第六話 工場にて
義男はコ○・コーラ社の面接に受かり、カル○スの包装のバイトに着任することになった。
昇給や昇格制度ありだった。
高校を卒業してから、就職先もなりたい仕事も見つからず、うろうろしていた義男にとって、願っても無いチャンスだった。
これを逃して、正社員に採用される事無くクビになれば、後は親に見放され、
一人で寂しく何かのバイトをしながら生計を立てていかなくてはならなくなる。
つまりはニートになるのだ。
夢や理想を特に持たない彼にとっても、それだけは避けたい事であった。
『どんな仕事なのだろう。』
彼は夢を膨らませて、密かな野望ににた感情を抱いていた。
着任1日目。義男の期待とは裏腹に、騒音と共にベルトコンベアを流れて来る、綺麗に包装されたカル○スの瓶に、
オマケのおもちゃをくくり付けるという単純な作業だった。
上司は 他の一室に閉じこもったまま出て来ないし、『これでは昇格は望めないな』というのが義男の感想だった。
どうやら包装紙の巻き付けは全て機械で行われているようであり、その他の部分は全て人が担当しているようであった。
一日が終了した。単純な作業を繰り返す程大変な事は無い。もうヘトヘトであった。
着任2日目。義男はもうすでに嫌気がさしていた。
だが着任して2日目で「辞めます」などとはとても言えないものだ。嫌々ながあも作業をこなしていた。
その時である。
広大な工場のかなり遠くで叫び声が聞こえた。
「あああーーーー!!!」
ハッとしたが、義男の作業場からではその方向を伺い知る事は出来ない。
音だけが頼りだったが、ここからでは何も確認する事はできなかった。
『一体何が・・・?』
かなり気になった。
しかし、次の瞬間彼にはその理由が分かった。
仰向けに寝そべった裸の男がベルトコンベアの上を流れていた。いや、正確には流されていた。
その男は、今現在国際指名手配されている男。
まさしく寺田であった。
彼は素っ裸で、ベルトコンベアの上に乗っていた。顔がニヤけていた。
義男の目線の先には、彼の大きくなったペニスがあった。
なんと驚くべき事に彼のペニスは機械によって、見事な程に美しく包装されていた。
義男は、感涙の涙を流し、その場に打ちひしがれた。
義男はズボンを脱ぎ捨て、チンコをしごきまくった。
ビンビンになった。誰も見ている人はいない。義男ワールドだ。
寺田が、義男の目の前を流れ過ぎようとしていた。
義男はハッと正気に戻り、寺田の綺麗に包装されたチンチンにオマケのおもちゃをくくりつけた。
かわいかった。
義男は射精しまくった。