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第一章『ある男のフレの末路を語るよ。』

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【FFXI】そろそろ笑い話にしたいんだ・・・のスレを見て書こうと
思ったら規制に巻き込まれて7月20日まで書けない俺涙目

一通り書き溜めたのに、意味ないとかむなしいわー という事で
文藝にくるべきじゃないんだろうけど文藝で連載します。




■登場人物

・俺:Nine (と表示すると分かり辛いと思うので)
  ギップル100% 色んな相談が舞い込んで来る程度の能力

↓ A、B、Cと表記していたのですが、非情にわかりにくいというご指摘を
  頂いたので、適当な名前をつける事にしました。

・アーガス:Argus エル♂ 恋多き古参フレ

・ボナコン:Bonnacon ヒュム♀ 【混ぜるな危険】

・カルネロ:Carnero オスラ 古参でフレ  言動がきつい。

・ダーニ :Dharni  ヒューム♂ LSのシェル ちょっと頭ヒットしてて言動がおかしい。

・イクリプス :Eklips タルタル♂ 古参のフレ 馬鹿仲間

・ファウスト  :Faust ミスラ♀ Dのヴァナ彼女


【用語解説】

ヴァナ:FF11の世界 ヴァナ・ディールの事

LS:ネトゲ上のギルドの様な物  何処で何してても会話ができる
 

LP:LS会話をする為のアイテム  これでLSに接続できる
  因みに、複数所持ができる。

Nine:語り部である俺の事

【種族】FF11には、五つの種族がいる
    ヒュム:人間  エル:首長  
    ミスラ:猫 タルタル:ロリ ガルカ:モンスター

テル:FFには、/tell 会話という物がありLS会話はLSの
全員に伝わり /tell会話はその個人同士のみに伝わる

フレ:ネット上でフレンド登録し合った人達  

シェル:LSを作った人

イン:ログインの略称

裏テル:裏でこそこそ/tellし合うこと

【バースト】:古代魔法   例えたら核爆発みたいなもの

アサルト:ネトゲ上でのミッションみたいなイベントゲーム 
毎日一つチケットというものが配られ
チケットを一枚消費する事参加できるコンテンツ  最大四枚所持

土竜作戦:アサルトのミッションの一つ

ギップル:魔方陣グルグルの精霊  「くっさー」

頭ヒット:ブロント語録より抜粋



1 名前:既にその名前は使われています

FF11というオンライン世界では、『フレンドリスト』というシステムがある。
このオンライン世界でたまたま知り合った人と話し、接して見て
「この人面白い」、「もっとこの人と話したい」何て思ったりした時に
『フレンド登録』をし合い、お互いがオンラインにログインしているかどうかを知らせる物だ。
まぁ、社交辞令でする事もそう珍しくないレベルで沢山ある物なのだが(笑)
とにかく今から語る話は、その『フレンドリスト』に互いに登録し合った
一人のフレンドの事だ。 面倒臭いので以降、フレと表示する事にしよう。
gdgdである事は、勘弁して欲しい。
分かり辛いかもしれないけれど、ある男が、体験したり見てきた事を今から綴るよ。



2 名前:1:2009/05/14(木) 22:42:49 ID:tekitouid



ある日の事だ。
とても平和で野朗とミスラ一匹だけで構成された『LS』(ネトゲ上のギルドの様な物)
に一人のBonnacon(ボナコン)というヒュム♀が入ってきた。
『シェル』(ギルドの創設者の事)のDharni(ダーニ)の知り合いで色々いざこざあって引退していたが
やはり『ヴァナ』(FF11のオンライン世界の事)を忘れられず、心機一転で名前を変えて復帰。
しかし、何処にも行き手がないという事で名前を変えても連絡を
取り合っていたDharniが拾ってきたのだという。

男とは悲しい生物かな。
女が喋る様な言葉一つに何故か萌えてしまう生物なのだ。
比較的あまりログインをしてこないFaust(ファウスト)を除けば、野朗だけで構成されていたLSは
それはそれで活気づくものである。
現に、LSメンのeklips(イクリプス)は俺に「Bonnaconさんってヴァナカレいんのかなぁ?ww」
と真っ先にテルしてきたのを今でも覚えている。

当時、俺は周りが見たら気持ち悪がるレベルで何時何処で何をしていようが
Argus(アーガス)とEklipsとは一日中LS会話か『テル』
(tell会話というシステムがあり個々人同士しか発言が見えない)
で馬鹿を言い合うぐらい仲が良かった。
Bonnaconが加入したその日の深夜ArgusとEklipsと俺とでLS緊急会議が開かれた。

勿論、議題はBの事である。
ArgusもDharniと同じくBonnaconとは名前が変わる前のキャラの時のフレであったらしく
いざこざの内容を知っているという事で興味を持ったEklipsが「kwsk」と
聞いたのである。



3 名前:1:2009/05/14(木) 22:46:22 ID:tekitouid

Argusの話によると、ヴァナ恋がうまくいかず彼氏が嫌になって名前を変えたとの事。
Argusは、そのヴァナ恋がうまくいってない事を名前を変える直前まで相談されていたらしい。

Eklips「じゃあ、今傷心中だから狙えるんじゃね?」
俺  「そっとしておいてやれよww」
Argus 「ヴァナ恋かぁ・・・・。」
E・俺 「・・・・・・・・」

実は、Dharniが『シェル』である現LS(②LSとする)は、一度自然崩壊して
バラバラになっていたLSメンバーを再度集める為に作られて再興されたLSだ。
元LS(①LSとする)は、Argusのヴァナカノだったタル♀がシェルだったのだが
そのタル♀がAと別れて引退。
Argusも傷心して元LSには居なくなり、それに見切りをつけたDharniが去り、
EklipsもFFで知り合ってしまったゲイに
仮引退にまで追い込まれていたのもあって、Carnero(カルネロ)と俺だけ取り残され段々と
Carneroも俺もLSをつけなくなり自然崩壊したのだ。
その一年後にDharniが再興し、今はこうして元通りとなっている。

E「まぁ、狙えるなら狙うわwww」
俺「応援しねぇけどなww」
E「ちょww」

BonnaconがLSに溶け込むのは凄く早かった。
ArgusもDharniも知り合いでさらに親しみやすい発言に他の野郎共もすぐに打ち解けた。
しかし、打ち解けると同時にBonnaconの隠れた本性が段々と露呈してきつつもある事を
この時、まだ俺達は分かっていなかった。



4 名前:1:2009/05/15(金) 01:51:47

ある日、突然俺の元にArgusから『テル』が届く。

「Bonnaconがきれてしまったんだが・・・・」
「えっ?」

Bonnaconは、とても怒りの沸点が低い人物だった。
これ以降、何故だかBonnaconがよく行動を共にするAと共に行動を
同じく良くする俺はBonnaconがよくLS会話で愚痴ったり、怒ったりするのに
対して自然とそれをまぁまぁと抑える役に回されていた。

俺とArgusは、これをネタに裏テルで
「また、Bonnaconの【頭】が【バースト】したんか!」
「何でBonnaconの【頭】【バースト】しよるん?」
というやり取りを良くしていた。
因みに、【バースト】という言葉は、簡単に言えば“爆発”みたいな意味である。


5 名前:1:2009/05/15(金) 01:53:57

ある日、何時もの様にBonnaconを抑えていた俺にArgusが
何を血迷ったのかこんな事を言い出す。

A「Nine とBonnacon、付き合えばいいのにw」
俺「はぁ?ww」

ハッキリ言って、当時の俺はフレに『ヴァナ結婚式』(そういうイベントが公式側の開催であった)
なんぞ何度も見せ付けられたのもあってヴァナ恋という物に憧れてはいたが
その内容の現実の酷さを知っていたからどちらかといえば反対派だった。
Eklipsが、ヴァナ恋に執着するのも恐らく俺と同じ目にあってるのが原因なんだろう。
その日、俺は一時間ぐらい青春真っ只中のガキのように
Argusとヴァナ恋について語り合い最終的に
「そんな事するぐらいなら御前らと馬鹿やってる方が楽しい」
とギップル宜しく「くっさー」な発言を遺したのを覚えている。


6 名前:既にその名前は使われています:2009/05/16(土)

その三日後、

A「Nine~」
俺「ん?どした?」
A「俺、Bonnaconと付き合うことになったわw」
俺「はぁ?ww」

と唖然したのも明確に覚えている。

俺「あぁ、そうなの  おめでとう」

本心では「オマエ、三日前俺に何って言ってたよwww」と言いたかったのを
抑えつつ俺はヴァナダチであるArgusの二度目の恋を祝福した。

だが、この二度目の恋がArgusのヴァナライフ所か人格すら崩壊させる事になる。
この時、Argusの恋を祝福した当時の自分の首をきゅっとしめてきたい


7 名前:1:2009/05/16(土) 23:12:58

Bonnaconと付き合う事になったArgus
傍から見ていてもヴァナ充乙と思うぐらい一緒にいたし、
Argusからくるテルも殆どが惚気ばっかになった。
ArgusとEklipsと俺の馬鹿三羽烏だけで行動をすることもなくなった。
ArgusとBonnaconはヴァナ恋お決まりの二人セットでいつも動いてたし
おまけに『LP』を(これを外すと『LS』での会話がシャットアウトされる)
外して二人だけでお散歩(笑)なんざ決め込んでいた。
これにより、残された俺とEklipsとCarneroの三人組で動く事が段々と多くなった。

―――――――そんな折、事件は起きる。

突然、LSを二分に分かつ事件が起きたのである。


8 名前:1:2009/05/16(土) 23:14:41

事の顛末は、こうだ。
ArgusとBonnaconとCarneroは、当時出たばかりの『アサルト』(クエストみたいな物の一つ)
の『固定』(一緒に何かをやるのに約束する事)を週二で組んでいた。
『アサルト』は、階級制度という物があって
アサルトをこなす度に階級があがるというシステムがあり
最大四枚所持できる『チケット』が一日一枚だけ配布されていき、
そのチケットを一枚使う事によって『アサルト』を遊べる。
ArgusとBonnaconは、サクサクその階級を上げたがっていたがCarneroはやれる時に自由に
やりたい派でチケットが四枚もあるならば一枚ぐらいフレ達と
遊ぶ時に使いたいと固定の日の前日に使ったり何度もしていたのである。
Bonnaconは、私達が四枚ちゃんと残してるのにCarneroさんが無断で勝手に一枚
使ってるのはおかしいと主張していたが、Carneroはそれを止めなかった。
そして、遂に沸点が低いBonnaconがキレたのである。
Carneroもその考えに断固として引かず一歩も引かないBonnaconがLSから出て行くのに
ついて行く形でArgusは、何も言わずにLSから姿を消した。

その喧嘩の前日にCarneroと次なにやろかーのノリで『土竜作戦』(アサルトクエストの一つ)
を行っていた俺とEklipsは、とても複雑な気分を味わっていた。


9 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/06/07(日)

LSを派閥みたいな物で例えると
シェルのDharni、Carnero、Eklips、Fasut の古参党
Argus、Bonnacon のヴァナ恋新党  みたいな物でこの時
対立があった。
だから、LSではBの話題は暗黙の了解でタブーみたいな雰囲気が
流れていた。

俺は、Bonnaconとは仲が良い部類でフレだったしCarneroともその部類でフレだった。
そして、BonnaconについていったAは臭い言い方をすればヴァナダチだった。

その後、俺はArgusから一つのLP(以降、③LS)を渡される。
此処に、Bonnaconと一緒に居るからも来てくれと言われた。
Argusとは、“駆け出し”時代からの仲だ。
それに俺は、“仁義”は大事だと常から公言していた馬鹿である。

EklipsもDharniも頼れないArgusを見捨てる訳にはいかなかった。


この時、ギップル臭かった当時の自分の首を吊るし上げたい。
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