Neetel Inside ニートノベル
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髪型失敗した
二話【死にたい】

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今日は入学式

死にたい

理由は先日行った床屋のせいだ

俺は大学デビューという大事な日に髪型を超絶に失敗してしまった

どのように失敗したかというと一言ではとても表せない

なんちゃってポルナレフみたいな髪型になった(ぐぐってみよう!)

しかも硬い、地毛とは思えないほど硬い

水をはじく

しかももみあげがもっとヒドイ

とがっている

鋭くとがっている

触ってみた

血が出た

死にたい

しかし、今日は入学式

行かねばならない

しかしこんな頭では笑いものだ

どうしようか

     

入学式本番

俺は無心で出席した

でももう限界だ

すごい笑われている

やっぱり頭頂部にカモフラージュとして帽子をちょこんと乗せたのがまずかったのか

ちびまる子ちゃんの永沢くんみたいになった

帽子をかぶっていても怒られない

先生方も超笑っている、泣くほど笑っている

睨んだ

先生は吹きだした

畜生

覚えていろよ!床屋ぁ!

しかしこの場はもうやけくそだ

笑わせに笑わせてやる

とりあえずチラチラ見てくる輩を直視してみた

吹きだした

むせた

楽しくなってきた

そうかギャグとして対処すればこの状況を打開できる

もうはずかしくねぇぜ!!

…帰りたい

     

式が終わり、教室に向かった

俺の席は一番後ろだ

窓辺の一番後ろというラノベ席だ

これで少しは注目が削がれると思ったがチラッチラ見られている

説明をしている先生も笑いそうだ

なんだこの状況は

今までこんなに注目を浴びたことがあっただろうか

もしかしたら嬉しい事なのでは?

ならばやってやろうじゃねぇか…

自己紹介が始まった

俺の番が来た

「杉田 ノリ男、趣味はキン消し集め、日課はそうですね…歯みがきです」

教室に笑いが広がった

もう髪型で笑ってるようなもんだが

「その髪型はなんですかwww」

ついに聞かれた

「オシャレです」

また笑いが広がった

よしこれで俺の方向性が決まった

この髪型を武器にする、皆が飽きはじめたら直せばいい

完璧だっ

その時

一人の少女が俺のもとに来た

俺はさらにおどけてみせた

「どうしました?触りますか?」

笑いがおきるよりも早く、俺は

       

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