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第2話 最強の双子登場!!

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 ―廊下―
 
 昼休み、昼飯を食べた俺は何もする訳ではなく、教室から出て向かい側の廊下を眺めていた。
 いつもなら、昼飯を食べた後は、非常階段で外の景色を眺めるのが日課だ。
 一人でのんびりするのは悪くない。なんかに浸っているように見えるのってかっこよくない?
 だからって、決して友達がいない訳ではない。友達の一人や二人はいるんだからねっ!!
 一年生になったら友達100人できるかな?っていう歌があるけど、あれ無理だわ。メル友ですら厳しいわ。
 まぁ、こんなグダグダな感じで昼休みを過ごすのが日課だ。
 何故、今日は廊下にいるのかと言うと、フラグが立つからだ。根拠はない。あえて言うなら、俺が主人公だからだ。いや、俺がガンダムだ。
 それに、一人でいたらラブコメにはならないじゃん。一人だったら、作者の代弁妄想ラブコメになるね。
 って、考えたりするのが俺の日課だ。

 この下らない下りのお陰で、二人の少女が向かい側の廊下からこちらへ向かってくるではないか。
 おっ、フラグか!?
 だが、その二人の少女はただの少女ではなかった。 
「そっくりじゃん!!」
 そう、二人の少女の外見は全くと言っていい程、同じだった。
 二人の少女は魔法先生ネギま!の鳴滝姉妹に似ていると思って頂きたい。
 中でも、アニメ第1期の作画崩壊時の二人がいい。ピンクの髪の毛かわいかったなぁ。
 ここで、二人の違いをあえて言うなら、二人の髪型は片ツインテールなのだが、左右で、束ねているのが違うということだろうか。
 あまりにも似すぎで、俺は見とれてしまっていた。
 すると、二人の少女が近づき、俺に話し掛けてきた。
 フラグキタァァァーーー!!!
「ねぇ、君って・・・・・・」
「何でしょう?」
 敬語で返してみる俺。特に意味はない。
「幼女好きぃ?」
「はいぃぃぃ!?!?!?」
 いきなり何を言い出すんだ!?可愛い顔して、この娘は!?いや、好きだけど!!生粋のロリコンだけど!!
 いやいや!!ダメだろ!!円滑なスクールライフを送るにはここはNO!というべきだ!!
 ってな事を考えているともう一人の娘が俯きながら、聞こえないぐらいの小さな声で、
「そういうの・・・・・・よくない・・・・・・と思います・・・・・・」
 と言った。すかさず俺は、
「えぇーーー!!!」
 と反射的に叫んだ。
 これって誤解されてない!?別にそういうつもりで見てた訳じゃないし!!
 と、気をとられていたら、隣の娘が俺がロリコンだと認めさせようと、、
「もぉ~、好きだって言っちゃいなさいよぉ~」
 と言ってきた。
 とりあえず、この娘は大丈夫だ。だってニヤニヤしながら話してるから。おちょくってるに違いない。ただ、
「・・・・・・」
 もう一人の娘はヤバイだろ。俺に目を合わさず、下を向いてる。
 この娘には多分、俺が危ない人に見えてるに違いない。今にも襲われそうで怯えているというか・・・・・・怯えてる姿萌え!!
 コホン、これは誤解を誤解を解く時の第一声に使うであろう台詞を言ったのであった。
「ちょっとお兄さんと話さない?」

 ―校内広場―

 ここは校内にある広場。我が校は緑が豊かで且つ、広い。天気が良い日は、生徒たちが昼休みにここで食事を摂るのが目立つ。
 何故、俺が教室で飯を食うのかは、インドア派だからだと答えておこう。後、友達が・・・・・・。
 まぁ、そんな広場で俺は二人に危ない人(ロリコンではない(本当はロリコン))ではない事を告げた。(良い子のみんなは嘘をつかないように))
 その後、誤解は解けた。
「ごめんなさい!!私、早とちりしちゃったみたいで・・・・・・」
 何度も頭を下げて謝る少女。なんか、俺が悪いみたいな感じになる。←実際は嘘をついてるので悪い
 ふぅ、とりあえず何よりだ。
「そうだったんだぁ~、ごめんねっ☆」
 謝る態度も見せないもう一人の少女。お前が悪いと俺は思う。
「いや、お前は確信犯だろ、その☆ムカツク!!」
「まぁ、じゃあさ、誤解も解けた事だし、いっしょにお弁当を食べよっ!!」
 と、悪びれた様子もなく手に持っていた鞄からレジャーシート(よく持って来るな)を地面に敷き、鞄の中から可愛らしい弁当(クマの弁当箱だそうです)を取り出した。
「いや、俺もう食ったんだけど」
 俺はもう腹一杯だった。
「いいよぉ、いいよぉ、私のあげるから!!」
「そういう意味じゃねぇよ!!」
 どうやら、俺が弁当を持っていないから、一緒に食べられないと思ったらしい。
 でも、その優しさは満腹の人にとっては酷だと思うぞ。
「まぁ、まぁ。そう言わずに、食べよぉ!」
 その娘が、弁当の蓋を開けた。
「うっ、うまそ・・・・・・」
 腹は一杯だったが、思わずヨダレが出てしまった。それぐらい、上手そうなのだ。
「はぁい、あーん」
 するとその娘は、卵焼きを箸で掴み、俺に食べさそうとしてきた。
「あーん」
 それにつられて、俺は口を開け、卵焼きを頬張る。
「うまい!!」
 ヤバイ程美味かった。
 例えるなら、
 ①ヒロインの妹がお兄ちゃんだけだよと言う。
 ②履いていたパンツを脱ぐ。
 ③主人公に渡す。
 ④夜のオカズにする。
 ⑤飯が3杯はイケる。
 (ちなみに、紐パンだと5杯は軽いらしい。)
 ぐらい美味かった。味の玉手箱だった。
 卵は甘すぎず、なんというか、あのー、えぇーと、まぁ、美味かった。俺は味の評論家じゃないからこれで充分でしょ。
「良かったぁ」
 どうやら、喜んでいるみたいだ。
 自分で作ったのだろうか、いいところもあるんだなと感心した。
「料理、上手なんだな」
「でしょ、でしょぉ~!」
 そういう風に調子に乗るところがなかったら可愛いんだよなぁと思っていたら、隣に居た娘が久々に恐る恐る口を開けた。
「あの・・・・・・」
「んっ?どうしたの?」
 自分から初めて喋りかけてくれる気がして、ちょっと嬉しい俺。
6, 5

  

「それ、私が作ったんですけど・・・・・・」
 数秒の沈黙が訪れ、俺は口を開けるなり、
「お前じゃないんかーい!!」
 当然のようにツッコミ魔法を唱えた。
「えへっ☆」
「☆じゃねぇよ!!お前は星の☆ービィかい!!」
 その後は、大人しい娘とも弁当の事について喋ったりして、俺たちは昼食を楽しんだ。

 昼食後、弁当を片付け、明るい娘が口を開けた。
「そういえばぁ、私たちの紹介まだだったね!!」
 そういえばそうだ。このまま言ってくれなかったら、明るい娘と大人しい娘っていう名前になってしまっていた。
「私の名前は、君原林檎(きみはらりんご)!!ピチピチの12歳!!可愛く、りんごって呼んでね!!」
 って、年もロリだったぁぁぁ!!!
 ここで説明しておこう。
 俺の学校は中高一貫校で、学年は1年生~6年生まである。つまり、この場合、林檎は1年生に当る。
 友達100人出来ないだろうな。こんな性格だし。
 因みに、俺はピチピチの4年生である。4年生だからって、400人の友達がいるって考えは単純だぞ。一学年に400人もいないからな。
 また、幼稚園、小学校、大学が隣接している。
 なので、エレベーター、あっ、間違えた。エスカレーター式で上がってくる事が出来るのだ。
 たまにいい間違えたりはしないかい?
 という訳で、俺たちは中学生と高校生でも同じ学校にいられるのだ。
 ロリコンの聖地だな、ロリコン万歳!!
 何で、小中高一貫校でないのかは、多分ロリコン好きが一杯で、犯罪が起こるからだと俺は推測している。需要が高いからな。
「私は、君原蜜柑(きみはらみかん)と言います。よろしくお願いします」
「あっ、こちらこそよろしく」
 やっぱりこの娘はしっかりしている感じだなぁ、12歳には見えない。いや、見た目は見えるんだけど・・・・・・。
「ちなみに、私が蜜柑の姉だよ!!」
 なるほどなぁ、おてんばな姉としっかり者の妹かぁ、お似合いだ。
「それにしても、先程はすみませんでした!!」
 改めて謝罪をする蜜柑。罪悪感が拭いきれてないのだろうか?
「いやいや、大丈夫だからさぁ、わざとじゃないし」
 その罪悪感を取り去ろうと言葉を返した。本当に大した事じゃなかったしねぇー。
「ごめんなさい・・・・・・。お姉ちゃんが私たちは男の人たちに需要があるって言うので。見てくる男の人がいたら、その人は人としての道を誤っているから、係わらないようにって言ってたから・・・・・・。」
「オイ、姉」
 俺は林檎にの肩に軽くツッコミを入れた。関西風に。
「てへっ☆」
「だから、☆はやめろ!!お前は☆の・・・・・・このギャグ寒いからやめとくわ」
 そうして、またグダグダな感じになってしまうのだった。

 グダグダな感じも収まった。
 そして、一息ついた途端に林檎は言ったのだった。
「それじゃあ、やろうかぁ?」
「えっ、何を!?」
 不意打ちだった。食った後にやるって・・・・・・爪楊枝でしーはー×2か?ヤルって、性的な意味じゃないよな・・・・・・。
「おにごっこに決まってんじゃん!!」
「決まってねぇよ!!!」
 やっぱり子供だ。しかも3人でやるか?普通?
「よしっ!!じゃあ、君が鬼ねぇ!!」
「いや、やるって言ってないし!!」
 しかも、年下に君って言うか!?
「ツベコベ言わずにやるよぉ!よ~い」
 林檎がドンを言う瞬間だった。

 き~ん♪こ~ん♪か~ん♪こ~ん♪×2

 無情に鳴る鐘の音。授業の遅刻も確定した。
「また、そのオチかーい!!」
 これが作者クオリティです。
「ってまた、俺の名前を言うの忘れたぁぁぁ!!!えっ!?決める気ない!?」
 俺は性懲りもなく、校内に響き渡るような大声で叫んでしまっていた。
 この意味不明な姿を林檎や蜜柑に変な目で見られたのは言うまでもない。

 ※作者もロリコンなので注意しましょう
   
  次回 第3話 我が校の生徒会長 へつづく


第2話を書き終えて

今回は、作者の介入を減らし、自由度を下げてみました。
でも、文がくどい感じになってましたね・・・・・・。
まぁ、それが作者クオリティなんですけど。
文で表現するのは本当に難しいですね。
ちゃんと表現できない上に、書くのに疲れてしまうとは・・・・・・。
小説書ける人が羨ましいです。
次回は生徒会長出てきます。ラブコメではお約束ですね。
最後まで見て頂きありがとうございました。では、また。


その後・・・

 ―教室―

「廊下にたっていなさい!!」
授業に遅刻した俺に罰を与える教師。
「たつって性的な意味?」
「バケツ追加で」
                   おわり
7

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