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世の中間違っている
そんな風にいつも思っている
私は幼少時代から暴力と罵声の中で生きてきた
幼かった私は簡単に解離性障害になり、大切な優しい思い出も失った
きっと良いことだって沢山あっただろうに
私を取り囲む環境の中、親切にしてくれた人も絶対に居ただろうに
それなのに、苦しい思い出だけ残して他は掻き消されてしまった
世界中で一番不幸なような顔して、弱さを盾にして
何も分かって無い癖に
世の中間違っている
また思ってる
成長するにつれ、屁たれな私の病状は悪化し、解離性障害で失われた辛い思い出だけがフラッシュバックしてくる
幼い私は記憶を無くし、更に幼くなる
綿ぼこりみたいに軽い心がきしむきしむ
絶対に私を見る周りの目は、冷たい
甘えているようにしか見えない
はず
欲しいよ何でも良い訳じゃない
欲しいよ私だけのもの
願いが叶うなら今直ぐに消え去りたいと思って居る人達を助けてあげようとしている私が好きなのに間違いない
優しくされたいから優しくする
簡単な事なのに
一方的な愛を望む
強靭な精神に健康な体
身に余る程度のお金
適度な距離感

頭が痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
目頭が熱くなるなるなるなるなるなるなるなるなる
意識が体を離れる
ずんと沈むこの感覚
何処までも落ちていくこの感覚
底が見えない

頑張らなくてはいけない
のに頑張れていない
刺された傷口がうずく
もう十数年前の傷が未だにうずく
一体なんなの
こんなはずじゃなかった
少なくとも私は少し前まで、そりゃ分かってたさ
騙し騙しでやってきた事も
体が軋んで居た事も
それでも動けてた
もっと気合が入ってた
変動の中、上手く生きていけていた
相変わらず独りだったけれど
そんなの問題じゃない

薬も効かない
今はまだ泣くしかない
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