Neetel Inside 文芸新都
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ひらめきの世界
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 今、俺はオンナの部屋に上がりこんでいる。
 「良平くんってさー、芸能人の・・・」
 オンナがペチャクチャ話しているので、適当に相槌を打つ。俺はそれよりも、オンナのコーラを飲む量が気になって仕方がないのだ。
 「よく飲むね…。1時間に1Lぐらい飲んでるんじゃない?」
 よく気づいてくれましたと言わんばかりに
 「そうなの。この前テレビで、1時間に1Lコーラを飲むと痩せるって言ってたんだ。」
 「へー、そうなんだ。」
 ホントに、最近の若者、には限らないな。世間の大部分の人々はすぐに何でも信じこむ。
 しばらくくだらない話を続けたが、ようやくオンナは本題を口にした。
 「良平くんって好きな人いるの?」
 「そうだね、いるよ」
 「ねえ、誰なの?」
 回りくどい言い方だ。
 「君だよ。ずっと君が好きだったんだ。」
 「ウソ!?嬉しい!マミも、良平くんのこと好きだった!」
 抱きしめてしばらく様子を見た。オンナは「幸せ…」と言っている。
 そのまま押し倒した。キスをし、胸を触り、徐々に徐々に衣服を剥いでいく。前戯をし、ポケットに入れておいた避妊具をつけ、挿入する。腰を振る。出す。
 オンナは幸せそうに
 「大好き。」
 と言った。俺も
 「大好きだよ。」
 と言った。

       

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