ここ最近、U-NEXTを契約したので、出来るだけレアな映画を観てやろうと色々とDigっていた。ソフト化されていないアメリカンニューシネマの味わい深い傑作『ジョー ※1』や、「マシュー・マコノヒー」の狂人キャラが「レザー・フェイス」を完全に食ってしまっているシリーズ最駄作の『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス ※2』。「ジョン・ウォーターズ」&「ディヴァイン」コンビの『マルチプル・マニアックス ※3』そして、DVDが高騰している『てなもんやコネクション』。
『てなもんやコネクション』は、映画自体はそれほど面白くなかったが、1990年当時の大阪、釜ヶ崎(ざっくり言うとスラムみたいなとこ)や飛田新地(遊郭みたいなとこ)の映像が流れており非常に興味深かった。特に飛田新地などは撮影が禁止されているはずなので、恐らくはゲリラ撮影をしたのだと思う。凄い映画だ。
ストーリーは香港に住む青年とその一家が地上げ屋と戦うというもので、映画の前半は大阪・東京旅行に当たった青年がハプニングに見舞われながら観光をする。その中で、上記の映像が流れるのだ。U-NEXTを契約している人は、ここだけでいいので是非観てほしい。
香港に戻ってからは、少しダレてくるのだが、ノイズになる演出が1点加わる。映画を観ていると突然監督からのメッセージが表示される。それは、以下の通りだ(原文ママ)。
車にへばりついてたおばさんは
これより、なんと「男と女の二人一役」!!となります。
よろしくネ
よろしくネではない。よろしくされる謂われもない。
車にへばりついていたおばさんというのは、主人公が大阪観光中に荷物の置き引きに遭うのだが、その犯人であるおばさんで、捕まってからは主人公たちと行動を共にするのだ。理由は不明だが、大阪→東京へと走行する車の下にへばり付いて一緒に移動する。
このおばさんを、何の化粧もしていないただのおじさん(室田日出男)が突然、演じ始めるのだ。おばさんをおばさんが演じているかと思えば、おじさんが演じ、かと思えばまたおばさんが演じる。同一シーンの中でもカットによっておじさんだったりおばさんだったりするので本当に混乱する。おじさんおばさんラビリンスの中で、薄い話の筋を煙に巻かれてしまうのだ。
監督は、クスリでもキメていたのだろうか、真相はわからない。
サブスクをDigる
※1 ジョー
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
ビジネスマンの主人公が、娘を薬物中毒にしたボーイフレンドを殺害する。
殺害後、街を彷徨う主人公は、ヒッピーを殺したいと息巻く、ベトナム帰りの男ジョーと知り合う。
意気投合し、ヒッピーの乱交パーティに参加する二人だが、そこで財布を盗まれ、ヒッピー達を殺害していく。
※2 悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス
監督:キム・ヘンケル
悪魔のいけにえの脚本を書いた「キム・ヘンケル」自らがメガホンを撮った悪魔のいけにえシリーズの4作目。
卒業パーティを抜け出した4人の高校生が、レザーフェイス一家の住む一軒家に入ってしまう。
※3 マルチプル・マニアックス
監督:ジョン・ウォーターズ
ショーの座長のディヴァインが、観客を殺害したり金品を巻き上げる。そんなディヴァインの殺害計画を、恋人のデヴィッドが企てる。
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
ビジネスマンの主人公が、娘を薬物中毒にしたボーイフレンドを殺害する。
殺害後、街を彷徨う主人公は、ヒッピーを殺したいと息巻く、ベトナム帰りの男ジョーと知り合う。
意気投合し、ヒッピーの乱交パーティに参加する二人だが、そこで財布を盗まれ、ヒッピー達を殺害していく。
※2 悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス
監督:キム・ヘンケル
悪魔のいけにえの脚本を書いた「キム・ヘンケル」自らがメガホンを撮った悪魔のいけにえシリーズの4作目。
卒業パーティを抜け出した4人の高校生が、レザーフェイス一家の住む一軒家に入ってしまう。
※3 マルチプル・マニアックス
監督:ジョン・ウォーターズ
ショーの座長のディヴァインが、観客を殺害したり金品を巻き上げる。そんなディヴァインの殺害計画を、恋人のデヴィッドが企てる。