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「姉さん、いくらアニメ予約忘れたからってタゲに八つ当たりはどうかと思うんだけど」
「うっさいなケン。今日は私の嫁2人の絡みが多いとってもとっても大事な回だったのよ・・・!!」
そう言いながらタゲ・・既に息絶えたどこぞのIT会社の社長の腹を抉る姉さんこと、源環(みなもとたまき)。
言っておくけれど、これは立派な[お仕事]だ。

 ここらでちょっと俺達の生い立ちでも話しておこう。
俺・・源剣(みなもとけん)と、さっき紹介した環姉さんは双子の殺し屋。
言わずもがな俺は弟。
普段は素性なんかなにそれおいしいの?って感じで高校生活エンジョイしてます。
ちなみに両親は他界済み。ここら辺話すと長くなりそうだからそれはまたの機会ってことで。

フクロウが鳴き始めて、朝が近づいてくる。

「ほら姉さん、いい加減八つ当たりは終わらせて帰んないと、学校遅れるよ」
「~~~!!!分かったよ!じゃあ今日の残務処理はケンやっといて。私シャワー浴びに先帰る。アニメのレビューサイトも回んなきゃだし」
「最後どうでもいいでしょ。やっとくから早く帰って」
「ういー」

死体を適当なゴミ袋に詰め込んで、路地裏に放置。
それから煩わしい手袋を一緒に捨てて焼却処理。
依頼主にフリメアドから[任務完了]の四文字を送信して、フリメを破棄する。
料金は前払いでもらってるからもうこれでおしまい。
俺も、こんな血なまぐさいナリで通学するわけにいかないから帰ってファブることにした。

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