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絶望する少女

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世界は私に冷たい。
私が世界に絶望するには十分過ぎる程、世界は私に優しさをくれない。
生まれてからずっと不幸だったなんて言わないけど、間違いなく今の私は幸せじゃないよ。

私は小さい世界を見つめていた。
ゴミの様な物体がそこら中に蔓延っている。
このゴミみたいな物が全部意思を持った人間だと思うとそれだけで気持ち悪い。
金網越しに見える小さい世界は綺麗なのに、私の住む世界はどうしてこんなに醜いの?
カタンと音を鳴らして私はアスファルトの上に降りる。
今日もまた生きている。
世界に絶望するたびにここに来るけど、私は結局生きている。
だって怖いじゃない。
この冷たい世界で生きていくのも、ここから落ちて死ぬのも、怖いじゃない。
金網に引っ掛けたらしく、脛からうっすら血が滲んでる。
ジンジンとそこに小さな心臓があるみたいに、傷口が痛む。
こんなにも私は生きているのに、こんなにも私の体はここに存在しているのに、私の居場所はどこにあるの?

今日もまた母は帰ってこないだろう。
あの家にいつも私は一人ぼっちだから。
ねぇ、母さん?私母さんの作ったご飯が食べたいなぁ…
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