Neetel Inside 文芸新都
表紙

アサシーノス
Boy become Man

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僕は彼女に襲い掛かった 
彼女の耳を舐め、胸を舐め、首を舐めながら
彼女を一糸まとわぬ姿にした 裸になった僕らはそのまま繋がった

「・・・・・・ぅぁあっ!」

「いたく・・・・・・ない?」

「ぅん・・・っ・・・ 平気っ・・・・ 
 こういうの・・・・慣れてるから・・・・・・」

「それじゃあ・・・・・・レクチャーお願いします・・・・・・先生」

「レクチャーって・・・・? お兄さん・・・・・・初めてなのっ?」

「・・・・・・うん」

「・・・・いいの? お兄さんの初めて・・・・・・貰っていいの?
わたし・・・・・処女じゃ・・・・・ないのに」

「すんごく興奮した こりゃ当たりだよ」

「・・・ありがと・・・・・・」

「・・・・・・どう動いたらいい?」

「早く・・・・・・わたしを刺してっ・・・・!おねがい・・・・・・っ!」

僕は彼女の膣を深々と刺した 
それこそ、彼女の中の肉が抉れそうになるぐらい

「んぁっ・・・・・・あぁっ・・・!!」

彼女を犯して壊してやろうなんていう気持ちなんて無かった
彼女の息遣い、髪の毛、顔、匂い
その全部が僕の理性を吹き飛ばしたせいで
つい力が入ってしまった

「あぁんっ・・ぁ・・・・・・ああぁあああっっ!!!」

僕に刺された彼女は、鳥肌を覚えるほどの甘く可愛い大声で喘いだ
こんなものを3日間も聞いていたら確実に廃人になりそうだった

「ぁっ! あぁっ! あぁんっ! んぁっ!あぁんっ!!」

彼女の声は次第に大きくなっていった

「ぅ・・・・・・いきそ・・・っ!!」

ただでさえ、甘い喘ぎ声を連続で聞かされ、
おまけに彼女の膣による二重の気持ちよさのせいで
僕は今にも昇天寸前だった
射精の寸前までもう少し 僕はその快楽を求め、彼女の膣の肉壁に
グリグリとペニスをねじ込んでいった
そして、肉壁に根元がキュッと締め付けられたその瞬間

「うっ!!!!!」

僕は彼女の中で、"男"になった

「はぁ~~~っ・・・・・・はぁ~~~~~っっ・・・!」

滝のように俺の精液が彼女の中へと流れて行く

「あぁ……っ!!」

それを受け止めてか、彼女の身体が硬直する
彼女の顔は真っ赤に染まり、快楽のあまりに昇天したかのような顔をしていた
俺たちはその快楽に身を委ね、暫く硬直していた
最初にその硬直が抜けたのは彼女だった

「はぁっ……はぁっ………ぁっ…
 おめでとう……これでお兄さんも・・・・・・立派な男だね」

彼女はそういいながら、胸の中にうずくまる俺の頭を優しく撫でた
例えようのない絶頂感の中を漂いながら、
俺は彼女を抱きかかえ、己が精液をドクドクと彼女の膣へと流し込んでいた

「ぁんっ……ぁ」

自分の方へと流れていく精液に、感じているかのような
口ぶりで彼女が質問をしてくる

「そんなに美味しかったの? わたしの身体?」

流れ出す精液を受け止める度、彼女はいやらしく鳴きながら、
まるで自分の作った料理の感想でも聞くかのように俺に尋ねた

「……すっごく」

「私も・・・・・・美味しかったよ・・・・・・お兄さんの身体・・・・・・」

そう言って彼女は僕を再び、強く抱きしめた

「初めてだなんて・・・・・・信じられない」

「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・初めてだった」

「天性の才能だね・・・・・・」

彼女の返答のあまりのいやらしさに俺は身震いした
そのいやらしさは下品という意味ではなく、甘く可愛いという意味に近かった
彼女の言葉一つ一つは俺の心を甘く包み込み、心を突き刺してはかき回した
それが心地よくて、全身が震えるほどの快感が俺の背骨を駆け巡った

「はぁっ…!はぁっ……!」

寒気に近いような快感が駆け巡るたび、
俺の精液は発射と収縮を繰り返し痙攣していた

「うふふ……どんどん出てくるね……
 ホント けだものなんだから お兄さんって」

彼女はそうやって俺の本能を逆撫でして
からかうような言葉を投げかけてきた

「ぅ……ぅうっ!!」

逆撫でされる度に、同じ快感が俺の背骨を駆け巡り、
彼女の中へと俺が流れ込んでいく……

「初めてなんだから・・・・・
 好きなだけ出して お兄さん」

「……ダンテ」

「?」

とっさに俺は自分の名前を口にしていた
きっと彼女に名前を呼んで欲しかったのだと思う
俺をここまでの天国を与えてくれた彼女に
その甘い声で、呼んで欲しかったんだ 
俺の名前を

「俺の名前はダンテ……」

彼女は俺の名前を聞いたとたん、
彼女はどこか安堵したように自分の名前を口にしてくれた

「わたし ベアトリス……」

今思えば、そのベアトリスの甘い声が俺を
ケダモノへと駆り立ててしまったのかもしれない

「さっき……出していいって言ってくれたよね……
 もう好きなだけ……出すから」

「えっ!?ちょっ……!」

その直後からの記憶がプツリと切れていて
今となっては思い出せないのだが 
気がつくと俺たちは立ちバックの姿勢になっていた

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!!」

俺はベアトリスの両腕を掴んでひっぱりながら、
何度も何度も膣を突き刺していた

「うぁっ! ぁっ! んぁっ!」

悶える彼女の喘ぎ声があまりにも可愛すぎてたまらず、
気がつけば俺は更に腰を激しく振り、彼女をひたすら犯していた

「ダン……テっ……んぁっ! もう…ぁっ…! あぁあっ!
 や…やす……あぁっ!……やすませっ……あぁっ!……やすませてっ!」

息を切らしながら懇願する彼女の必死な声が耳に入ってくるが、
俺は聞く耳を持とうとしなかった
もうこの悶える彼女の声があまりにも可愛すぎて、
もっともっと彼女が可愛く悶えるところを見てみたくなったのだ


苦しい言い訳だ


征服欲とか独占欲が全く無かったなんて言うと嘘になる

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」

この欲望だけは自分自身でも、もはや止めようがなかった
そして、その欲望は臨界点を迎え、弾けとんだ

「んうっ!」

彼女の中で精液が弾け飛ぶ
本能的に俺は彼女の両腕をぐいっと後ろへと引っ張り上げていた

「あぁぁあああ……っ!!」

彼女の喘ぎ声が響く中、俺は襲い来る快楽にまた全身を震わせていた
俺と彼女を繋ぐ場所から、もう入りきらなくなった精液が
ボタボタと零れ落ちていた
既に床には精液と愛液の入り混じった液体が零れ落ち、
まるでボンドをぶちまけたかのように真っ白になっていた

「はぁっ…!はぁっ…!はぁっ…!はぁっ…!」

静寂の中、俺の耳にはベアトリスの吐息だけが聞こえていた
最後の一滴が 彼女の中に流れるのを感じ取った瞬間、
俺の精液と彼女の体力は完全に枯れ果てた
そして、俺たちは疲れきった様にそのまま両膝をついた
オレたちの両膝はボンドをぶちまけたかのような
真っ白な海へと沈んだ

「はぁっ…ふっ……はぁっ…ふぅうっ…」

ベアトリスを背中越しに抱きしめながら、
俺は彼女の左の耳元に顔を摺り寄せていた

「ダ……ンテ」

息を切らしながらも俺の名前を呼ぶベアトリスの愛らしい声が耳に入ってくる
その声が心に響くたび、俺はまるで優しい女神に抱かれているような気持ちになる

「ベアト……リス」

それから、安らぎの絶頂を迎えた
俺の意識はそのまま闇へと沈んでいったのだった

遠くから鳥や犬の鳴く声、そして何かがジュ~っと焼ける音が聞こえる
目蓋を開けた先には、台所でベアトリスが裸にエプロンとパンツを羽織り、
楽しそうに料理をしている後ろ姿があった
無言で、鉛のように重い身体を起こし彼女のもとへと
俺は歩いていった

「あー、ダンテー!おはよー!
 あ、朝ご飯できたから座って」

ベアトリスは振り返り、焼いたばかりのハムエッグの乗った皿を両手に
一つずつ机の上へと乗せた

「大丈夫?」

身体が石のように重く、机の上に肘をのせて座ったせいだろうか
椅子に座りながら、ベアトリスが心配そうにたずねてきた

「…なんか身体が重くて…」

俺は傍にあったコーヒーを飲みながら、答えた

「そりゃそうだよー……
 5時間ぶっ続けでHしてたんだから」

「ご!?」

俺は口にふくんだコーヒーをコップの中に
吐き出してしまった

「5時間ずーっと 流石に私も(気持ちよすぎて)
 休ませてって言ったんだけど、それでもハメてきてさぁ~ 
 ホント 元気過ぎるよ~! あれ見てよ~」

そこにあったのは新聞紙の上に山積みになった
ティッシュの山であった

「ダンテさぁ~  20回も射精したんだよ~
 もう ここから溢れて溢れて……」



20回も射精する等、もはや正気の沙汰ではなかった
そう考えると、自分の絶倫振りに戦慄を覚える
と同時に彼に襲い掛かったのは罪悪感であった

この子の身体のことなど考えず、ただ自分の本能のまま
醜いケダモノのように こんな可愛い子を犯して 陵辱して レイプしてしまったのか
そう考えてると顔が鉛のように重くなり、俺は肘をつき、
そのまま頭を垂れてしまった

「よっぽど溜まってたんだよね……」

「……………」

俺の反吐が出るほどの溢れる性欲もちゃんと見抜かれてる
そう考えると 恥ずかしくて恥ずかしくて心臓が沸騰しそうだった
しかも、それを責める様子が彼女に一切無い
顔を見て、声を聞けばそれが分かる

散々 性欲のはけ口にされたっていうのに こんなに優しくされると
この罪悪感を何処へ持っていけばいいのか分からなくなる


彼女が俺の頭を優しく撫でた
その瞬間、俺の心に広がったのは温もりだった
何故だろうか? 自分と同じ人間の肌だというのに
なんだか柔らかくて気持ちよくて まるで羽毛にふんわりと包んでもらってるような温もりだった

気がつくと、俺の目からは涙があふれ出していた
涙が出た瞬間にふいと力が抜け、俺はそのまま俯いた

「……ごめん 俺……そんなヒドイこと……君に…………ごめん」

同時に口に出たのは謝罪の言葉だった
彼女の温もりに野蛮な行為で答えてしまったことへの罪悪感だったのか
それとも、野蛮な行為に温もりで答えられたことへの驚きだったのか
今となっては知る由も無い

「え? え!? ちょっ……!!
 だっ……大丈夫だって!! 私 何にも怒ってないよ!」

「……自分でも……止められなくて……」

彼女は罪悪感で押しつぶされそうになっていた
俺の頭を更に優しく撫でてくれた

「うんうん! 分かってる!
 私のこと こんなに愛してくれたんだね……嬉しいよ
 女としてすっごく自信ついたから! だから、もう泣かないで!」

彼女に撫でられる度、俺の目からは次から次へと涙が溢れ出した
見ると何だか余計に嬉しいような悲しいような申し訳ないような
そんなワケの分からない気持ちになって、俺はひたすらボロボロと泣いてしまった

「あー、もう泣かないでってばー!」

そう言いながら、僕の頭を撫でる彼女の優しさに更に涙が溢れた

「ごめん……撫でてくれたから………余計に涙が……」

「あー……どーしよ……撫でない方がいいのかな?」

「……いや、撫でてて欲しい」

「あー 泣いたらすっきりするもんね!
 よーし よーし どんどん泣けー!」

そうやって 俺をあやしてくれるベアトリスの優しさが
何だか可笑しくなって何故か俺は笑ってしまった

「……あははっ!」

涙を拭いながらも俺はベアトリスを見つめていた

「あー もー 何よー!
 泣いたり笑ったり忙しいねー!ホントに!」

そう言いながらも、
俺を笑顔で見つめる彼女の顔は本当に心地よくて
この胸一杯に温もりがどんどんと溢れてくる

「こんなに嬉しいの……初めてだからかな」

「嬉しいこと言ってくれるじゃん」

そういいながら俺を撫でてくれる彼女の顔がますます可愛くて、
たまらず俺は彼女を抱きしめていた 

「……ダンテ?」

その途端、俺はある言葉を言わなければならない
そんな使命感に駆り立てられた
たとえ、それが最悪の結果を招くことになろうとも

決意が固まると同時に、俺はベアトリスの顔を真正面から見つめ、言った


「ベアトリス……
 こ……こんな俺だけど……どうか……これからも………
 お……俺と!!  付き合ってくれ!!」

告白だった
人生で最初の告白だった
こんなに胸が燃えるほど苦しみながら言葉を紡いだのは初めてだった
だけど、口にするには恐ろしくて そのあまり、
胸の中につっかえが出来たかのように
言葉が途切れ途切れになった

その言葉を聴き、彼女は驚いたような様子で
僕を真剣なまなざしで見つめた

「……ダンテ」

彼女が俺の名前を呼ぶ声の調子が俺の頭に不安をよぎらせた 
もしかして 俺とはこれっきりの付き合いだとかそういうことを言い出すんじゃないかと
言わなきゃよかったかも でも、言わなきゃ言わなかったで後悔してたと思うし
それもそれで嫌だったから何だか言ってすっきりしたような
あーでも、断られたら断られたで嫌だなあ
矛盾だらけで支離滅裂な感情が頭の中でごちゃごちゃになり、
揺らぎそうになりながらも、俺は彼女を真剣にただまっすぐに見つめた

そして、
彼女はどこか悔しそうで照れるのを抑えるような感じの表情になった

「あぁ~~……ズルイよ ダンテ
 元々誘ったのこっちなのに 
 先に言われちゃったよ~~」

そして、照れ隠しをするようにベアトリスは
ダンテの胸へと抱きついた

「こんな私だけど これからもヨロシクね」

ダンテはそのままベアトリスを抱きしめ、その唇を奪った










       

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Neetsha