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ある所にサチコという可愛い女の子が居ました。
お母さんはサチコを「サッちゃん」と呼んでいます。
幸子もその呼び名が大好きです。
だから自分のことを「サッちゃん」と呼んでいます。

サッちゃんのお母さんはとても優しいお母さんです。
或る日突然お母さんが居なくなってしまいました。
お父さんは「すぐ戻ってくるよ」といいました。
それからお母さんは帰ってきませんでした。

サッちゃんに妹が出来ました。
サッちゃんは妹が出来て大喜びです。
お父さんはサチコが名前を付ければいいといいました。
名前はさっちゃんにしました。

サッちゃんはさっちゃんのお守が大好きです。
さっちゃんはよく泣きます。それはそれは大きな声です。
サッちゃんも大変です。お父さんも大変です。
お父さんもよく大きな声を出すようになりました。

お父さんは余り家に居なくなりました。
帰ってくると食べかけのご飯を投げつけてきます。
可哀想にさっちゃんもサッちゃんも元気がありません。
さっちゃんは泣かなくなりました。

とうとうお父さんも居なくなってしまいました。
サッちゃんはさっちゃんを連れて家を出ました。
眩しくて倒れてしまいそうです。
二人は近くの公園に行きました。

サッちゃんは公園のトイレで目覚めました。
でも自分が誰だか分からなくなってしまいました。
抱いているのは何だっけ?柔らかくてとっても臭いです。
思い出しましたこれはさっちゃんです。

男の人に話しかけられました。君の名前は?
分かりません。でもきっとさっちゃんです。
白い大きな建物に連れていかれました。
一緒にいたさっちゃんもいつの間にか居なくなってしまいました。

お母さんも居ません。
お父さんも居ません。
さっちゃんも居ません。
寂しい寂しい女の子。
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