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バースデーエモーション

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ある日ティムは早朝から新聞配達をしていた。
その動作が自分にとってのバースデープレゼントを買うためなので、しょうがなくやっていたのだが。
30歳になったシートがティムにさけんだ。
「The best quality goods always make you happy!!」
ティムはしかとした。
そこに35歳になったラインズが新聞をくわえながら焼き芋を焼いていた。
ティムが新聞を一枚とりだし、おしりをふきだした。
「ラインズさん!このこの紙も使います?」
ティムはおしりをふいた新聞紙をラインズにさしあげた。
ラインズはその行為におどろき
とっさに「You will feel like wrriting with it all the time!!」と大声でさけんだ。
ティムは言った。
「ラインズさんだって前、同じことを僕にしたじゃないですかー!!」
ティムはムスッとした顔でラインズの顔面に屁をぶっこいた。
そして50mを5分で走りきるぐらいの速さで逃げました。
一息ついたときに、ティムは新聞配達の仕事をすっかり忘れていたことにきづいた。
ティムは結構おっちょこちょいで、時間にも厳しい18歳A型1991年1月29日生まれみずがめ座なのであります。
ティムの住んでいる島はみっつの海に囲まれています。
太平洋、大西洋、インド洋、日本海やオホーツク海もあります。
ティムの家は近所にビルが高くそびえたっています。
ティムは毎日キックボードで新聞配達しています。
なぜ自転車じゃないのかというとティムはしばしば流行に敏感だからです。
そこに今年で6歳になるリュレッドがうまくスケボーを乗りこなしながらティムに近づいてきました。
そしてリュレッドはティムのつらを見てこう言いました。
「Designed by young men for the young.」
ティムは微妙に笑いました。
「リュレッドはのんきだなぁ~。」
「おいティム!!ジャイアンツ勝ったのか?新聞みろよ!」
ティムはしかたなく新聞を見た。
すると新聞には”連続殺人犯逃亡、犯人はスケボーに乗った6歳ぐらいの少年”と書かれていた。
ティムは冷や汗をかき、リュレッドに震えながらこう言った。
「ジャイアンツから逃亡、犯人は背番号3番のユニフォームの上からジャンバーをはおった50歳以上の男性だって。」
リュレッドはすかさず言った。
「ながしまじゃん!」
おもい空気につつまれた。
「オレッ今日も幼稚園さぼっちった。」
「へ~、そ、そうなんだ・・・。
リュレッド・・・あのさー今日・・・死んだはずのあのシートさんが後ろで何かさけんでいたような気がしたんだ・・・。
それから・・・あの芋嫌いラインズさんが今日、新聞をくわえながら焼き芋を焼いていたんだ・・・変な一日だったなぁ~
どう思うリュレッド?」
リュレッドは青ざめてこう言った。
「実はさー、シートはオレが殺ったんだ。・・・それからラインズも昨日オレが殺したはずなんだけど。」
「リュレッドなんでそれを先に言わなかったんだ・・・。」
「ごめんティム、警察を今すぐ呼んでくれ・・・。」
ティムはリュレッドの言ったとうり警察を呼んだ。
その10分後リュレッドは逮捕された。
「ティム、きっとその二人がさけんだ言葉の意味は・・・。」
リュレッドはむりやりパトカーに乗せられ去っていった。
ティムは思った。
どんな道を進んでもいい。
しかしその道を血のような真っ赤にそめては、道ばたに咲き乱れている花もだいなしになってしまう。
ティムはそう思った。
ティムはお金よりももっと大切なものがあるはずだ、そう強く思い新聞をばらまきすぐさま家に帰って言った。
そこにはキックボードとスケボーが裏返っておきざりにされていた。
自分のバースデープレゼントは、お金で買えるようなものよりも
どんなにお金を払っても買えない家族からの暖かい祝福こそが
今の自分には大きなプレゼントだとティムは思いました。
しかしシートとラインズがさけんでいた言葉はなにを指していたのでしょうか?
でもティムにはそんなことはどうでもいいのでした。
なぜならシートとラインズは年上だからです。
リュレッドとまた会えたならダンスダンスエボリューションで勝負しようと思ったティムでした。

バースデーエモーション おわり
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