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最終章 世界を救う1つめの方法

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 メゼツはテレポートでミハイル4世のもとへ飛ぶと容赦なく蹴り倒した。ミハイル4世はあきらめ悪く床を這って逃げようとする。メゼツは白髪をつかみ阻止。すべてのエルフに対する憎悪をぶつけた。ミハイル4世の手は何かをつかもうと、宙をかいている。まだ、何かを企んでいるかもしれない。メゼツは執拗に踏みつけ続けた。恐るべき生命力のミハイル4世はメゼツから逃れ、玉座までたどり着き息絶えた。
 ニフィルは禁断魔法の詠唱を止め投降。他のエルフや亜人、傭兵たちも、自らの敗北を悟り降伏した。


 禁断魔法は未然に防がれ、世界は救われた。
 ホロヴィズの目論見通り、ミシュガルドは徐々に甲皇国の植民地として浸食されていく。SHWは甲皇国の脅しに屈し、従属国家に成り下がった。
 失敗国家となったアルフヘイム本土の跡地は甲皇国の傀儡政権が支配したが、これに従わないアルフヘイム人が過激派組織エルカイダに合流。
 確かにかつてのアルフヘイム上層部は腐ってはいたが、過激派を抑えるための重しの役割を果たしていたと言える。それが取っ払われて、甲皇国は泥沼の紛争への扉を開いてしまった。
 本当に世界は救われたのだろうか。


(GAMEOVER)
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