トップに戻る

<< 前

第2話 究極のサドンデスバトル

単ページ   最大化   

「ヤバ…ッ!!」

カズキは焦る。
出社したら中身が極道になっていて焦らない人間はいないだろう。

「おうアンちゃん、俺らに何の用だ?」
「い、いえ。入る建物をまちg…」

言い訳をしてさっさと逃亡しよう、そんな時だった。

「…そ、そいつは俺が呼んだんだ!」


第2話 究極のサドンデスバトル


…はっ?
カズキは頭の中が真っ白になりかけていた。
気付けば建物の真ん中に誘導され、席に座らされている。
今、何が起こってるんだ?

カズキは、状況を説明された。
先ほど彼を呼んだと叫んだ男、山田。
彼は莫大な借金を生み、組へと連れて来られた。
そうしてボスの考案で、ババ抜きによって処罰を決められるワケだ。

助っ人の登場はヤクザ側も想定外だったが、
なんとか許可を頂いた様子。

カズキは無理矢理の参加に戸惑いつつ、
4人でのババ抜きの戦いが始まった。


「ああ、何が起こっているんだ…?」

4人にカードが配られ、戦いが始まる。
その状況に、カズキは愕然とした。

「揃っているカードが…」
「一枚も…ないっ…!!」

ざわ…  ざわ…

そう、カズキに配られた手札には揃うカードが一枚も無かった。
辺りを見渡すと、相手達がニヤ付きながらカードをドバドバと真ん中へ捨てている。結果、
相手1・工藤は手札が4枚。
相手2・下山は手札が5枚。
相手3・高橋は手札が4枚。


コイツら…



イカサマしてるっ………!?
2

DJ-NEET 先生に励ましのお便りを送ろう!!

〒みんなの感想を読む

<< 前

トップに戻る