はいないのかしら?」
「お嬢は離れた場所からここを見ている。なに、お前が勝てば解放してやるよ。勝てれば、な」
 周りにいた男たちが下卑た声で笑う。
「御託はいいからさっさとやりましょ。で? ルールは何?」
「これだ」
 男が新品のトランプを取り出した。
「俺とブラックジャックをしてもらう。それで相手から一千万奪えば勝ち」
「一千万!? 馬鹿じゃないの? ただの高校生の私にそんな金額が払えるわけないじゃない!」
「おいおいお前、今まで荒稼ぎしてたんだろ? そんくらい余裕じゃねぇか?」
「んなわけないでしょ!? いくらなんても一千万なんて金は――」
「だったら降りるか? 私が悪かったですごめんなさいっつってウチのお嬢に土下座するんなら返してやってもいいぜ? 当然、お嬢からむしり取った金も倍にして返してもらうがな」
「ッ! 誰がそんなこと……!」
「じゃあ受ける、ってことでいいんだな?」
「上等! さっさと始めなさいよ!」
 と、ひふみは売り言葉に買い言葉で勝負を受けることを了承してしまったのだ。
 だが決して安易に勝負を受けたのではない。
 ブラックジャックにはカウンティングという方法があり、使用したカードを記憶することで勝負を非常に有利にすることができる。
 しかし、普通はカードを全て記憶することなどできない。
 だが、立石ひふみは違う。彼女は瞬間記憶により、全てのカードを記憶することができる能力を持っている。
 当然ひふみはブラックジャックのルールを知っており、カウンティングについても知識があった。
 だからこそ、イカサマを仕掛けられたとしてもブラックジャックのルールなら負けないという算段が彼女にはあったのだ。
 そして結果は――

「どう? どう見ても私の勝ちよね? じゃあ早いとこ一千万頂戴ね」
 ドヤ顔でひふみが言い放った。
 男たちの間に動揺が走る。
「……イカサマだ」
「そっちが仕掛けてきたルールでしょ? まぁなかなか強かったけど、瞬間記憶能力を持った私には勝てないでしょうね。ちゃんと相手のことを調べるくらいのことはしたらどうかしら」
「瞬間記憶能力……だぁ?」
 周りで見ていた観客の誰かが言った。
「そう、私はそうやって全てのカードを覚えていたの。だからイカサマなんてこれっぽっちも――」
「ふざけんのも大概にしろよ」
「――え?」
 ひふみと対戦していた男が、パチンと指を鳴らした。
 卓を囲んで観戦していた男の一人が、スッとひふみの傍に近づく。
「やれ」
 氷のように冷たい目で、ひふみの対戦者がその男に命令を下した。
 命を受けた男が、足を振り上げ、呆然としていたひふみに横蹴りを見舞った。
「がっ――」
 それを喰らったひふみの体が、椅子ごと吹き飛んだ――

 *

「おいおいしっかりしろよ? まだ一発腹を殴っただけだぜ?」
 ひふみの目には、彼女の顎を掴み、へらへらと笑っている男の顔が映っていた。
「さ、最低ねあんたら。ギャンブルじゃ勝てないからって、か弱い女の子を囲って暴力を振るうだなんて……」
 殴られた腹の痛みに耐えながら、なんとか言葉を絞り出す。
「最低? おいおい変なことを言うのはやめろよ。こっちはイカサマをされた被害者なんだぜ? ……それになぁ」
 ――どぼっ!
 二発目のパンチが、ひふみの腹に抉りこまれる。
「いぎぃ……っ!」
 ひふみが声にならない悲鳴を上げる。
「てめぇに今更発言権なんてねぇんだよ。さっさと土下座して一千万払えや。あ?」
 ひふみの口から唾液が飛び散る。あまりの激痛に口元を拭う余裕すらない。
「ひっ、うっ」
 無意識に涙が溢れてくる。
「おいおい嬢ちゃん、泣けば許されるとでも思ってんのか? 舐めるのも大概にしろよ?」
 三度、ひふみの腹にパンチが繰り出された。
 今度のパンチは、下腹部――つまり子宮のあたり――を押しつぶすような位置を目掛けて打ち込まれた。
「うああ゛っっっ!!」
 鋭い痛みがひふみを襲う。
 腹を庇うように体を丸めようとするが、ツインテールを掴まれているため腹を庇うことすら阻止される。
「ほらもう一丁」
 今度はみぞおちに拳が突き刺さった。
「かっ……はぁっ!!」
 呼吸ができない。視界が暗転しそうになる。
 いっその事、気を失えたら楽なのに……。
 息苦しさから逃れるように肺を動かそうとする。が、みぞおちに叩き込まれた突きのせいか呼吸器官がまともに動いてくれない。
 腹部の痛みに加えて、呼吸ができないという窒息にも似た苦しさが加わる。
 いつの間にかひふみは、ぼろぼろと涙を頬を伝わせていた。
「お願い、もうやめて。もうやめてよぉ……」
「だから言ってるだろ? さっさとイカサマを認めろって」
「信じてよっ……! 私はイカサマなんて――」
 ――ドスッ!!
「ああああああああ゛っ!!」
 たまらず反吐を吐き出した。
「いい加減分かんねぇかなー? お前は『はい』って言うしか無いんだって。ひょっとしてお前、バカ?」
 ひふみの耳に、遠くから男たちの声が聞こえてきたような気がした。
 それほどまでに彼女の意識は朦朧としてきていた。
「許して、許してってば……」
 再度、ボディブローが炸裂する。
「う゛っ!! ……あっ、ああっ」
「なにコイツすげー痙攣してんだけど。なんか楽しくなってきたわ」
 おらおらおらおらッ!!
 連続でひふみの腹にパンチが打ち込まれる。
「うえっ、おえっ、あがああぁっ! うげっ、おっ、おおおっ」
 既にひふみは白目を剥きかけていた。
 体を可哀想になるくらい痙攣させ、口からは舌を突出し涎が、目からは滂沱の涙が流れている。
「ははははは! このまま胃の中空っぽにしちまうかぁ?」
 振り降ろされた拳が彼女の胃を押しつぶす。
「うおええええええぇっ」
 再び反吐をまき散らすひふみ。
「こんなに腹を殴られちまったら、ひょっとしてガキを孕めなくなるかもなぁ? ええ? どんな気分だよ、おい?」
 もうひふみは言葉を発することすらできなくなっていた。
 口からは「こひゅー……こひゅー……」と空気が漏れ出るような音しかしない。
 背後から抑えていた男がひふみを離すと、彼女は腹を抑えてうずくまり、ビクンビクンと異様な痙攣を起こしていた。
「あーあー可哀想に。最初から素直に謝っとけば、ここまで苦しまなくて良かったのになぁ」
「おねが……もうパンチは……やめて……」
「あー? なんつったんだ? はっきり言えや」
「ぐすっ……ごめ……なさ……ごめんなさい……。もう殴るのは……やめてくだしゃい……ひっく、ひっく……」
「どうすっかなー?」
 男は耳をかっぽじりながら、とぼけたように呟き、無造作に足を振り上げた。
 ――みしり
 適当な蹴りが、横になって体を丸めているひふみの腹に突き刺さる。
「うぇぼっ! ごええ……おぼぉ……。ひっ、ひっ、ひ……っ」
 気が狂いそうな痛さだった。
 内臓がミキサーでかき混ぜられているような痛みだ。
 苦しい、痛い、死にたい。
「んじゃあイカサマしたって認めるな?」
「はい……みとめましゅぅ……! だから……っ! もう……もぅ……!」
 涙をぽろぽろと流し、ひふみは懇願した。
「よーし、ならイカサマをした件は特別に許してやろう」
「なら……」
 激痛を感じつつも、ひふみの顔にわずかな安堵の表情が生まれる。
 しかし――
「ああ、あとは借金の一千万を返してもらわんとなぁ」
 男の目が、三日月のように吊り上る。
「……ぇ……?」
 朦朧とした意識の中、ひふみは男の言った意味を反芻する。
「え……? 謝れば許してくれるって……」
「ほんっとおめでたい頭だなぁてめぇは。それとこれとは話が別だろ? イカサマしたんなら、それ相応のケジメは付けてもらわんとな」
「そんな……」
 再びひふみの顔が、絶望に彩られる。
「で、でも一千万は無理……です。ほんと……無理なんです……」
「ああ、だからお前の体で払ってもらう」
「…………」
 ひふみは、男の言った言葉を理解することができなかった。
 体で……払う?
 どういうこと?
「なんだよ呆けた顔しやがって。体で払うっつったら、こういうことに決まってん……だろ!」
 男は横たわったひふみの胸元を掴み、力任せに引きちぎった。
「っ!」
 ひふみの可愛いブラに守られたそこそこ豊かな胸の谷間が、男どもの視線に晒される。
 悲鳴を上げそうになったが、痛む腹が悲鳴を上げることを否定した。
「なにを……」
「決まってんだろ? てめぇにはここで、一千万稼ぐまで体で払ってもらうのさ」
 痛さのあまり、ぐにゃぐにゃと歪むひふみの視界では、笑う男が本物の悪魔に見えていた。
「ああ、妊娠の心配でもしてんのか? なら――」
 男は子宮部につま先蹴りを突き刺した。
「う゛えあああああ゛あ゛っ!!」
 鋭い激痛が内臓を貫く。
「下品な悲鳴だなぁ、んな声じゃ萎えちまうぞ。まぁこうして子宮をぶっ壊しとけば孕む心配もないんじゃね?」
 ぎゃはははは!
 男たちの嘲笑が廃工場に響き渡る。
 ひふみは、気付けば工場内にいた殆どの客が分たちの周りに群がっていたことに、今さら気付いた。
 そして彼らの顔に浮かんでいるのは、半裸のひふみを見下ろした下劣な表情。
 ひふみは全身が冷水に浸ったかのような怖気を感じた。
 この後自分に待ち受ける運命を想像し、そのあまりのおぞましさにみっともなく体を震わせた。
「は……はは、は」
 変な笑いが口からこぼれる。
 震える体がカチカチと歯を鳴らしている。
「そんじゃあ早速相手をしてもらおうか? お前、ガキっぽい顔をしているくせに体はなかなか使えそうだなぁ。いや、髪型のせいでガキっぽく見えているだけか? まぁいい、さっさと脱ぎな」
「ぬ、脱ぐって……」
「全裸になれっつってんだよ。あんまイラつかせっと、また腹殴んぞ?」
 男が腕を振り上げる。
「ひっ……いやあああああぁ!! もうおなかを殴られるのはいやああああああああっ!!」
 みっともなく体を縮こませ、頭を押さえてガタガタとひふみは震えた。
 既に彼女は、暴力に対する恐怖の芽が植え付けられてしまっていた。
 今まで受けた暴力が瞬間的に脳裏をよぎり、恐怖のあまり失禁までしてしまった。
「ひゃはははははは! さっきまであんなに威勢が良かったクセに、一気に負け犬になりさがっちまったなぁ!?」
 男は、体が恐怖で硬直してしまったひふみから衣類を剥ぎ取っていく。
 男たちに反抗する牙を一本残らず抜き取られてしまったひふみは、なされるがままになるしかなかった。
「おら、いつまでもビビってんじゃねーよ。今からお前にはたくさんお仕事してもらわねぇとなぁ」
 ひふみが顔を上げると、そこには勃○した男のモノがそそり立っていた。
「ひ……」
 初めて見る男の陰茎に顔を青ざめる。
「どうした? 男のモノを見るのは初めてか? ん?」
「やだ……やめて……」
 そう言うものの、ひふみの体は金縛りにあったかのように動かなかった。
「そうだなぁ……まずは口でシてもらおうか?」
「く、口で?」
「おいおい、そんなことも知らねぇのか? 流石はお嬢様学校に通ってる生徒様ってやつかよ? いいからこいつを咥えりゃいいんだよ」
「咥える!?」
 こんな汚らしいものを口に含めというの?
「……ビビってんじゃねぇよ。それともまた腹を殴られるのがお望みか?」
「!」
 それを聞き、ひふみは激しく頭を横に振った。
「だったさっさと……しゃぶりやがれってんだよ……っ!」
 男はひふみのツインテールを掴み、強引に自分のモノを彼女の口へとぶち込んだ。
「~~んーっ!?!?」
 大きい。顎が外れそうだ。それに変な味がする。
「あーそうだ、間違っても歯ぁ立てんなよ? もし噛んだりしたら死ぬまで腹を殴り続けてやるからな?」
「っ」
 その言葉を聞いただけで涙が溢れてくる。体が震えを起こす。
 口が塞がれているので、コクコクとひふみは首を振った。
「ようやく物わかりが良くなってきたじゃねぇか。ほら、舌を使って男を悦ばせてみろよ。咥えてるだけじゃイかせらんねぇぞ」
 とは言ってもだ。女子高に通っている生娘にそんなことを要求しても、知識もないのにできるわけがなかった。
 彼女は彼女なりに頑張って舌を動かすのだが、どうすれば男を悦ばせられるのか知らないひふみには無理な話だ。
「チッ、使えねぇな。もういいわ、俺がやるから、お前は歯を立てねぇようにだけ気を付けてろ」
「?」
 男はそういうと、ひふみのツインテールを両手でそれぞれ握り、それを自分の腰の方に引いたのだった。
「ンン――ッ!」
 当然、ひふみの喉の奥まで男のモノが挿入されることになる。
 普段届かないはずの喉奥まで差し込まれて、吐き気が呼び起される。
 が、それでも男は気にせずガンガンと奥を突き続けた。
 そして――
「出るぞっ! 飲めっ!」
「!!」
 びゅるびゅると、喉に直接精液が吐き出された。
 粘つき、喉に引っかかる精液にえずくひふみ。
「残さず飲め」
 あまりにも冷たいその声に、もうひふみは抗う術を持っていない。
 言われるがままに――何度も吐き出しそうになりながらも――ひふみは吐き出されたザー○ンを全て飲み干した。
 飲み終えたことにほっとしてペ○スから口を離す。
 すると頭を掴まれ、顔にチ○ポを押し付けられた。
「え? ……なに?」
「全くこれだからお嬢様はなぁ? いいか立石、フ○ラってのは掃除もして終わりなんだよ」
「掃除……?」
「そうだ。まだ俺のチ○ポはお前の唾液と精子で汚れているだろ。舐めとれ」
「っ!」
 しかし牙を折られたひふみは従うしかなかった。
 恐る恐る舌を出し、舌先でぺろぺろと男のモノを舐めはじめる。
「お、終わりました……」
 びくびくとした様子でひふみが言う。
「……全く、本当に分かんねぇ奴だな。掃除しろっつったら残ったやつも吸えってんだよ」
「え……」
「いいからさっさと咥えろ!」
 そしてまた無理矢理ひふみはち○ぽを咥えさせられた。
「おら、根本から絞るようにして吸い取れ」
 泣きそうになりながらも、なんとかひふみはフ○ラを終えた。
「ふん、じゃあそろそろ本番といくか」
 それがセッ○スを意味していることに気付いたひふみは、本格的に青ざめた。
「そ、それだけは……」
「あ? 体で払えっつってセッ○スできねぇとか舐めてんのか?」
「あぅ……でも私、処女なんです。お願いしますどうか許して……」
 涙が溜まった瞳で懇願する。
 しかし、それで男が「はい」という訳が無かった。
 それどころか、より一層いやらしい笑みを浮かべ、こう言った。
「オ○ニーしろ」
「え?」
「流石にお嬢様でもオ○ニーくらいしたことあんだろ。やれ」
「な、なんで……」
「あ? それとも乾いた処女ま○こにぶち込んで欲しいマゾ野郎なのかてめぇは?」
「ち、ちが――」
「ならまた……腹でも殴ってやろうか?」
「ひっ……」
 再びひふみの目に涙が浮かぶ。
「分かったらさっさとしろっ!」
 震える体の秘部に手をやり、控え目な動きの指でクリを弄る。
 しかし恐怖で固まっている体では、感じようもない。
「あ、あれ?」
 指の腹でこねるようにクリ○リスに触れる。
 刺激は感じるが、何故か全く快感が押し寄せてこなかった。
「あれ? あれ? あれ?」
 時間が経つたびに焦りが募ってくる。
「なんだよお前、不感症か?」
「え、ち、ちが……」
「まぁなんでもいいや。そろそろぶち込むとするか」
 男は女の子座りの格好でオナっていたひふみを卓の上に押し倒し、自分のモノをひふみの肉穴へとあてがった。
「ちょ、ちょっと待って! 私ほんとに初めてで」
「だったらなにか? 優しくしてくれとでもいうつもりか?」
 男が気にせず挿入しようとする。
「お願い! せめてゴムを付けて……」
「ゴム? んなもん必要ないだろ。もし孕んだらこうやって――」
 男は瞬時に拳を握りしめ、素早くひふみの下腹部――へその下――にへと振り降ろした。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
 子宮が痛みに貫かれ、ひふみが絶叫を上げる。
「腹パンして堕ろせばいいじゃねぇか?」
 ――ブチィ
「!!」
 直後、男のモノがひふみの初めてを貫いていた。
 殴られた痛みと初めてを失った痛みが重なり、想像を絶する痛みを彼女にもたらした。
 白目を剥き、体はびくびくと痙攣し、口からは少量の泡を吹いている。
「あー……やっぱ初物は締まってやがるなぁ。濡れてねぇけど、このまま腰振ってたら濡れてくっか?」
 と言い、男は痛みを感じているひふみのことなど気にすることなくガスガスと腰を振り始めた。
「い゛、い゛だい゛っ! じ、じぬ゛っ! 死゛んじゃう゛う゛う゛う゛う゛う゛!!」
 ひふみは痛みで気を失い、その度にクリをギリッと強く捩じられて覚醒させられてはまた気絶するということを繰り返していた。
「おっ、イクイクイク……イクぞっ!」
 男の腰を動かす速度が上がり、最後は当然のように子宮口に尿道を押し当てながら射精した。
 引き抜かれた後に自分の秘部から垂れ流れる白濁液を呆然と見て、
「あ、あはは……ほんとに中で出されちゃった……妊娠しちゃうよ……どうしよ……どうしよう……」
 虚ろな目で呟くひふみ。
 そんな彼女に男は言った。
「おいおい何呆けてんだ? 一千万稼ぐまで、これからが本番だぞ? とりあえず、ここにいる客全員の相手をしてもらおうか」
 男が顎でしゃくった方を見てみると、そこには――
 優に三ケタはいそうな、男たちの群れが控えていた。
「あはは、ははははは……」
 空虚な瞳をした彼女は、全く感情の成分を感じさせない声で笑っていた――

 ――数時間後
「おおっ! 出るっ! 出るっ! 孕みやがれっ!」
 既に何度目になるか分からないほどの射精をひふみは膣で受け止めていた。
 いや、何度目になるか分からないというのは嘘だ。
 彼女の瞬間記憶は、きっちりと中に出された回数を記憶してしまっていた。
 忘れたい。忘れられない。
 ――ああ、私にこんな能力なんて無ければ、こんなことにはならなかったのかな……。
 痛くも無い。悲しくも無い。なのに涙が一粒、ひふみの目から零れ落ちた。
 今しがた射精を終えた男が己のモノを引き抜き、彼女から離れていった。
 ひふみは、遠慮なく中出しされまくって膨れ上がった自分のお腹を見た。
 肉壺からは、とめどなく精液が垂れ流れている。
 その光景を見ていたら、再び涙が溢れてきた。
「なーに泣いてんの? あ、もしかしてこんなにお腹が膨れちゃってるのを悲しんでるのかな?」
 馬鹿っぽそうな男がひふみに近寄ってきた。
 ――次は、こいつが私の体を使うのか。
 もうひふみは何の感情も抱かなかった。抱く意味が無いからだ。
「そうだよねー。年頃の女の子がこんなにお腹大きかったら悲しいよねー。だからオレがぁー……」
 男が拳を作り、その精液を溜めこみすぎて膨れた腹を殴りつけた。
「んああああああ゛っ!!」
 子宮が押しつぶされ、彼女の腹からはまるでホースで水撒きでもするかのようにザー○ンが噴き出た。
「あはははは!! おもしろー! じゃ、空っぽになったところでまたオレが新しいザー○ンを入れてあげるから、安心してね」
 そう言って男はいきり勃ったモノをひふみの顔に跨り、口の中へと捩じりこんだ。
 ああ、早く終わってくれ。
 もうどうなってもいいから、一秒でも早く終わってくれ……。

「あ、気付いた? とりあえず今日はこれで終わりだってさ。一千万の返済、がんばってねー。オレもまた来るからさぁ、じゃあねー」
 言うだけ言ったといった様子で、その男は廃工場の中から出て行った。 
「…………」
 死んだような目で、男が去る姿をひふみは見送った。

 ――数ヶ月後。
「…………」
 ひふみは無言で陽性を示している妊娠チェッカーを見下ろしていた。
 彼女の目には何の感情も浮かんでいない。
「おう、どうだった」
 トイレから戻ると、ひふみの最初を奪った男が声をかけてきた。
 その問いに、ひふには無言でチェッカーを見せた。
「……ふーん。で、お前はどうすんの」
「……それを聞いてどうするの。私に選択肢なんて無いくせに」
 男はニヤリと笑った。
「ああ、そうだな。俺たちは利口な肉便器を持って幸せだよ」
 男は思いきり拳を振りかぶり、そして――
 私の腹へと抉るように打ちこんだ。
 新しく生まれそうだった命の息吹が消えた音が、聞こえたような気がした。
 立石ちゃんもいいけど、ビビってる姫子もめちゃくちゃかわいいですよね。
 特に六話でのビビりかたがエロ過ぎてヤバいと思います。

 カップリング
 龍田×姫子

 おまけ
 立石ちゃん腹パン



 姫川たちが大道院邸での勝負を終えた日、龍田は姫子に呼び出されていた。
(ホテルのスイートルーム? はて)
 何故そんなところに呼び出されたのかは分からないが、まぁ断る理由もないしということで龍田は指定されたホテルへと足を運んだ。
「まぁ、来てくれたんですね龍田さん」
「そりゃ呼ばれたからな。何か用か? こんなホテルまで取って」
「ええ、ちょっと」
「……?」
 姫子の様子がいつもと違い、なんだかもじもじしている。
「あの……ひとまず今日はお疲れ様でした」
「いや、俺は勝てなかったからな、しかも大敗だ。……なんで姫子は俺なんかを使ったんだ?」
「それは……」
 それっきり、黙ってしまった姫子。
「あ、いや! 言いにくい事なら別に言わなくっていいんだ。悪かった」
「……いえ」
 再び部屋に沈黙が流れる。
 そして遂に、姫子は意を決したような表情で龍田に話し始めた。
「龍田さん。龍田さんは、わたくしが『倶楽部』に挑むのに全く恐怖がないとお思いですか?」
「え?」
 いきなり姫子は……何を言っているんだ?
 困惑した龍田だったが、とりあえず思いついたままに自分の意見を言ってみる。
「そりゃ……姫子はいつも表情を崩さないし、それに何か覚悟があるんだろ? 多少は怖いかもしれないが、今までの戦いを勝ち抜いてきた姫子ならきっと――」
 と龍田がそこまで言った時である。
 姫子が龍田に抱き付いたのだ。
「違うんです! 龍田さんはわたくしのことを誤解しています……! 本当はわたくし、怖いんです。倶楽部を相手に戦うことが……」
「姫子……」
 その彼女の言葉を裏付けるように、龍田に抱き付く姫子の体は震えていた。
「わたくし、本当は賭け事をするのが怖いんです。……でも龍田さんが一緒なら、勇気が出るような気がして……。だから今日も、龍田さんにご迷惑をかけてまで来ていただいて、戦っていただいて……」
 龍田の腕に、姫子の涙がじんわりと滲みていった。
 彼にしがみ付いてガタガタと震える姫子の姿は、まるで父親に縋り付く幼子のようであった。
 そうなのだ。
 いくら姫子が常人離れした賭け事の才能があったとしても、まだ彼女は高校生の女の子なのである。
 命を賭けた戦いに、本当は日々死の恐怖で怯えているのかもしれない。
「姫子……」
「本当は叔母様と対戦した時も、泣きそうなくらい怖かったんです……。でもなんとか、ひとまず勝つことはできました。だから龍田さん、わたくしに……」
「ん?」
「ご褒美をください――」



「はっ!?」
 気付くと龍田はベッドの上で全裸になっており、姫子も多少恥じらいつつも生まれたままの姿で龍田の傍に寄り添うようにしていた。
「姫子、これは一体!?」
「言いましたでしょう? 龍田さんから、ご褒美が欲しいと」
 頬を染めて、龍田の上になった姫子が顔を近づけてそうささやく。
 触れ合っている姫子の体は絹のように滑らかだ。
 胸は多少慎ましかったが、そんなことなど全く気にならないほどに美しい姫子の肢体は龍田の下半身を興奮させるのに充分な色気を持っていた。
 いきり勃った龍田のモノが、姫子の足に触れる。
「あっ……」
 龍田のモノが触れていることに気付いた姫子は、恥ずかしそうに頬を染めた。
 しかし、龍田の心境は穏やかなものでは無かった。
(教え子に手を出す? いや出されているのは俺の方だけど、流石にこれはマズイだろ。せっかく職に就いたのに、もしこれがバレたら当然コネで雇ってくれた親父の耳にも入るだろうし、社会的にも家庭的にも抹殺されるぞ俺。しかし――)
 ゴクリ。と龍田はつばを飲み込んだ。
 彼は最近、金が無かったせいで風俗はご無沙汰だった。
 そして目の前にいるのは、そこらの風俗嬢とは一線を画した美少女の裸体。
 彼女がいいと言っているんだし……いいんじゃないか?
 そう、そうだ。バレなきゃいいんだよ。
 なぁに漫画や小説じゃあるまいし、ホテルから出たところを知人とバッタリなんて場面、そうそう起こるわけがない。
 つーかいつの間にかシャワーまで浴びてお互い全裸でいるのに「やっぱりやめよう」なんて言えるわけがないではないか。
 大義名分は得た。いざ出陣――!
「んむっ!?」
 気付くと龍田は、姫子の桃色で柔らかいくちびるを貪っていた。
 そのまま姫子の華奢な体を抱きしめる。
「――はぁ」
 キスを終えた姫子が、濡れたような溜息を吐く。
 彼女の火照った体を見た龍田は本能のままに姫子を押し倒した。
「きゃっ」
 姫子の首筋にくちびるを這わせ、徐々に下へと向かっていく。
 遂に龍田のくちびるが姫子の慎ましくも可憐な双丘へと達し、彼女の小さくて可愛らしい乳首を口に含んだ。
「んんっ……あっ」
 姫子の口から吐息が洩れる。
 逃げるように姫子は体をよじるが、龍田は彼女の肩を押さえつけて逃げることを許さない。
 空いた方の手で、姫子のもう片方の乳首を優しく弄ってやる。
 まずは指先でくりくりと円を描くようにじっくりと。
 そして徐々に硬く尖っていくと、今度は親指と人差し指でしゅっしゅっと扱くように刺激した。
「ああっ……! そんなにおっぱいばかり触られたらわたくし……っ!」
 ビクン!
 と姫子が一瞬体を震わせた。
「あれ? もうイっちゃったのか?」
 絶頂を迎えた姫子は、はぁはぁと荒い息を吐き、一筋の涎を垂らしながら、両の乳首を恥ずかしいくらいに勃起させてしまっていた。
「もしかして、いつもは胸を弄ってオ○ニーしてるのか」
「お、オナっ……!?」
 それを聞いた姫子の顔が、いきなりボッと赤くなる。
「わ、わたくしはそんなこと、致しませんわ!」
「へぇ……じゃあ姫子は一回もオ○ニーしたことないんだ?」
「そ、そうとは言っていませんけど……」
 照れている姫子は異常な可愛さを誇っていた。
 それを見た龍田の嗜虐心が、むくむくと膨れ上がっていく。
「ならどういうオ○ニーをしているのか見せてみてよ」
「ふぇええっ!?」
「あ、やっぱりおっぱいでシてたんだ?」
「そんなっ、違っ!」
「じゃあこっち?」
 龍田は姫子の秘部に指を這わせた。
「ひゃんっ」
 いきなり女の子の一番大切な部分を触られてしまい、姫子の体がぶるっと震える。
「こっちも感度いいね。やっぱりこっちでヤってたんだ」
「ち、違うもん……」
「へー、ならお尻でヤってるの?」
「おおおおおおおしり?」
 想定外の言葉に、姫子は動揺を隠しきれなくなる。
「試してみようか。触ってみればすぐに分かる――」
 龍田の指が、姫子の小さくぷりんとした形の良いおしりの方へと伸びていく。
「ちっ! 違います! 本当は、おっ……おま○こでやっていますぅ!」
 姫子は涙目になりながら、龍田のお尻へと伸びる腕を掴んだ。
「そうか、じゃあ証拠を見せてよ」
「へ……?」
「いつもしてるっていうのなら、どうやってオ○ニーしているのかやってみせて」
「えぇっ!?」
 姫子は動揺を隠しきれない。
「あ、じゃあやっぱりお尻でやってるんだ」
「わっ……わかりました! お、おま○こでしますから、お尻は触らないでください……」
 そして姫子は体育座りの格好になって、右手で自分の秘部を触り始めた。
「うーん、それじゃあどうやっているのか見えないなぁ。――よっと」
 龍田は姫子の膝を掴んで開いた。
「きゃあぁ!?」
 なので姫子はM字開脚のような姿になってしまった。
「龍田さんっ! こ、これっ、恥ずかし……っ!」
 ぷるぷると震えながら姫子が訴える。
「あ、じゃあやっぱりおしり……」
「わ、わかりましたっ、やります、やりますぅ!」
 姫子は恥辱に耐えながら、足を開いて龍田の目の前でクリ○ナニーを続行した。
 あまり慣れていないのか、姫子は自分のクリをちょんちょんと人差し指で軽くつつくようにして弄っている。
「んっ……あっ、あっ」
 包皮の中でむくむくとクリが大きくなっていく。
「姫子は皮を剥いてはしないんだ?」
「皮を……え?」
「だからさ、こうやって――」
 龍田は指で優しく姫子の包皮を剥いてやる。
「きゃんっ!」
 すると、ぴくんぴくんと小さいながらも主張しているクリが露わになった。
 だがあまりの恥ずかしさに、姫子は言葉を失ってしまった。
「ほら、手が留守になっているよ」
 と、代わりに龍田が姫子のクリを触ってやる。
「んあああああああああああっ!!」
 姫子が体を大きくのけぞらせて声を上げた。
「ん、痛かったか?」
「痛くは……無いですけれど……っ! ちょっと刺激がっ、強すぎて……っ」
 はひはひと息を吐きながら、姫子が答える。
「そうか、指じゃまだ駄目みたいだな。それじゃあ」
 龍田は姫子の秘部に顔を近づける。
「あの、何を――」
 ちろっ。
 ぬるぬるして暖かくて柔らかい何かが、姫子の包皮を剥かれたクリに当たった。
 そのあまりの快感に、姫子は声を上げることもできずに絶頂してしまう。
「――! ――!! ~~ッ!」
「はは、そんなに良かったかい?」
 龍田はまだイっている最中の姫子のフル勃○したクリを執拗に舐め続けた。
 いつしか姫子の腰は跳ね、まるでブリッジをしているかのように腰が浮いてしまっていた。
 何度もイっているというのに、まだ姫子のクリは天井知らずで快感が高まっていった。
 イってもイってもイきたりない。そんな快感地獄。
 足のつま先もぴんと立ち、浮いた下半身だけがかくかくと震えていた。
「ふぅ」
 ようやく龍田がク○ニを止めると、そこにはイきすぎて妙な痙攣をしている雌の体となってしまった姫子がいた。
 彼女のイきまくったあそこは、ナニかを求めるようにくぱくぱと収縮を繰り返している。
 既に龍田も我慢の限界だった。
 ガチガチにいきり勃ったモノを姫子の肉穴に当てて、彼女の耳元でささやく。
「なぁ、俺もそろそろ限界だ。……いいよな?」
「ふぇ……?」
 呆けた姫子からは返事がこなかったが、もし拒否されたとしても我慢することはできなかっただろう。
 亀頭を少しだけ彼女のナカに挿入する。
「うっ」
 ダメだ。どうやら初めてっぽいから優しくしてやろうと思ったのに、男のモノを受け入れる準備が出来上がってしまっているま○こを前にして我慢してゆっくり優しくすることなど、出来るわけが無かった。
「姫子っ! いくぞっ!」
 ぬぶっ!
「――!」
 龍田のモノが、一気に姫子を貫いた。
「ああああああああああああっ!!」
 動物のような悲鳴を姫子は上げた。
 それは破瓜の痛みのせい――ではなかった。
 何度もイきまくった彼女の膣は、既に痛みを感じることすらなく、強烈な快感を与えていた。
 今まで刺激を受けたことが無かった箇所に、突然訪れた究極の快感。
 貫かれた直後、下半身から何かゾクゾクするようなものが体にこみ上げてきた。
「あ? あっ……ああっ……あああああっ!?」
 ――びくびくびくびくびくんっ!!
「∫ ∬ Å ‰ ♯ ♭ ♪ ‡ ~ ′ ≒ × ∥ ∧ | … ± ≠ ≦ ∞ ∴ ♂ ♀ ∪ ‥ ° ⊃ ∈ 〓 〒 ※ ″?????????????????????」
 もはや彼女は、自分でも何を言っているのか分からなかった。
 今までに感じたことがないほどの絶頂。
 まるでさっきまでイっていた快感が一挙に押し寄せてきたかと錯覚させるほどの、暴力的な快楽だった。
 自分の腹の中に、快楽を与えるためだけに存在している棒が挿入されている感覚。
 自分の隙間が埋められたかのような、そういう幸せな感覚。
 そんな凶暴で、幸せで、体全体が甘く痺れるような絶頂が気を失うまで与えられた。
 ――ああ、やっぱり龍田さんが相手でよかったですわ……。
 そう思いながら、姫子は快楽の眠りの中へと誘われていった。

 ◇

「龍田さん、今日はいろいろとわたくしの我儘に付き合ってくださって、ありがとうございました」
 姫子は可憐に微笑んだ。
 不覚にも龍田はその笑顔を見てドキっとしてしまう。
 照れて顔を反らすと、姫子が腕を組んできた。
 ……ま、いいか。
 龍田はそう思い、二人はホテルから出た。
 が、そこで問題は起こった。
 丁度ホテルから出た場所に、何故か立石がいたのだ。
 龍田ときょとんとした表情の立石の目が合い、しばらく呆然と見つめ合う。
 次の瞬間、龍田の背中から嫌な汗が噴き出た。
 マズイ、よくわからんけど非常にマズイ予感がする――
 仮にも教師と生徒が、一緒にホテルから出てきたのだ。
 それを立石――というか生徒会の役員に見られたら、とりあえずきっと多分とにかく恐らくマズイ気がする。
 別にラブホテルから出てきたわけではない。
 ラブホから出てきたわけではないのであるが、立石が、姫子が笑顔で龍田と腕を組んでいる今の状況を見たら、どうしても『そういうこと』をしていたように見えてしまうかもしれない。
 ……実際、『そういうこと』をしてしまっていたのだし。
 立石は「うっわやべーよ、すげー場面見ちゃったよこれ」的な笑いを堪えた表情でプルプルと震え、そしてついでにさりげなくその場面を写メって龍田たちの前を通り過ぎようとしたその時――
「うげっ!?」
 龍田のパンチが、立石の腹に炸裂していた。
 いわゆる、腹パンというやつである。
「な……んで……」
 バタッと立石がその場に腹を抱えて倒れる。
 そんな彼女に対して、龍田はポリポリと頭を掻きながら、
「スマン……手近だったからつい腹パンしてしまった」
 多少悪びれた様子で言った。
「うぅ……ガクッ」
 苦悶の表情を浮かべ、立石は気絶してしまった。
 龍田は悪いと思いつつも、まぁこれも正当防衛だ、仕方ないよなと無理矢理自分を納得させ、落ちている立石の携帯から今の写メを消去した。
「……なんで立石さん、こんなところにいたのでしょう?」
「さぁ……」
 龍田は、さっき脳内でフラグを立てていたことを思い出したが、黙っておくことにした。
 姫子は首をかしげて?マークを頭上に浮かべている。
「そういえば腹が減ったな。……大したものは奢れんが、一緒に夕飯でもどうだ? 何がいい?」
 すると姫子は、
「龍田さんと一緒なら、なんでもいいですわ」
 と言い、しっとりと微笑んだ。
10, 9

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