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僕たちの場合は

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クラスで僕とタカシは恋人同士、ということになっている。

その始まりはタカシの一言からだった。
「ヒロト、ホモって女にモテるらしいぜ?」
少年のように目をキラキラさせたタカシは、続けて
「よし、お前と俺は今日から恋人同士ってことで、ひとつヨロシク!」
と言い放ち、ニカッと笑いながら俺の肩を叩いたのだった。

タカシの作戦としてはこうだ。
僕とタカシの熱々ホモップルに興味を持って近づいてきた女子と仲良くなり、
そのうち上手くつけこんで美味しく頂いちゃおう!というということらしい。
あまりにも無計画でノータリンな作戦に呆れてしまったが、
まあ別に上手く行かないならそれでいいや、という気持ちで深く追求もしなかった。

一ヶ月ほど恋人のフリを続けた僕とタカシだったが、結局周囲から冷やかされるだけで、
特に近いづいてくるような女子はいなかったし、タカシはすでに飽き始めていた。
元々乗り気でなかった僕も本当にどうでもよくなってきたその時、
「ヒ、ヒロト君とタカシ君って付き合ってるん・・・だよね?」
クラスでも目立たないサチコが僕に声を掛けて来たのだった。
「あ、あの・・・お願いがあるんだけど!」

放課後、僕とタカシとサチコは3人でサチコの家に向かっていた。
サチコの「お願い」とは、僕とタカシに絵のモデルになって欲しい、ということだった。
しかしただのモデルではない。ヌードモデル、いやセックスモデルとでも言うべきか。
サチコは男同士が愛し合ってあんなことやこんなことをする漫画を、プロを目指して描いているらしい(BLって言うのか?)
男の裸だけなら資料はたくさんあるらしいが、男同士の絡みってのはなかなか思うようなものが見つからないそうだ。
そこで僕とタカシに思い切って声を掛けた、と。
僕がサチコのことを話すとタカシは思いのほか乗り気で、トントン拍子にサチコの家に行くことになったのだ。

サチコは見た目地味な女だ。痩せているわけでもないし、太っているわけでもない。
別にブスというわけでもないが、なんというかパッとしない。
化粧らしいこともしていないし、そこそこ長い髪も簡単に両サイドで束ねているだけである。
少し童顔で、同年代よりは変なおっさんとかにモテそうなタイプかもしれない。

「今日は遅くまで親は帰って来ないから・・・。あ、お風呂入るよね?」
家に着くと何となくサチコのペースになり、促されるままに僕とタカシはお風呂に入った。
「おい、なんか面白いことになってきたな」
ニヤニヤとしながらタカシは言った。
「面白いっていうか、これから僕とお前は裸で絡まないといけないんだぞ・・・」
「まあまあ、いいじゃねぇか。今さらお互いのチ○ポ見ても驚くかねーだろw」
そういう問題か。お気楽なヤツだ。

脱衣所に用意されていたバスタオルを腰に巻き、僕とタカシはお風呂から出た。
扉を開けるとすぐ前の壁にサチコが寄りかかって待っており、すぐさま部屋に案内された。
女子にしては素っ気無い部屋だ。漫画らしき本がたくさん本棚に入っている。
「早速だけど・・・その、お互いの・・・その・・・」
「ん?気にしないで言ってくれ」
ここまで来て顔を真っ赤にして言いづらそうなサチコにタカシが快活に言った。
それでも言いづらそうなサチコは本棚から漫画を取り出して開き、
「こ、こういう格好して欲しいの!」
開かれたページには、男2人のシックスナインが描かれていた。
「い、いきなり?」
さすがに初っ端からそこまでの想像はしていなかったぞ。
「よし、俺が上でいいか?」
なんでお前はそんな乗り気なんだ、タカシ・・・。

ベッドの上で僕とタカシはシックスナイン状態になっていた。
僕の目の前にはタカシのチ○ポとタマがブランブランしている。下手すると顔につきそうだ。
さすがにこんな間近で他人のチ○ポを見るのは初めてだ。僕のよりデカいじゃないか。クソッ。
「それにしてもヒロト、お前皮被りすぎだろwこれは・・・」
「お前だって半分・・・ひゃっ」
反論しようとしたその瞬間、なんとタカシは僕のチ○ポを握ってシコり出したのだ。
「おっ、引っ張るとちゃんと剥けるな」
「ちょ、やめっ・・・!」
上半身を起こそうとした瞬間、
「まだ動かないで!!」
真剣な顔でスケッチしていたサチコから思わぬ大きな声が飛んだ。
「だって、ちょっとおま・・・」
「動かないで!」
僕を睨みつけるサチコの顔が怖かった。

サチコのゴーゴンのような眼光に動けなくなった僕をいいことに、
タカシは調子に乗って僕のチ○ポをシコり続けた。もう完全に勃起してしまっている。
この時期の男子は男の手であっても刺激に反応してしまうのだ、と自己弁護しておく。
「もうバッキバキになってるぞwお○んぽみるくちょうだ~いwひひw」
クソッ、だんだん腹が立ってきたぞ。こうなったら・・・。
「お返しよ~ダーリン!」
僕もタカシのチ○ポをシコり返してやった。しかしこの体勢はやりにくいな。
握ったタカシのチ○ポはもう半分勃起していた。この時期の男子だからしょうがない。
こうなったら意地でも先にイカせてやりたいが、体勢や時間を考えても分が悪い。
そもそも、僕はもうそろそろ爆発してしまいそうなのだ。

タカシの手はお構いなしに僕のチ○ポシコり続ける。絶妙なリズムだ。
男子は誰でもオ○ニーのプロみたいなものだから、ツボをよく知っている。
「あ、あ~もうやめ、ダメ、出、出っ・・・」
タカシの容赦ないピストンで僕はついに終焉を迎えたのだが、
僕が爆発する直前、驚いたことにタカシは僕のチ○ポを咥え精液を全て受け止めたのだ。
「タカシ、なんで・・・」
「だってベッド汚すわけにいかねえだろ。でも出しすぎだお前w」
そう言ったタカシの口には、もう僕の精液はなかった。

「・・・それより、サチコを見てみろ」
タカシは小さな声で言い、目で僕に促した。
「ん・・・んっ」
さっきまでゴーゴンのような眼光で僕らをスケッチしていたはずのサチコが、
仰向けに寝っ転がり自分の下半身を必死にまさぐっていた。僕らが見ていることにも気づかない。
「女のオ○ニーなんて初めて見たぜ・・・ヒロト、行こうぜ」
タカシはそう言うとベットから飛び降り、いきなりサチコに覆い被さった。
「キャッ!?な、ナニ?」
我に返ったサチコは一瞬何が起こったのか分からない感じで動けない様子だった。
「俺たちを見てオナってんじゃねぇよwこの」
タカシはサチコのパンツの中に強引に手を突っ込み、続けて言った。
「お前も興味はあるんだろ・・・?俺たちは男も女もイケるから気にすんな」
おいおい、そういう設定だったのか。打ち合わせしてねぇよ。

結局サチコもそのまま了解した感じで、目を瞑ったままタカシに身体を弄ばれていた。
「結構いい身体してるな~。胸も結構あるしw」
童貞のくせに分かるのかよ。僕もだけど。
「ヒロトも参加しろよ。でも俺はまだイッてないから先にヤらせてもらうぜw」
タカシに言われるまま僕もサチコに近寄り、サチコの上気した顔にキスをした。
そしてタカシが言う通りに結構ある胸をまず服の上からまさぐり、さらに服の中に手を突っ込んで再びまさぐった。

「そ、そろそろ入れさせてもらうぜ・・・」
さすがのタカシも緊張した感じで、足を開かせたサチコの○ンコにチ○ポを押し当てていた。
「くそ、くそっ、入らねぇ・・・」
タカシは10分近く悪戦苦闘したが、ついにその時が訪れた。
「あ、おっ入った!ヤベえ!なんだこれ!」
「いやっ、あ、痛っ・・」
サチコがさすがに少し痛がった素振りを見せたが、タカシは気づかず不器用に腰を振り続けていた。
「うっ、もう・・・出、出るっ」
ものの2分ほどで爆発してしまったタカシは気の抜けた感じでヘタッていた。

その様子を見ながら僕は今まで経験したことないほどに欲情し、同時に2人を愛おしく感じた。
僕は座り込んだタカシのチ○ポを咥え、精液やサチコの愛液を綺麗に舐め取った。
そしてまだ放心状態のサチコにゆっくりと挿入し、優しくピストンしながら抱きしめたのだった。


(第一部 完)
13, 12

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