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2017年11月22日「ねもころごろに」

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2017年11月15日更新作品から



「ねもころごろに」http://nemocoro.web.fc2.com/


 本樹にあ先生作品。
 前回の感想企画でも感想は書いた(http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18928&story=12)のだが、それで大体言い尽くしていた。「中学一年生感」が凄くある作品だなと。初恋同士の甘酸っぱい恋愛が描かれており、こういう恋愛はまだまだ初心な中学生時代にしかできないよなぁとなる。
 最新更新分…といっても一年かかっても余り進んでなかったのだが、ヒロインの「しぱぱぱ」してるひよのと、その彼氏候補のはんぺーの二人が初カラオケでの初デートをしていたが、ひよのが何故はんぺーに惚れるにいたったのかを思い出し、はんぺーも早くひよのに答えを出さなきゃと焦ってしまい、そこでのすれ違いから恋が挫けそうになっていた。が、二人とも良い兄と姉がいるため、すぐにすれ違いしていることに気づき、かえってこれをきっかけに二人の気持ちが進展していくのでは?というフラグも見られるので、読んでいて二人はどうなっちゃうの!?という不安感は全然ない。本作に出てくる人物は、脇役も含めて総じて「善人」であり、二人の関係を暖かく見守ろうというスタンスなため、まったく平和に予定調和的にハッピーエンドだろう。多少の物足らなさを感じるが。
 正直べとべとに甘い砂糖菓子の味わいなのだが、現実が結構苦いものに溢れているので、これはこれで良いなと感じる。好きな人は物凄く好きだろうし、嫌いな人はそもそも見向きもしない。例えばまぁ、クジラックス展開とか本樹にあ先生は絶対に描かないだろう。
 でもなぜ「θ:エロFA OK」「#:グロFA OK」というタグがついているんだろう…?(笑) まぁ、そこに秘められた作者の性癖や願望が見え隠れしないでもないが、気のせいと思う。本作品に寄せられた大量のFAを見てもエログロ系はまったくない(猿先生のソフトエロぐらい)ので、読者も多分望んでいないのだろう。逆にこの空気感の作品に対し、ガチでエログロFAを送ったら凄いことだと思う。描くなよ? 絶対に描くなよ?
 それはそうと、どんな顔してこういった漫画を成人した男性が描いているのだろうか…。自分が描くと想像してみたら顔から火の出る思いだ。これを平然と描いていたとしたら鉄の精神ではないか。まだエログロを描いていた方が恥ずかしくないのではないかと。
 という訳で、皮肉でも何でもなく、本樹にあ先生は心底すごい作家さんだと思う。




以上です。
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