「さよなら絶望先生」の版間の差分

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講談社刊 作者:久米田康治
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作者:久米田康治  講談社刊
  
  
 「かってに改蔵」で人気を得た久米田康治最新作。小学館の週刊少年サンデーから講談社の週刊少年マガジンへ移籍して連載開始。単行本は五巻まで。
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 「かってに改蔵」で人気を得た久米田康治最新作。<br />
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小学館の週刊少年サンデーから講談社の週刊少年マガジンへ移籍して連載開始。単行本は現在五巻まで。
  
  
'''-内容'''
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==概要==
  
 主人公である糸色望先生(いとしきのぞむ)と赴任中の高校の生徒らで展開されるギャグ漫画で、時事的社会風刺、流行モノのネタ、あらゆる媒体による創作物からのパロディなど様々な要素で構成されている。ギャグとして話題に出てくるもの以外にも背景などにネタが隠されており、その量は膨大。一人ですべてのネタがわかる人はまずいない。そのためネタ解析が盛んに行われている。
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 主人公である糸色望(いとしきのぞむ)先生と赴任中の高校の生徒らで展開されるギャグ漫画で、時事的社会風刺、流行モノ、芸能・スポーツ、<br />
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その他あらゆる媒体による創作物からのパロディなど様々な要素で構成されている。ギャグとして話題に出てくるもの以外にも背景などにネタが<br />
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隠されておりその量は膨大。一人ですべてのネタがわかる人は存在し得ない。そのためネタ解析が盛んに行われている。
  
  
 前作「かってに改蔵」と比較するとネタの向きがやや異なり、単純な面白さでも劣っているとされるがそれでもファンは多い。ネガティブを前面に売り出した上でギャグにすることで痛快さを出している。また「かってに改蔵」では赤松健の作品「ラブひな」のネタが多かったが、今作では男の先生に多数の女子生徒と言う状況が「ネギま!」と似ていたりする。出席簿までパクったりしている。
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 前作「かってに改蔵」と比較するとネタの向きがやや異なり、単純な面白さでも劣っているとされるがそれでもファンは多い。<br />
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ネガティブを前面に売り出した上でギャグにすることで痛快さを出している。また「かってに改蔵」では赤松健の作品「ラブひな」<br />
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のネタが多かったが、今作では男の先生に多数の女子生徒と言う状況が「ネギま!」と似ていたりする。出席簿までパクったりしている。
  
 背景ネタで多いのは押尾学。杉田かおるもだろうか。[[DEATH NOTE]]とかも。[http://www.yoshiko-sakurai.jp/ 櫻井よしこ]も。
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 背景ネタで多いのは押尾学。杉田かおるもだろうか。[[DEATH NOTE]]とかも。[http://www.yoshiko-sakurai.jp/ 櫻井よしこ]も。<br />
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マスコットキャラにしたいのかは知らないがペンギン(皇帝ペンギンのつもりのようだが)も多い。
  
  
 単行本でのおまけが比較的充実しており、本体の表紙にネタをしのばせたり、おまけページで各話のテーマにあわせたネガティブな話を綴った「紙ブログ」を掲載している。読者コーナーも痛快である。
 
  
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 単行本でのおまけがなかなか充実しており、本体の表紙にネタをしのばせたり、作中のキャラによる告訴状を載せるコーナーがあったり、<br />
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巻末おまけ漫画を載せたり、各話のテーマにあわせたネガティブな話を綴った「紙ブログ」を掲載したりしている。読者コーナーも痛快である。<br />
  
 ちなみに最近はネガティブさが減りただの改蔵の続編みたくなっていたりする。面白いけど。
 
  
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 最近(五巻あたりから)はネガティブさが減りただの改蔵の続編みたくなっていたりする。面白いけど。うん五巻面白い。
  
 女性に大人気。
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 女性に大人気。作品というより作者が人気なのかもしれないが。
  
  
  
'''-作者'''
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==作者==
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「久米田康治」は本名。
  
 ネタがネタだけに作者もキテる人かと思われたりするが、実際に作者が「紙ブログ」のようなネガティブマンかというとそうでもなく、結構普通の人らしい。アシスタントにはやさしいとか何とか。詳細はわからないが…。どちらかというとオタクとかネガティブ人間とかはバカにしていたりするかもしれない。そういう雰囲気は作品からも感じられる。
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 ネタがネタだけに作者もキテる人かと思われたりするが、実際に作者が「紙ブログ」のようなネガティブマンかというとそうでもなく、結構普通の人らしい。<br />
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アシスタントにはやさしいとか何とか。詳細はわからないが…。どちらかというとオタクとかネガティブ人間とかはバカにしていたりするかもしれない。<br />
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そういう雰囲気は作品からも感じられる。
  
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 そのため、「一般人ともオタクとも距離を置く斜に構える人」から共感を受けやすい。作者のネガティブさに共感を持つ人も居るがこれは<br />
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「ネガティブなネタ」に共感してしまっているだけなので注意。紙ブログも基本的にネタ半分。嫌な思い出から連想してあのネタを作り上げている。
  
 そのため、「一般人ともオタクとも距離を置く斜に構える人」から共感を受けやすい。作者のネガティブさに共感を持つ人も居るが、これは「ネガティブなネタ」に共感してしまっているだけなので注意。紙ブログも基本的にネタ半分。嫌な思い出から連想してあのネタを作り上げている。
 
  
 それでも一応暗いほうの人間ではあるとか。「ぱふ」のインタビューにてその辺についてちょっと語ってたりする。どうもギャグ漫画描く人は暗いのが多いらしい。
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 ただそれでも一応暗いほうの人間ではあるとか。「ぱふ」のインタビューにてその辺についてちょっと語ってたりする。<br />
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どうもギャグ漫画描く人は暗いのが多いらしい。とりあえず作品を読まれているところを見るのが嫌い。普通の漫画家じゃありえない。
  
 あと赤松健と仲がいい。
 
  
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 赤松健と仲がいい。
  
 
 お気に入り漫画は赤松シリーズといちご100%あたり。ハヤテのごとくも気に入ってるだろう。これは作者が弟子だし。[http://www.yoshiko-sakurai.jp/ 櫻井よしこ]のファンでもある。
 
 お気に入り漫画は赤松シリーズといちご100%あたり。ハヤテのごとくも気に入ってるだろう。これは作者が弟子だし。[http://www.yoshiko-sakurai.jp/ 櫻井よしこ]のファンでもある。
  
 
 ちなみに「夢ひろし」というペンネームがたまに登場するがこれはげんしけん六巻の初回限定版の付属同人誌に寄稿したときのペンネームである。つまりげんしけんファン。
 
 ちなみに「夢ひろし」というペンネームがたまに登場するがこれはげんしけん六巻の初回限定版の付属同人誌に寄稿したときのペンネームである。つまりげんしけんファン。
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 作中でアニメ化を切に願っているが、実際にはむしろアニメ化は避けている。なんだかんだで今の位置が気に入ってるんだろう。
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* [http://www.shonenmagazine.com/works/zetsubou/ 少年マガジン絶望先生ページ]
 
* [http://www.shonenmagazine.com/works/zetsubou/ 少年マガジン絶望先生ページ]
 
* [http://ja.wikipedia.org/wiki/さよなら絶望先生 wikipedia]
 
* [http://ja.wikipedia.org/wiki/さよなら絶望先生 wikipedia]
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* [http://zetubou.hewl.info/wiki/ 絶望先生元ネタwiki]

2006年10月22日 (日) 10:00時点における版

作者:久米田康治  講談社刊


 「かってに改蔵」で人気を得た久米田康治最新作。
小学館の週刊少年サンデーから講談社の週刊少年マガジンへ移籍して連載開始。単行本は現在五巻まで。


概要

 主人公である糸色望(いとしきのぞむ)先生と赴任中の高校の生徒らで展開されるギャグ漫画で、時事的社会風刺、流行モノ、芸能・スポーツ、
その他あらゆる媒体による創作物からのパロディなど様々な要素で構成されている。ギャグとして話題に出てくるもの以外にも背景などにネタが
隠されておりその量は膨大。一人ですべてのネタがわかる人は存在し得ない。そのためネタ解析が盛んに行われている。


 前作「かってに改蔵」と比較するとネタの向きがやや異なり、単純な面白さでも劣っているとされるがそれでもファンは多い。
ネガティブを前面に売り出した上でギャグにすることで痛快さを出している。また「かってに改蔵」では赤松健の作品「ラブひな」
のネタが多かったが、今作では男の先生に多数の女子生徒と言う状況が「ネギま!」と似ていたりする。出席簿までパクったりしている。

 背景ネタで多いのは押尾学。杉田かおるもだろうか。DEATH NOTEとかも。櫻井よしこも。
マスコットキャラにしたいのかは知らないがペンギン(皇帝ペンギンのつもりのようだが)も多い。


 単行本でのおまけがなかなか充実しており、本体の表紙にネタをしのばせたり、作中のキャラによる告訴状を載せるコーナーがあったり、
巻末おまけ漫画を載せたり、各話のテーマにあわせたネガティブな話を綴った「紙ブログ」を掲載したりしている。読者コーナーも痛快である。


 最近(五巻あたりから)はネガティブさが減りただの改蔵の続編みたくなっていたりする。面白いけど。うん五巻面白い。

 女性に大人気。作品というより作者が人気なのかもしれないが。


作者

「久米田康治」は本名。

 ネタがネタだけに作者もキテる人かと思われたりするが、実際に作者が「紙ブログ」のようなネガティブマンかというとそうでもなく、結構普通の人らしい。
アシスタントにはやさしいとか何とか。詳細はわからないが…。どちらかというとオタクとかネガティブ人間とかはバカにしていたりするかもしれない。
そういう雰囲気は作品からも感じられる。

 そのため、「一般人ともオタクとも距離を置く斜に構える人」から共感を受けやすい。作者のネガティブさに共感を持つ人も居るがこれは
「ネガティブなネタ」に共感してしまっているだけなので注意。紙ブログも基本的にネタ半分。嫌な思い出から連想してあのネタを作り上げている。


 ただそれでも一応暗いほうの人間ではあるとか。「ぱふ」のインタビューにてその辺についてちょっと語ってたりする。
どうもギャグ漫画描く人は暗いのが多いらしい。とりあえず作品を読まれているところを見るのが嫌い。普通の漫画家じゃありえない。


 赤松健と仲がいい。

 お気に入り漫画は赤松シリーズといちご100%あたり。ハヤテのごとくも気に入ってるだろう。これは作者が弟子だし。櫻井よしこのファンでもある。

 ちなみに「夢ひろし」というペンネームがたまに登場するがこれはげんしけん六巻の初回限定版の付属同人誌に寄稿したときのペンネームである。つまりげんしけんファン。

 作中でアニメ化を切に願っているが、実際にはむしろアニメ化は避けている。なんだかんだで今の位置が気に入ってるんだろう。


新都社に登場するさよなら絶望先生


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