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「桃と奈菜」

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「桃と奈菜」


私には、小さい頃からの幼馴染がいる。

私の名前は、春瀬奈菜(はるせなな)16歳

そして、幼馴染の菊地桃康(きくちももやす)

私たちは、とても仲が良かった。

小学生のころは、女の子よりも桃と遊んでいた。

幼馴染は、私のことを奈菜と呼んでいた。

私は、幼馴染のことを桃と呼んでいた。

まるで女の子みたいな名前だと私はずっと思っていた。

でも、桃康という名前だから男の子だともわかると思う。

そして、桃は意外と女の子にモテる。

なのに・・・未だに誰とも付き合ったことがないらしい。

私は、全くモテない・・。ほんとうに。。。年齢=彼氏いない歴だ

そんな桃と高校も一緒のところを受験し2人とも見事合格


「奈菜ーまた高校一緒やなぁ」

「そうだね。桃とまた高校一緒や」

私たちはまるで、カップルのようにも見えなくもなかった。

私は高校入学以降・・桃とつるんでいることを女子から妬まれるようになった。

「春瀬さん・・男とイチャつきでしょ」

「え・・桃はあたしの幼馴染だよ。別にイチャついてるとかそういうんじゃないんだけど・・」

「はぁ?意味わかんねーし・・てかあたしの友達が菊地のこと好きなやついるからさー」

「そそうなんだ・・・」

「あんまり、菊地にベタベタくっつかないでくれる?」

「ベタベタなんて・・そんな違うよ・・ただ話してるだけなのに・・・」

「これだから。。天然は嫌あーもういこいこ」

私はすごく怖くなった・・・高校ってもっと楽しいところじゃなかったかな?

私・・桃と話してるだけなのに・・・なんで?

数日後・・・私は幼馴染の告白の現場を目撃してしまった・・・。

「桃どこにいるのかな・・・・あいた!」

「ももー・・ん?」

桃は誰かに呼び出されて告白されているようだった・・

近くにいかないと聞こえないので私は耳を澄ました。

「私・・菊池君のこと好きです。もし良かったら、付き合ってください」

告白している女の子はクラスメイトの田内梨乃だった・・。

桃はなんて返事するのかな・・と思い私は耳を澄ました。

「ごめん・・・俺好きな人いるんだ・・。」

「あ・・そそうなんだ・・・ごめんね呼び出して・・じゃ・・」

「うん・・」

と気まずい空気が流れる。

桃って好きな人いるんだ・・・一体誰なのかな?

幼馴染に好きな人がいるなんて・・全く知らなかった・・。

そして・・放課後

「奈菜ー帰りどっか寄るー?」

「んーCDショップ行きたい」

「おっけーんじゃー行こうか」

私たちは幼馴染なのでもちろん家もご近所

帰るときもだいたい一緒に帰るくらいなのだ。

「あれー・・まだ発売してないのかな??」

「奈菜その歌手好きだよね」

「うん。だって癒されるんだもん」

「俺も、その歌手好きだなー今度買ったら貸してよ」

「わかった。じゃー今日はもうかえろっか」

「そーだね」


桃の好きな人って一体誰なんだろう・・・・

奈菜はそのことが気になって夜も眠れなかった。

次の日


「おはよー桃」

「おはよー奈菜」

いつものように挨拶を交わす。

私は試しに桃に聞いてみた。

「桃の好きな人って誰なの?」

桃はきょとんとした顔でこう答えた。

「えー何?w急にww誰って・・奈菜に決まってんじゃん」

「え?!あたし?!」

「そーだよ。って俺軽いなwずっと黙ってたのに・・・」

「あーそうなんだ・・・」

「うん」

「奈菜今度、2人で水族館いこーよ」

「えwいいけど・・・」

「じゃ決まりだね」

桃はすごくはしゃいでた・・好きな人がまさか・・私だったなんて・・・

そして約束の日がやってきた・・・

「奈々ーおそーい」

「ごめん・・服に手間取って・・」

「かわいいじゃん、そのワンピース」

「え//そそうかな?w」

「とっても似合ってるよー♪んじゃいこっか」

「う、うん」

桃はここぞとばかりに私の手をぐいっとひっぱた

ドキッwwとしてまった。

「あれーおおきいねーなんだろー」

「あれは、エイじゃない?」

「さすが奈菜は物知りだねー」

「そそんなことないよ・・・」

「奈菜可愛い・・」

「ちょっとこんなとこでやめてよw」

「いいじゃん今日はデートなんだし」

「そそうだけどさぁ・・・」

「照れちゃってかわいいなんもう!」

「//////」

「ちゅーしちゃうぞ!」

「ひゃんっ><;」

とまぁ・・こういう話ですね^q^おわりだよ!
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