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美容院

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コント 美容院



A「こんにちはー」

B「こんにちは、お客様! ご予約はお済みでいらっしゃいますか?」

A「あ、いえ、予約はしてないんですけど」

A「もし予約されてたら、そちらにすごい迷惑かかると思ったのでやってきました」

B「人生で一度でもそんなことがありましたか……!?」

B「と、いうことは予約はされてないということでよろしいですね?」

A「はい」

B「それでは、席にご案内します」

A「精液?」

B「いや、席です」

A「別に精液でもいいんだけど」

A「あそこの客、頭に精液ぶっかけられてるみたいだけど?」

B「シャンプーです」

(席に着く)

(ウイイーンと、座っている席が勝手に上がる)

A「うわ、すごいな、自動で動くんだ。近代的ですね」

B「普通だと思いますけど。まぁ、色々な機械は導入していかないと、ですね!」

A「これもよく動いて立派ですねぇ〜!」(Bの頭を触る)

B「美容師ロボじゃねーよ!」



B「お客様、まずはシャンプーをしますので、こちらの洗面器に顔を入れてください」

A「はい」

B「シャワー加減はどうですか?」

(ズズーー!! ズーー!!(後頭部から流れてくるシャワー湯を、すすって飲む))

A「おいしいです!!」

B「飲むなよ!」

B「熱いし、頭の汚れ経由してるから、うまくもないだろ!」

B「ご、ごほん」

B「シャンプー加減はいかがですか?」

A「なんていうか、お兄さんがトイレ行った後、手を洗ってない匂いが伝わってきます」

B「洗ってるわ!」

B「例えトイレの後、手を洗ってなかったとしても、今シャンプーすることで手の匂い落ちるわ!」

A「聞きましたか! 来店している皆さん! ここの店員は、トイレの後に手を洗わないで
客の頭をシャンプーするときに、一石二鳥で手を洗うそうですよ!」

B「そんな合理的じゃねーわ! いや、そもそも合理的でもなんでもねーわ!」


(シャンプーを終える)

B「さて、今日はどんな感じにしましょうか」

A「ザンギエフみたいにしてください」

B「ザンッ!? ……かしこまりました」

B「いやー、お客さん、しっかりされた、いい髪してますねぇ」

A「はは、いつもかた焼きそばばっかり食ってますから」

B「かた焼きそばを!? それでいい髪になるんですか!?」

A「固くて、しっかりした、いい髪になるんですよ!」

B「いやー、知らなかったなぁ」

A「カップ焼きそばを、お湯いれないで食べてるんですよ、そのまま食べるのが好きなんです!」

B「それかた焼きそばじゃねーよ!」

B「三分待てねーだけだろうが!」

A「お湯を入れて食べるとふにゃちんみたいな髪になって、お湯をいれないで食べると僕みたいな髪になるんですよ」

B「じゃあ始めからベビースターラーメン食えや!」

A「なるほど!」

A「お兄さんラーメン詳しいですねー!」

A「ラーメン二郎とかカットしたことあります?」

B「ラーメン二郎は店の名前だよ!」


(A、隣の鏡に向かってにっこりしながら口パクで何かいっている)

(「こ」「ん」「に」「ち」「は」)

B「なにやってんですか!」

B「めっちゃ隣の客ひいてますよ!」

B「SNSじゃないんだから、友達申請しないでください!」

(チョキチョキ(Aの髪をカットする))

A「カットされるときは目瞑ってたほうがいいですか?」

B「どちらでもいいですよ」

A「じゃあ瞑りますね」

A「うわ、暗くて怖いなぁ」

A「あの、怖いんで手にぎっててくれます?」

B「子供か!」

B「両手が塞がってるので難しいですね」

A「……」

A「あの、ちゃんといます?」

B「いますよー」

A「……」

(チョキチョキと髪がカットされる音だけが響く)

A「あの、ちゃんといます!?」

B「……」

A「ちゃんといますよね!??」

B「チョキチョキカットされてるんだからいるに決まってんだろ!」

B「この手触り! 髪に入ってくるハサミの質感! いなかったらこれなんなんだ!」

A「わからないですよ!? バルタン星人に成り代わってるかもしれないじゃないですか!」

B「なんだそれ!」

B「バルタン星人がおとなしく他人の髪の毛カットするわけねーだろ!」

A「もしバルタン星人に成り代わってたら、じゃんけんでグーだせば、おとなしく星に帰ってくれるかなぁ」

B「お前が星帰れ」








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