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与えられた条件のなかで。

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この世に生を受けた、
真っ白な条件で生まれてくるわけだ。

あるいは根元的な本能だけの
真っ白な状態で、俺たちの人生はスタートする。


物語のテーマは「この世界とは何か」というクエッションだ、
俺たちはこの問いに答えるために無限の計算を強いられ
つづけている。
或いは「どうすれば安全に生きられるのか。」これらは同じクエッションだ、


世界には「俺こそはこの世界を知っている」と主張する
人間が無限に現れてくる、

教師・親・友人・親戚・テレビ番組、、そして恋人や伴侶。
こいつらは例外なくウソツキだ。だが、俺たちは、
あまりに不安であるために
用意にこいつらの用意するウソに騙されつづけてしまう。



加えて、脳という配られたコンピューターが、
絶妙に不完全だ。

ひとりひとり配られたスペックが違うというのが絶妙だ。


俺は、深く後悔している、というのは、

なんであの情報に反応しなかったのだろうと、
なんでもっと幸せに生きられなかったのだろう、と

与えられた条件のなかで、なんでもっと幸せに生きられなかったのだろうと。

そう悩むことが多かった。
 
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でも、きょういま思うのが。

あのときあの判断をしたのは、あの価値観があったからで、

その価値観はまた必然の理由があってそうなっていた。

それはすごく当時の俺としては極めて妥当で、

むしろ非常に、よくやっていたように思える
んだよ。

いま思うと非常によくやったと思うんだよ。
自分で自分をほめてやりたいよ。本当に

そう思うんだ、それは幸せそうな人はいるよ、
幸せとはなんだろう、状態としては存在しないのだろうけれど
なにかを「経験したい」、「実感したい」、と思い、実現する
気持ちのことを指しているとおもうけど、

ああ、こういう気持ちを、経験を、味わいたかったなあ、、
というのが無限にあるよ。たくさんあったんだが。


気づいたのは、
人間ひとりひとり本当に違うんだな、、、

見えてる情報は、ぜんぶウソだ、こいつらの。

情報もウソだし、ゆっていることもウソ。だって、こいつら

ほんとうに全然ちがうんだもん。俺と
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