デスティニー・マサノリ

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「一匹見たら三十匹はいると思え」

デスティニー・マサノリを知る人間は皆、口をそろえてこう言う。

「しかし、彼ははたしていったいどんな人物なんだぜ?」

誰も知らない、知られてはならない…


D.マサノリは貧困層の家庭に生まれた。

母はおもむろにオフィスレディー(OL),父はブリブリのサラリーマン。

だが収入はなかた。

そんな両親を見て育ったマサノリは、世の中を肉んだ。社会を肉んだ。

そしていつしか、たくましい好青年へと成長したマサノリはメキメキとその頭角をあらわしていった。


「漫画を描いているときだけは、開いてる俺になれるんだよね。閉じてる俺も好きだけどさ。」

マサノリは言う。

「結局なんだかんだ言って、みんな俺の漫画を読んで幸せになってくれる。だから一番じゃなくてもいい、オンリーワンでいいんだ。」

「俺の漫画は恋に臆病な人、傷ついた人、そういった人たちにとってのレクイエム。だから魂は売らない。誰にも媚びない。必要とあれば尻も描くし、暴力も描く」

マサノリの理想は高い。