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新入生歓迎会とサークルの新歓コンパ

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BadSmell 大学生編
①大学合格からの新入生歓迎会
無事、志望校に合格し入学できた私だったが、依然、自己臭恐怖症と視線恐怖症は治っていなかった。

(視線恐怖症に関しては、実はまだ残っているが)

 そんな私だが、大学が家から遠いこともあって、下宿することになった。2歳離れた兄もまだ大学生であり下宿代節約のためにも兄と二人暮らしが始まった。

 兄の大学と私の大学の中間地点(とは言ってもメチャクチャ自分の大学より)である京都の西の方の地に住み始めた。大学までは自転車で30分は最低でも、かかる距離だった。

 大学では、学部主催の新入生歓迎会が入学前にあった。この新入生歓迎会で薔薇色の学校生活に挑む(通算2回目)私だったが、結局、緊張してしまって、まともな会話はできなかった。漫画が好きで、楳図かずおが好きということ以外相手には伝わっていなかったと思われる。将来の同じ学部の面々(参加人数は少なかったが)と会って、学部のグループLINEに誘ってもらった。そして、グループLINEにもちろん参加した。

 この新入生歓迎会で後に同じサークルになる女子もいた。また、学部の友達になったN君もいた。

 大学の入学式の後の1、2日目だった覚えがあるが、緊張しながら、入学式を終えても友達もできず、1人で先輩の履修相談に行った私は新入生歓迎会で会ったあのN君に出会った。その後、N君とLINEを交換し、性格も趣味も合ったので大学4年間、同じ授業を受けてたら、一緒に授業を受ける仲にもなった。今でも俺みたいな気持ちの悪い人間と仲良くしてくれたS君には感謝している。

 その頃、サークルの新歓コンパ(?)が開かれている時期だったが、私は大学に入ったら自主映画制作サークルに入ることは元より決めていた。兄が自主映画制作サークルに入っており、そこでの活動を話しており、とても楽しそうだったからだ。
 将来の夢も無かった私は兄と似たような学部にも入った。そういや、中学生の時バスケ部に入ったのも兄の様子を見たからであった。(中学生編参照)

 大学で一番大きい自主映画制作サークルに入った。会長は金髪ボブカット色白美人だった。新歓コンパに参加したのは、確かこのサークルだけだった。
 
 合唱サークルから、女子大学に入れるからうちの合唱会に来いというわけのわからぬ勧誘(熱弁のため10分くらい捕まった)受けたが、その時もらったチラシは学校のゴミ箱にその場で捨てた。

 新歓コンパでは、同回生に会った。刈り上げ頭のイケメン、真面目を絵に描いたような好青年、めちゃくちゃ喋り上手の好青年、メガネをかけた好青年、そして同じ学科の2人という感じだ。他に誰が来ていたかは忘れてしまったので書けない。覚えているのはこの6人だけだ。この6人はそのままその自主映画制作サークルに入ったので覚えているのだろう。

 同じ学科の2人に関しては後に発表された一回生のゼミのようなものも一緒だった。そんな偶然あるんかい!となった。
 授業が重なる際は、N君もそうだが、この2人とも一緒に受けることが多かった。1人はS君。気の利くタイプで皆から好かれていた。もう1人はR君、ロン毛の似合うオシャレなシティボーイだった。サブカル好きで私と話も合った。
 刈り上げの好青年とは、よく映画に行く中になる。絵に描いたような好青年は、同じ県出身だったので地元トークで盛り上がった。
 メガネをかけた好青年もしゃべり上手の好青年もオタクであり、というかこのサークルに入った人はオタクが多かった、話が合い私の初監督作品にも出てもらった。
 しゃべり上手の好青年と絵に描いたような好青年は、キャンパスが違うのでサークル以外ではあまり会わなかったが仲が良かった。
 
 大学生活で良かったのはこのサークルに入れたことだ。サークル以外で会う人は少なかったが、このサークルが無かったら、自分は今この世にいなかったかもしれないからだ。このサークルでの日々が自分の鬱々とした性格を少しだけではあるが、良い方向へ変えていった。
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