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エピローグ

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 墓参りから一週間後のことだった。

 吉田から、最近見つかったという「絹子ちゃんの手紙」を見せてもらったのだ。

 その手紙にはこう書いてあった




菊蔵さん、私も菊蔵さんのことが好きです><
だから両想いなんです!嬉しいです><
でもね、私、見えない不可抗力だとかそういうせいで
死ななきゃならなくなっちゃったんです。
ごめんなさい。これはどういうわけなのかは、
自分でもわからないの。だから、死ななきゃ
ならないの。ごめんなさい。
あなたと別れるのは本当に辛いです。

これは遺書です。

吉田 絹子



その手紙を読んでから、1か月が経った。菊蔵は最初はとても落ち込んでいて、学校にいけなかったらしいが、
今は吹っ切れて学校にも行けて、割と楽しくやっているらしい。とても喜ばしいことだ。

そして、僕たちもうまくやっている。苗ちゃんは本当にかわいい。

もし、これから先、僕たちの誰かが(僕かもしれない)が、「未知なる不可抗力」によって死んでしまったとする。

もし、これから先、僕たちの住むこの世界が、「未知なる不可抗力」によって侵されたとする。

僕たちは、うまくやっていけると思う。いや、うまくやっていくいしかないのだ。

そして、僕たちの今は、とても楽しい。

だから、

これでいいのだ。

これで、いいのだ。
7

ロンドン 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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