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始まりのお話。

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モンストルチタニウム。


この鉱石にはサイズ・色、様々なものがある。


そして、この鉱石の能力は最近になり発見された。


高圧縮・高熱・高電圧により、新たな命として生まれ変わる。


『モンスター』の卵。




この発見によりモンストルチタニウムの活性化が進み、様々な生物が地上に見られるようになった。

知能をそれなりに持つため、人類の役に立つと思われたが。鉱石の潜在能力・活性化の精度により、時には人類のどうしようもないモンスターが生まれた。

人類は自ら破滅へと足を進めた。

今では、人間たちはモンスターたちを恐れ、細々と暮らす。立場は逆転を遂げた。

・・・もちろん、凶悪なモンスターが生まれることもあれば、その逆もある。

「モンストルチタニウムの活性失敗作」

鉱石自体のポテンシャルの低さ・活性化のミスで起こる。

そうしたものたちは約にたたないとされ、処理場に送られる。




この物語は、『失敗作』のお話だ。


―今日も、『失敗作』が世界各地から、飛ばされてくる。


六つの大陸といくつかの島から、一方通行の搬送ゲートで失敗作処理施設のある無人島に飛ばされる。

今日では、人間たちはモンストルチタニウム発掘作業をするには危険な環境であるため、発掘は進んでいない。

各大陸・島にいくつかある、活性化工場。
…今、この工場もモンスターたちが、同志を増やすべく使う程度でモンストルチタニウムも発掘過多で数が少なくほとんど機能はしていない。

モンスターが管理する現在、搬送ゲートから飛ばされるのは弱いものではない。


…弱くても強くても、『やさしい心』を持つものたち。
この心が、モンスターたちには厄介なのだ。
モンスターたちにも縦社会ができ、その秩序をみだしかねない。人間に協力するものがでる。





―無人島・ゲイツ島―

ビビビビビビビビビビビビビッ。

電磁の激しい音がなり、今日もゲイツ島に失敗作が飛んできた。


「ほぉ~、ひさしぶりじゃなぁ。新入りさんとは。」
この島ただ一人の管理人の老人はひさしぶりの新人に声をあげた。

ハンソウジョウホウ:ネーム:ジェリー
      ハンソウポイント・ジャパン
      ノウリョク・カキュウ
      MT・青 カッセイタイプ・スイアツ


「いてててててっ。なんだココ?」

「ほほぉ~、ぷにぷにのボウヤ。ここはゲイツ島じゃ、今日からお前の家じゃょ。」
いかにもやさしそうな老人である。

「外にでてみなさい。おぬしの仲間たちがまっておるぞ♪」



外にでた、ジェリーが見たのは、緑生い茂る美しい島と飛ばされてきたやさしい心をもった同志たちであった。
3, 2

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