Neetel Inside ニートノベル
表紙

魔法少女☆タマコ
第二話 -恐怖!新たな出会いは敵か味方か!?-

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第二話 -恐怖!新たな出会いは敵か味方か!?-

バリ嬉しい。ついに魔法少女になってしまった。よし、さっさとバリ悪いやつやっつけて、暁君と結ばれちゃおう。
けど神様遅いなー。何やってるんだろ。バリ暇だしジムでも行こっと。バリテンションあがってきた。

「おじゃましまーす。」
バリ男の汗の香りがする。この香りバリいいんだよね。昇天しちゃいそう。

受付までトコトコ歩く。
「おや、タマコちゃんじゃないかい。今日はバーベルかい?インクラインかい?」
この人はジムの会長であり、私にベンチプレスの楽しさを教えてくれた五田さんなんだ。バリカッコよくない?
つーかマジゴリラだし。ウケる。

「今日はデクラインやりに来ました。」
「おお、タマコちゃんがデクラインとは珍しいね。ダンベル・フックのある台が開いてるから、一人でやってきなさい。」

「はーい。」

さて、デクライン台についたけど、どうしよっかな。手始めに80kgでいっか。準備運動はバリ大切だしね。
そのまえに軽くストレッチをしとこっかな。魔法少女が怪我なんてバリありえないもんね。

全身の筋を伸ばしてほぐして、最後にヒンズー・スクワットでゆっくりポンプアップをして終わりっと。
今日は何か調子がいいから100kgからはじめよっと!

ダンベル・フックにバーに25kgを四つけて、デクラインベンチにお尻と背中をしっかりとつけるようにして、両足はちゃんとパッドで固定。あとはシャフトを握りながら肩甲骨を寄せていってオッパイを張る!
そして、バーをラックから外して、腕を伸ばして構える。

息を吸い込みながらゆっくり降ろして・・・オッパイに当たったら上げる!
ゆっくり降ろして・・・あげる!

「フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!フッ!」

よし、20回だ。あんまり手ごたえが無いし、準備も終わったから150でもしてみようかしら。

25をまた二つつけて、また同じ手順をやって、バーをラックから外して、構える。

そして深呼吸をしながらゆっくり降ろして・・・

上げる!

「ウオオオオオオオオオオオオオァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

また降ろして・・・

上げる!

「ウラアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!」

さすがにバリキツいが、10回までは止めない。だって私は、魔法少女だから。

「ウラアアアアアアアアアアアアアッシャアアアアアアアアアアアアアァァァァ!!!」

「コヒュー・・・ヒュー・・・・」 「ウラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッシュアアアア!!!」

「ヒューッ・・・ヒューッ・・・」 「シュラアアアアアアアアアアアアア!!!シャアアアウォァァァァ!!!」

「ヒューッ・・・ヒューッ・・・十回・・・やったわ・・・バリキツい・・・ポカリ・・・」

「タマコちゃん、ポカリだよ。」

五田さんだ・・・

「五田・・・さ・ヒューッ・・ありが・・・ヒューッ・・・ゴキュッゴキュッゴキュッ・・・ プァ。 ありがとう五田さん。」

「なに、いいってことよ。」
五田さん・・・!バリかっこいいし五田さん・・・・!

「じゃあ五田さん、私はこの辺であがりますね。」

「うん、そうかい。またねタマコちゃん。」

「はーい。」

さて、ランニングして家に帰ろう。あれ?何かあのトラック早くね?バリ早くね?うわあああああああああ!!!

     


     

「タマコさん、起きてください。仕事ですよ。」

「ん・・・・」とタマコがまるで男のような声で呻く。

「は?バリありえんし。何で私ひかれたのにここにいんの?バリないわー。」
相変わらずウザい。何でこんなやつを魔法少女にしてしまったんだろう。けど代わりはいないしなあ。はあ。

「気のせいですよ。とにかく仕事です。今から石川県の珠洲市へ向かってください。敵です。」

初仕事のせいか緊張しているのだろう。タマコが何も喋らない。

「どこそれ?」
とタマコが言った。地理もできないのかこのカス。

「石川県珠洲市は石川県の端っこですね。観光名所として軍艦島とかありますよ。敵はそこにいます。」

「えー!?軍艦島ってあの昔栄えてたけど人がいなくなってバリ廃墟ばっかの島じゃないの!?テレビで見たー!バリ行ってみたかったんだー!」
それは長崎だ。こいつは馬鹿だ。本当に馬鹿だ。

「それは長崎です。こっちの軍艦島は七輪で出来ていてなんかよくわからないけど正面から見たら顔に見えるという理由で観光客を集めているそれです。」

「なにそれバリしょぼいんですけど。」

「石川県にそんな凄いものあるとは思わないでください。だってあそこ金沢無くなったら何も無いじゃないですか。」

「バリ言えてるわね。」
石川県の人、ごめんなさい。

「それより、敵のことなんですが、敵は正直に言えば雑魚です。出生は不明ですが、爪が長くて引っかいたらすごい血が出るらしいです。遠距離から戦っていれば勝てる相手ですね。」

「つまり魔法使えばいいってことね。バリわかったわ。行ってくる。」
意外に素直だ。

「つーか石川県ってどこ?バリわかないんだけど。」
馬鹿だこいつ。何のために中学校に五年間いるんだ。馬鹿か。

「石川県はFの字をした形の県ですね。ほらあの、新潟の左にあるFの県です。軍艦島はFの字の上の部分ですね。まあ、ワープで私が飛ばすので大丈夫です。地形は知らなくても大丈夫です。」

「よかったー。バリ安心したわ。あ、そういえば薬忘れたんだけどどうすればいいの?バリ心配。」
嫌なことを思い出してしまった。吐き気がする。けどもう安心だ。

「ああ、そういえばクスリは新しいのになったんですよ。あのヒラヒラでは戦いにくいと思ったので。」

「えー、バリやめてよー。あれ気に入ってたのにー。」
鏡を見ていって欲しい。今回から顔以外全身タイツなのは黙っておこう。

「あ、あと今回からクスリをやめてイヤリングになりました。クスリだと今回みたいに忘れてしまうので。」

「うちの学校バリ厳しくてピアス禁止なんですけど。」

「大丈夫です。これヘソピなんで。」

「穴あけるのバリ痛そうなんですけど。」
ウザい。

「魔法の力でくっつくタイプです。魔法は便利ですから。ホラ、早く受け取って。早く行かないと敵が。」

「はいはい、これをつければいいんでしょ。マジオシャレだわこれ。で、どうやって変身するの?」

「へそがボタンになっています。へそを押せば変身できるので便利ですよ。ほら、さっさと行け。チュパミパノチャ!」

     


     

目を覚ます。どうやらここが軍艦島らしい。海のほうにバリでかい島がある。たぶんアレが軍艦島だろう。バリ顔に見える。
というか周りに人がいない。観光客の一人くらい居てもよさそうなのだが。バリ田舎じゃん。

「タマコさんタマコさん」
キャッ!どこからか神様の声が聞こえる!?

「今ヘソピを通して声を送っています。どうやら敵は軍艦島の上にいるみたいです。」
えー、あの島の上にいるとかバリめんどくさい。いかなきゃだめなの?

「はい、行ってください。面倒なら変身していけばいいですけど、一般人に見られないようにお願いしますね。」
はーい。

「ちなみに変身すると私の声は送れなくなるので、がんばってくださいね。」
じゃあ変身は登るときにしよっと!まずは軍艦島の前まで行かないと。バリ遠いけど。

「待ってます。あ、あとこっちから敵のほうに盗聴器を仕組んでおいたんで、そちらに声を送りますね。」
仕組めるんだったら倒せたんじゃね?バリわけわからんし。

「スパイがいるんです。またそのうち紹介しますよ。そろそろ潜伏も終了なんで。」
あ、仲間いたんだ。バリ意外だわ。それよりさっさと盗聴送れよ。

「はい、今から送りますね。しばらくお待ちください。」

耳元で少しノイズの混じった音がし始める。

「ガガッ ガッ ちょwww何あガッwwwwガッ ブスの巨人があrガッてるwwwきガッえガッwww」
・・・・・
殺す

敵 殺す

生かしてはおけない。

殺す。

「タマコさん?大丈夫ですか?どうしました?タマコさん?」
五月蝿い。今から敵を殺す。コロス。テキ、コロス。

「ガッ ちょwwwガッっち来た・・・ガガガッえwww 走ってるwww崖のガッたまで来てガッwww」
神様、崖の下についた。変身をする。3分で片付ける。まかせろ。

「タマコさん?敵の攻撃には警戒してくださいね?ね?気をつけてください。」
ヘソを押す。眩しい光が我の体を包む。服が脱げて行く。

キュイイイイイイン

光が消えていく。これは何だ。全身タイツか。動きやすくていい。顔以外タイツか。お洒落では無いが、仕方あるまい。今からヤツを殺す。

まずは崖だ。登る時間は無い。跳ぶ。

シュッ!バン!バン!シュッ!シュタッ!

ついた。あそこにいるのが敵か。ならば攻めるまでだ!

シュッ

「お前さっきのwwwはええwwwけどこの俺、鼬のサダヒコについてこれるかなwwww」

シュッシュッ

早い。なかなか出来る。私より早いか。ならば魔法で・・・!

「ヴェルガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

炎があたりの森を焼き尽くす。

「どこみてんだwww当たるわけないだろwww」
どこまでも凡愚だ。こんなやつ。カスでしかない。

「最後だから教えてやる。私が狙ったのは、あなたではない。森よ。」

シュッ

「何やってんだwww追いつけるわけな・・・・何ッ!?」

「計算通りね。あなたは木に燃え移った炎に囲まれた。もう逃げることは出来ない。喰らえ。私の怒りを。」

「今からなら追いつくwwwカウンターwww」

シャッ

「決まったwww引掻いたwwwこれで腕終わったなwww」
弱い。

「何よ、あせったけど、あんた弱いじゃない。」

「何でwwwまたwww立ち上がれるんだよwwwタフすぎwwwうぇwwww」
弱い。

「まだ気づかないの?アンタの手、見てみなよ。」
「ゲェーwww左の爪がwww全部www無いwww」
弱い。

「ちょww爪www返せよwwwマジでwww」
弱い。

シュッ
また来たか。しかし、一度見切った攻撃は私には通じない。

パキャッ
「ちょwww折ったwww折ってやったwwwざまあwww」
弱い。
「あんた、頭悪いでしょ。ちゃんと神経通ってんの?右腕見てみなさいよ。」

「ちょwww無いwww腕www無いwwwなんでお前ちぎってんだよwww」
弱い。
「あんたなんかその程度よ。」

ムシャムシャ・・・ペッ
不味い。こんなヤツは、生かすに値しない。
「食うなwwwきめぇwwwマジブサイクだしwwwだからモテねーんだよwww」

シュッ!ゴキッ!

「ギャーwww足www折られたwww右足www立てないwww」
泣き叫べ。
パァン!

「ちょwww左足wwwアキレス腱やられたwwwやめろwww」
もっとだ。
「今から君の髪を全て抜くけど、クイズに正解すると許してあげちゃおうかな。さて問題、ここであなたが言うべきことは?」

「やめろブスwwwいややめてくださいwwww」
もっと叫べ。
「残念ながらその答えは×だ。」

ブチッブチッ

「ハゲたwwwやめろwww痛いwww」
もっと泣け。
「じゃあいまから君の歯を全てへし折る。ここでクイズです。ここであなたが言うべきことは?」

「やめろwwwマジ答えわかんねーからwwwごめんってwwwごめんwww」
もっと苦しめ。
「残念でした。歯を食いしばれ。」

バキャッメキメキメキ!

「ひゃめへwぃふぁいwwwたひゅけwwwふぇwww」
もっとだ。
「じゃあ最後に、君の舌を抜くけど、最後の回答(ファイナルアンサー)を答えてもらうかな。」

「さて問題です。あたたが今から言うべきことは?
A.すいませんでした。
B.くたばれ
C.自殺します
D.その他
さあどれ?」

「ふゅwwwwふゅいまふぇんふぇひたwwwwふぇぃwwwふぇぃうぇおふぇがいwwwふゅいまへんふぇひたwww」

「何言ってるかわからないけど、AでもBでもCでも無いからDですね。じゃあ、今からお前の舌を引き抜くから、地獄で死んで私に詫びろ。いいな?」

「ひゃめふぇwwwひにふぁくないwwwふぉっふぃひゅんふぁwwww」
死ね。

ブチッ


     


     


     

神です。タマコさんとの通信が切れて5分が立ちました。タマコさんは3分で終わらせるといっていましたが、大丈夫なのでしょうか。心配です。
心配というか、どこか嬉しさすらあります。次の魔法少女はもっと可愛い子にしようと思います。しかし、遅いですねタマコさん。苦戦するような相手では無いのですが。

10分が経ちました。遊んでいるんでしょうか。何をやってるんでしょうか。実は相手が情報を得ないようにタマコさんの周りには変身すればタマコさんから半径200mは肉眼以外不可視になるバリアがついているのですが、そのせいでタマコさんの姿が確認できません。誤算です。
まあ、多分死んでますね。思えばそこまで強くなかったですし、新しい魔法少女でも探しに行きましょう。可愛いコスチュームも復活かな。ふふ。

まずは条件ですね。千里眼は検索性能がいいので。少女なので小学生-中学生で検索します。次に魔法の素質を決めます。魔法の素質は100点満点で、タマコさんは98点でした。ちなみにこれは個人の肉体的な数値と頭の良さで検索されています。タマコさんのは、完全に肉体でしたね。誤算でした。
実は顔写真が見れるのですが、全てプリクラで撮った写真なので、よくわかりません。タマコさんを美人にできるプリクラがあるので、かわいさはアテにできません。ちなみに千里眼で見れるのですが、意外と遠くからなので顔が良く見えないので、本当に顔は運です。でないとタマコさんなんか雇いませんよ。
魔法の素質を優先、年齢は小学生-中学生までで、髪の長さ等も選べたりするのですが、止めます。いや、正直に言えばやりたいですよ。ショートヘア好きですし。けれどやっぱりこういうことはしてはいけないと思うんですよ。容姿より能力を考えないといけませんし。

ということで、設定は魔法の素質順に表示。年齢は小学生-中学生。髪の長さはショートで、耳元ちょうどくらいか、それより短いに設定します。身長は120-150で、魔法力は知能優先に設定します。
冗談です。こんなの出るわけないじゃないですか。まあ、だめもとでやりますけど。95以上なら雇ってあげようと思ってます。いや、いるわけないから冗談ですけどね。うん。本当に冗談ですから。

では、検索しますよ。あードキドキする。冗談なのにドキドキする。
カタカタカタッ
あ、映りました。おお!います!いますよ!魔法力97は凄いです!プリクラでは長髪なのが気になりますが、最近切ったのでしょうね。プリクラでは結構美人ですね。高校生くらいの男と映ってるのが気になりますが。
小学6年生、蝶々私立高校初等部、おお、これはタマコさんの中学と一緒ですね。ノーマークでした。名前は望月陽毬(もちづきひまり)ですね。あと身長は142。体重、BWHは非公開、健全で無い神様から守るためのプライバシー保護です。
趣味は座禅、精神統一、和歌、俳句らしいですね。渋いです。さすが頭脳派。ちょっと雇ってきます。

まあ、タマコさんみたいに車で轢かなきゃならないのが辛いところですけどね。さて、千里眼で場所を確認しましょう。あーっと、今はちょうど帰宅中ですね。友達と一緒に歩いています。
トラックに器用に片方だけ轢いてもらいましょう。その後記憶を消せばどうってこと無いですし。さて、後はトラックを待つだけ・・・


なんですが来ませんね、トラック。4tくらいのが欲しかったんですが。あ、丁度工事現場の前を通ってますね。鉄骨かトラックが条件なんで、今回は鉄骨を落とします。
けれど瞬殺しないとあとあと恨まれるので、動けないようにします。神様の道具、カタツムリを踏んだ時のような音がする消耗品です!
これを神様の力で5歩先に設置します。その後神様なので多少のマインドコントロールを使えます。それで歩幅を調節します。
1 2 3 4 5、カシャッ!

踏んだ、固まったぞッ!落ちろ鉄骨!これで会えるぞ・・・!えーっと、ヒマリちゃんッ!やったッ!ロリ短髪ゥ!

     

その頃、軍艦島では──

「さて、覚悟はできたか?ゴミ」」

「もう・・・許してください・・・もう・・・」
弱い。所詮こんなものか。最初の覇気(w)はどこへ行ったんだろう。

「まだ許せない。貴様だけはな。ほら、また歯ちぎってやるよ。だから、な?」
メギャッっという音と共に敵の歯が抜ける。敵の名前はなんだったか。確かヒロトとかそんな感じだ。覚えてない。覚える必要も無い。痛めつけて、殺すから。
「まふぁ・・・やるんふぇふふぁ・・・ひゃめふぇ・・・・」
ウザい。ちゃんと喋れ。これだからカスは嫌いなんだ。どいつもこいつも。

「ほら、ケアヴェルガ(回復魔法)」
回復魔法とは便利だ。まさか他の人に使うのがこれだけ楽しいとは思わなかった。
「ありがとう・・・けど・・・手と足も・・・お願いします・・・タマコさん・・・・」
こいつは馬鹿だ。何度行ってもわからないのか。

「お前さっき言ったこと忘れたの?タ・マ・コ・サ・マ だろ?いい加減覚えろよカス。罰決定な。ホラ、歯だせや。」
楽しい。こんなに楽しいとは思わなかった。人の歯を折るのが。この「ベキッ」という音が心地よく響く。快楽。濡れてきてしまいそうだ。もしくは濡れているかもしれない。
「ふぉふぇんふぁふぁい・・・ふぁんふぇもいうふぉふぉふぃふぃまふ・・・ふぁまふぉふぁま・・・」
何を言ってるのかわからないのが、妙に楽しい。歯が足元に散らばっている。回復魔法で繰り返し折り続けたそれは、いまや本来歯に生えてる本数以上だろう。

「ふゃめふぇ・・・もふ・・・」
何を言ってるのか本当にわからない。こんなゴミ、喋る権利すら与えられない。しかしそろそろ歯を折る作業も飽きた。

───だから、殺す───

「よし、今から、お前を本当に殺す。殴られて死にたいか、焼かれて死にたいか、言え。

「ふゃいふぇふふぁふぁひ・・・ふゃいふぇ!ふゃいふぇ!」
何を言ってるのか解らない。本当に。
「両方?」
「ふゃいふぇ!ふゃいふぇ!」
ふゃいって聴こえるから多分「はい」の意味なんだろう。とんでもない野郎だ。こいつは。だが、それでいい。それでこそクズだ。

まずは殴る。腹から。出来る限り鳩尾を狙う。振りぬけると死んでしまうので、当たった瞬間に止める。これで衝撃波だけが内臓にダメージを与え、臓器は数秒の間働かなくなる。
そして蹴る。下から上へ蹴り上げる。そして、最後の仕上げだ。

「ヴェルガ。」

私の手から出た炎が、敵を包み込み、敵は、風に揺られ、海へと散っていった。数十本の彼の歯と手足を残して。

     

ついに呼んでしまった。ロリ短髪魔法少女(仮)を。神界へ達するには5分くらいかかるからあと二分くらいで来るはずです。ボクっ娘だったら嬉しいんですが。
けれどスポーツは出来ないっ娘らしいからそれは諦めましょう。悔しいですが。知能指数が非常に高かったのが気になりますね。ああ、そろそろ来ますね。気を感じます。ロリ短髪の気が。
期待できるように目を瞑っておきましょう。ああ、瞼が無いんでした。後ろを向いておきましょう。そっちのほうが楽しめます。さっき見た時は帽子を被っていたので見えませんでしたが、髪が全部隠れるところを見ると相当な短髪幼女でしょう。
ああ、気になります。

シュッ っという音と共に、何かの気が大きくなりました。きっと、ロリ短髪が到着したのでしょう。

「ぅん・・・ここ・・・どこ・・・?」
凄い可愛い声が聞こえます。高いロリ声ですね。高得点です。テンションがあがります。

「ここは神界。私は目神です。」

「わたしはヒマリ・・・モチヅキヒマリ・・・わたしはどうしてここへ・・・?」
戸惑ってる声が可愛いです。もう少し妄想で容姿を楽しみにしましょう。ふふふ。

「私がお呼びしました。あなたにお願いしたいことがあります。」

「あ、そうだ、私ヨーコちゃんと一緒に帰ってて・・・どうしたんだっけ。」
聞こえなかったんでしょうか。もう一回言いましょう。

「私がお呼びしました。あなたにお願いしたいことがあります。」

「ああ、カタツムリっぽいの踏んだんだった。その後から覚えてない・・・何で・・・?」
またですか。耳が悪いんでしょうか。

「私がお呼びしました。あなたにお願いしたいことがあります。」

「あー、そういえば鉄骨が落ちてきて・・・どうしたんだっけ。」

「私がお呼びしました。あなたにお願いしたいことがあります。」

「あー、死んだんだった。あたし、死んだんだった。」

「私がお呼びしました。あなたにお願いしたいことがあります。」

「死んだからこんな夢みるんだねー。びっくりだねー。」

「私がお呼びしました。あなたにお願いしたいことがあります。」

「てめーさっきからうっせーんだよ!!死んでから呼んでも意味ねーだろうが片足野郎!!!!!」
!? 怒鳴られた・・・。
「あなたは死んではいません。私が呼んだだけです。」
「呼んだっつってもだから死んでからじゃおせーんだよカス!片腕!死ね!お前も死ね!」
もしかしてこの娘はあれなんでしょうか。なんでしょう、ショックで的確な言葉が思い浮かびません。

「落ち着いてください。あなたは死んではいません。」
「だから死んでるっつーの!鉄骨で潰れたんだよ!何でそんなこともわかんねーんだよ!」
やはりこの娘はアレですね。あの、最近多い、なんというか。話の聞けない娘なんでしょうね。

「死んでないです。後でまた戻れるので待ってください。話だけでも・・・」

「ああ、そこまで言うのなら信じるわ。百歩譲って。で、お願いって何?」
ああ、この娘を魔法少女にして大丈夫なんでしょうか・・・そういえばまだ容姿を見ていません。そろそろ振り返りましょう。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

振り返ると、小柄な女の子が立っています。なんら変哲も無い感じなんですが、ただ、髪の毛が無いですね。ショートというか無毛です。
どうして・・・?

「キモッ」

・・・

言われてしまいました。そりゃあ目こんな容姿ならキモいですけど。何ででしょう。涙が出てきました。

「で、お話って何ですか片目野郎。」
片目野郎とは酷いです。ハゲ野郎のくせに・・・私もですけど。

「それはでずね・・・グスッ・・・あなだに・・・グスッ・・・まほうじょうじょに・・・なってほじくて・・・」
泣けてきて話せない。

「魔法少女?面白そうですね。片側欠損野郎。」
なんだろう。毒舌というか何なんだろうこの娘。だんだんおとなしくなってきたけど。

「では、とりあえず今から精神統一してください・・・。そして思い浮かんだ言葉を叫んでみてください・・・。」

「わかりました半身野郎さん。邪魔だから声をかけないでくださいね。本当に。」
もうやだ・・・なんか冷たいし・・・Sなの・・・?この人Sなの・・・?

「思いついたわ!からかさ野郎!」
もうやだ・・・

「違います。カタカナっぽいので出てくると思いますよ・・・」

「あ。来た。」
おっ

「ナルガス(Nalgas)!!!」
その言葉と同時に、水がとてつもない勢いで彼女の手から噴出し、私の体に当たり、私は数十メートル先へと吹き飛ばされていった・・・。

     


       

表紙

サーモンマン 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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Neetsha