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「向こう側の君」

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いつものように、チャットをする。

人と会話をするそれが私にとって唯一の楽しみだった。

たまたま入った部屋で私は彼と知り合った。

みね:こんにちわ
ゆう:こんにちわ☆
みね:よろしく♪
ゆう:よろ☆

ゆう:みねって何歳?
みね:20歳
ゆう:マジで?!
みね:何?w
ゆう:俺とタメじゃん!!
みね:まじで?!すごいねw
ゆう:まぁこれからよろしくな!!
みね:こちらこそ♪

たまたま、タメの人と知り合った。

ネットには、幅広い年齢層がいるからなかなかタメとは知り合えないと思っていた。

そして、私とゆうは毎日のようにチャットをするようになった。

ゆう:そろそろ写真交換でもしよっか?
みね:え?!wそうだねw
ゆう:んじゃー決まりだな^^
みね:あたし可愛くないよw
ゆう:またまたwそんなこと言って本当は可愛いんだろ?w

みね:むーw
ゆう:あははw拗ねんなってw
みね:だって・・ゆうが・・・
ゆう:ごめんな。
みね:いいよ。

そして・・・お互い携帯で写メールを送った。

ゆう:ちょwwwwwおまwww
みね:なななにww
ゆう:可愛いじゃん!!
みね:かかわいくなんかなないしw
ゆう:こりゃー勿体無いわ・・。
みね:え?w勿体無いって?
ゆう:つまり彼氏いないとかもったいねーなーとw
みね:いやww別に平気だしw
ゆう:本当かよww
みね:本当だもん!!

ゆう:なぁなぁ俺どうよ!!
みね:えーww普通に面白い感じがするw
ゆう:面白いってwwwwww^q^www
みね:ううるさーーーいw
ゆう:あははwみね可愛いな^^

一年後・・・・・。

ゆう:そろそろ会ってもいいんじゃない?
みね:え?!
ゆう:だってもう一年経ったしさ?
みね:もうそんなに経つんだ・・・。
ゆう:まぁ考えといてよ。
みね:わかった・・。

そして、私はゆうと実際会うことになった

「どどどうしようwwwwww」
「ああったことない人と会うなんて・・むりむりむりww」
「でででも・・・会うって決めたんだし・・頑張らなきゃ・・」

約束の場所は、東京のハチ公の前に14:00集合だった。

ドキドキドキドキ

後ろからポンって誰かに叩かれた。

「ひゃっ?!」声にならない声が出てしまった。

「みね??」

「ははい!!」

「まじでwはじめまして、俺ゆうですって知ってるよなw」

「うんww」

「とりあえず飯でも食いに行こ」

「そうだね。あたしお腹ペコペコ」

「じゃー俺のとっておきの場所に連れて行ってあげる^^」

「どんなところかなー??」

「まぁついて来ればわかるよ」

そして・・ゆうに連れられて行った場所は

レトロな感じの喫茶店だった。

「ここのオムライスマジ美味いからさみねと食べたいなって思ってたんだよねw」

「ゆう・・・。あたしのために・・・」

「あははw泣くなよwまるで俺が泣かしてるみたいじゃんw」

「ちちがうよ・・。嬉しくて・・」

「じゃーここで決まりな」

「うん!」

カラン

「いらっしゃいませ」
「何名様でしょうか?」
「ふたりです」
「2名様ご案内します」

「ご注文はお決まりでしょうか?」
「ここの名物のオムライス二つお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちください」
「はい」

「なんか・・wすごく上品そうなお店だね・・」
「そうか?レトロな感じが俺は好きなんだよね」
「なるほど・・・。」

数分後・・・

「お待たせしました当店名物のオムライスをお持ちしました」

「きたきたww」とはしゃぐゆう可愛いなw

「これが、俺の言ってたオムライス」

「おおwwおいそう~~♪」

「まぁ食べようかw」

「うん!」

もぐもぐ

?!

「おおいしいww他のオムライスと全然違う!!」

「だろ?wだからここが俺は好きなんだよねw」

「おいしいもの食べれて幸せ~vv」

「良かったwwみねが喜んでくれて俺も嬉しいよ」

ありがとーございましたーw

「んじゃー次どこ行く?」
「観覧車乗りたいな・・」
「え?w密室でいいの?w」
「あwwそうだったw」
「いや・・俺は別にいいけどさ・・みねはどうなのかなと・・」
「んーあたしゆうのこと好きだから大丈夫だよ」
「おっけーwんじゃー観覧車乗るか」
「わーいw」

「足元にお気をつけてください」

私は、ゆうと観覧車に乗った
これは、まるでカップルみたいだなと
でも、私は本当にゆうのことが好きだから乗ったの。

「うおーww人がちっせーw」
「あははw本当だねw」
「まぁみねと出会ったのも何かの縁なのかもな」
「だって・・あたしらネットで出会ったんだよねw」
「そうだよなぁ・・普通ありえないよなw」
「初めて会うのにすごく楽しいし。」
「まぁなみねが喜ぶことを俺はしてるわけだしw」
「その気持ちがすごく嬉しい」
「どうもw」

そして少しだけ沈黙が流れた

「ゆう・・」
「んー何?」
「キスして?」
「え?!ここで?!」
「だって・・あたしゆうのこと好きだし・・」
「俺もみねのこと好きだけど・・」
「だめかな?」
「あーw俺誘惑されてるww」
「誘惑しないと・・してくれないって思って・・・」
「まだ俺だから良かったものを・・他のやつなら即襲ってるぞw」
「いいよ。あたしゆうに襲われても」
「マジで?!」
「うん・・」
「わかった・・。じゃぁまだ一回目だから今日はキスだけな?」
「うん・・。」
「じゃぁ、目つぶって?」

ゆうに言われて私は目を瞑った

「じゃ・・いくよ・・」
「うん・・」

ゆうとわたしの唇は初めて重なった。
そして、このキスは私にとってはファーストキスそのものだった。

くちゅっはぁちゅぱちゅぱ
初めてなのに・・ディープキスをしてくるゆう

「もしかして・・みねキスしたことない?」
/////////うん

「マジで?!ごごめんな??嫌だったら言ってくれていいから」
「いやじゃないもっとして?」
「おっけー」

そして私たちは、観覧車が下に降りるまでずっとディープキスをしていた。


「今日は、ありがとうゆうと会ってすごく楽しかった」
「俺も、みねと会えて嬉しかった」
「それじゃ、またチャットで・・」
「おう・・また会おうな」

そう言ってわたしは、ゆうとわかれて家に帰った。

「あー思い出すだけでも・・・愛しいよ・・・」
「ネット恋愛なんて・・バカみたいって思ってたけど・・・そうじゃないんだな」

「またゆうに会いたいな・・・。」

二人の物語はまだこれから始まったばかりなのでした・・つづくw
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